熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ささやかな日々

2010年02月23日 | Weblog
器が3つ素焼きからあがってきた。棚に並んでいたそれらを見て、最初は恰好が良いなと感心しながら通り過ぎた。そろそろ素焼きがあがるはずなので、焼きあがったものが並んでいる棚をひとつひとつ見ていたら、その前を通り過ぎてしまったものが自分が作ったものだったことがわかり、ちょっと嬉しい気分になった。

今日はその素焼きに施釉をする。教室にある釉薬のなかで使ったことがないものがいくつもあるので、当面はそれらをひとつひとつ試してみるつもりでいる。今回は3つのうち2つにマンガンルリをかけて還元焼成、残り1つは鉄赤で還元焼成、ということにした。

陶芸の後、ハンズに寄って木工に使う板材を買う。先週、先生と相談し、ハンズの在庫にある集成材の板材はどれも可ということだったので、見た目とか店頭に並んでいるサイズなどから赤松の集成材を使うことにした。一枚板を使ってそこそこのサイズのものを作るというのは、今やかなり贅沢なことになってしまった。尤も、集成材は反りなどの変形が出にくいので、工作材としてはちょうどよい。

初めて使う釉薬とか、初めて使う木材とか、ささやかなことではあるが、日々の生活のなかで意識的に初めてのことをしてみるというのは、なんとなく胸躍る気分がするものである