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写真撮影技術、夕焼け編

 今年の夕焼け大賞、「富士の夕焼け」を撮影した手順について説明しようと思う。これから夕焼けの撮影をしようと思っている方に少しでも参考になればよいが、と思っている。

 撮影場所に選んだのは山中湖の平野から三国峠に向かって走る道の途中にあるパノラマ台。

 ここは山中湖越しに富士山を撮影することが出来る絶好のポイント。撮影時もこのように大勢のカメラマンが三脚を構えていた。少し早く出かけると良い撮影ポイントに陣取ることが出来る。

パノラマ台



 5時5分、日没まであと1時間。太陽の位置はまだ富士山より高い。雰囲気のある写真ではあるが、夕焼けが目的。構図として山中湖とススキをいれたいなどという場合は、撮影ポイントを微妙に調整する必要がある。

パノラマ台


 5時25分、太陽の位置は富士山よりだいぶ下がったが夕焼けの気配は無い。今日は駄目かとあきらめムードが広がる。

パノラマ台からの富士

 5時40分、太陽はほぼ山並みに沈んでしまった。

パノラマ台からの富士



 残念ながらこの日の夕焼けはあきらめて下山を始めた。下山途中、何台か地元の車が上ってくるのとすれ違う。今頃来ても今日は駄目ですよ、と教えてやりたかったが余計なお世話というものだろう。

 小作でほうとうでも食べて帰ろうとのんびり走っていたら、急に空が真っ赤に染まった。あわてて道端に車を止め、撮影。構図も何もあったものではない。


パノラマ台からの富士


 5時40分の写真から10分後にこんなに夕焼けするとは想像もつかなかった。夕焼けの撮影は一番星が見えるまであきらめないこと。「短気は損気」、これが今回得た大切な教訓であった。



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