よのなかのしくみ 2006年04月05日 | Weblog 「ホテル・ルワンダ」を観た。世の中の仕組みについて再認識させられた。「シンドラーズ・リスト」との対比で語る評を目にするが、自分としては「ノーマンズ・ランド」を連想した。ジャーナリズムの欺瞞と無力、”humanism”というものの偽善、欲望の悲劇的な強さ、そんなものが人間社会の原動力であるような気がする。いつ崩れ落ちても不思議ではない世界が、草の根に息づく僅かばかりの良心と知性でかろうじて支えられている。そんな構図が頭に浮かんだ。