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東北旅行、鬼首

 栗駒山は朝から霧が濃い。それでも朝6時に露天風呂に入っていると少しずつ青空が見え始め、たくさんの燕が舞いはじめた。湯上りに山荘の周りを散歩するのだが涼しくて気持ちが良い。

 7時半には朝食を摂り、9時過ぎにはチェックアウトした。昔なら考えられない早い時間だが、最近は目が覚めるのがだんだん早くなっているのでこうなってしまう。もっとも山荘に泊っている山女、山男達はとっくに出発しているのだが。

栗駒山荘 朝食 栗駒山荘 朝食


 山荘を出ると小安峡方面に走り、国道398に入ってから花山峠経由で鳴子に向かう。途中で「栗駒神水」という水場がある。ここでもペットボトルにたくさん汲んだが、昨日の「ぶなの恵み」はまろやかなのにこの水はかたい。この「栗駒神水」は焼酎米蔵や地酒湯上り美人に使われていると言うことらしい。こういうかたい水のほうが酒を造るのには良いのか、軽トラックに山のように積んだポリタンクに汲んでいる人がいた。

栗駒神水

 花山峠を越したところで、鬼首に抜ける林道があった。地図にも載っている県道248だが狭いダートである。全長44キロと書いてあるし、軽自動車ともすれ違えないような道だが、車が通った痕があるから大丈夫だろうと恐る恐る入っていった。実際はダート区間は10kmもなく、県道249に入る手前で立派な舗装2車線になった。しかしGPSも受信しないちょっとどきどきの30分だった。

冷静に見ると普通車なら十分すれ違えそう

 少し走ると鬼首へ抜ける道がある。このあたりは地熱が非常に高い地域であることから地獄と呼ばれる場所がたくさんあり、そのうち片山地獄には鬼首地熱発電所がある。ここには小さな展示館があって、地熱発電の説明がある。それによると日本の総地熱発電量は300MWで同じ火山国イタリアの半分、フィリッピンの三分の一らしい。もっとも柏崎刈羽原子力発電所一号機だけで1100MWの発電能力があるから原発の能力は非常に高いということか。

鬼首地熱発電所

 ここでトイレを借りて、少し走ると国道108羽後街道にでた。ここからすぐのところに間欠泉があるのでのぞいてくる。十分おきくらいに吹き上げるのだが、いきなり音も無く吹き上げ始める。

間欠泉

 このあたりまで山を下ってくると暑さも戻ってくる。売店でかき氷を食べて元気を補充した。


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