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フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展

 試験勉強もぎりぎりにならないと身が入らなかったし、社会人になってからも納期が迫ってこないとぜんぜんやる気が起こらなかった。それでも最終的には辻褄を合わせてしまっていたので、そんな生活態度が身についてしまった。

 国立新美術館のフェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展を見に行った。9月からやっている展示なのだが来週までと言うことで重い腰を上げたわけだ。例によって金曜日の夜なのだが今回は大変な混雑である。

 目的はフェルメールだったのだが、オランダの風俗画が多数展示されていてこれらも面白い。日本で言うと関が原の戦いの頃のオランダの庶民の生活を見ることができるのだが、宗教の匂いが無いので素直に楽しめる。

 風俗画なので人物が主題で、その表情や衣服に興味がいくが、その他に前景や背景に描かれた静物の質感の表現力に驚かさせられる。石のレリーフや兎や鳥、籠や金属の鍋のテクスチャーが見事に描き分けられている。

 さてフェルメールの「牛乳を注ぐ女」だ。会場の一区画が専用の展示スペースになっているのだがすごい人だかりだ。3列に並んでのろのろと進むのだが15分並んで、見るのは30秒。それでも世界に30数点しかないと言うフェルメールを見る事ができたのでよしとする。
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」

 残念ながら今週末までであるがお勧めの展示会である。本当は9月ごろに行って紹介できればよかったのだが最近とみに腰が重くなっている。もっとフットワークを軽くしないと精神までメタボリックになってしまいそうだ。



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