熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ちょっとピンぼけ

2011年12月04日 | Weblog
ロバート・キャパについて語ろうというのではない。クビになって時間が空き、その時間で少しでも生活の足しになるようなことを考えないといけないので、とりあえずエキストラの登録をしてきた。

もちろん就職活動はしなければならないのだが、毎日会社訪問の予定など入るわけもないだろう。せっかくの機会なので、今までの自分なら考えもしなかったようなことを、ひとつでもふたつでも経験してみようと思うのである。それで、たまたま見つけたアルバイトの案内に「エキストラ」というものがあったので応募してみた。すると先方から電話が入り、説明会に出席するようにとのことだった。日に何回かの説明会が開催されており、私が出席した回には私を含め3人の応募者がいた。果たして私にお呼びがかかるのかどうかわからないが、これも縁なので、そこから何かが生まれるかもしれないし、何事もないかもしれない。

クビになった後の最初の就職関連活動がエキストラの登録というのは、ちょっとピントがぼけているかもしれない。しかし、写真ならば、ぼけているほうが面白い作品に仕上がることだってある。人生にだって、そういうことがあるかもしれないではないか。

天気がよかったので、登録の後、新宿御苑へ行ってみた。イチョウは見事に色づいていたが、カエデは木によってまちまちだった。持参したライカを取り出し、いろいろにシャッターを切ってみる。まだ数えるほどの回数しか使っていないので、今回はISOをオートにして、ピントだけをマニュアルにしてみる。風景ならなんとかなるが、接写となると心もとない。試しに、リコーGRのほうでマクロを入れて草花の接写をしてみたが、こちらは慣れている所為もあり、撮りたいように撮ることができる。ライカのほうはもっと練習を重ねないといけない。

午前中、東村山の木工教室を訪れ、先生に事情を話して状況が落ち着くまで無期限でお休みさせて頂くことにした。ちょうど、工房の上の階で手作り品の市が開催中だった。今はこのような趣味で制作された雑貨類を販売する企画が至る所で行われている。品質とかコストパフォーマンスという点では、手作り品というのは平均的には市販品にはかなわないのだが、それでも広がりを見せているのは、モノが機能だけで完結するわけではないということの証左だろう。おそらく、統計を取れば、市販品を選好する人の方が圧倒的に多いはずだ。しかし、手作り品を愛用する層があるのも確かだ。それは、モノの背後にある作り手との交流を求める気持ちのある人がそこそこに存在するという所為ではなかろうか。尤も、今日の手工芸品市では何も買わなかった。

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