熊本熊的日常

日常生活についての雑記

リーチ日本絵日記 備忘録

2012年07月30日 | Weblog

自意識過剰の努力が目的の達成を妨げているのだ。(30頁)

歴史的に見れば、工藝というものは、ひとえに普通の暮しの中で健やかさと美しさをゆっくりと開花させて行くものだからである。(33頁)

工藝は誰でも過多より過少を良しとする。(58頁)

真の平和? それは何をもたらすのだろうか。(136頁)

伝統的な手仕事のもつ秘密の一つは、精神的にも肉体的にもむだな労力を払わないということである。(142頁)

明晰で落ち着いた概念的な思考が、同じように明瞭に表現された行動へと自然に移行して行く。(148頁)

材料、形、模様の素裸な気取らない自由な処理。これら朝鮮の焼物は野の花のように育って行く。その素朴な抽象化と形式化は、まったく別個の生活態度から生まれ、私たちの自意識や計算に完全に対峙するものだ。(229頁)

バーナード・リーチ日本絵日記 (講談社学術文庫)
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講談社

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