くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

日本語の文法

2012年01月24日 | Weblog
■ぼらんてぃあ日本語のクラスは日本語文法のクラスではないので文法は自力でやるしかないなと思って、今年は元旦から文法の本を読み出した。思いがけないことがいろいろあって面白いなと感じている。

まず、日本語の文法は我々が学校でならったいわゆる学校文法とちがう、外国人に日本語を教えるための日本語教育文法が別にあるということ。そして、日本語教育文法の核心部分、動詞の活用類型であるu動詞、ru動詞は外国人の発案であること。
僕(僕達)が勝手に信じ込んでいた形容詞は名詞を修飾し副詞は動詞を修飾するという文法は英語をはじめとする外国語の文法であり、日本語の文法には使えないことを知った。

世界の言語はSVO型とSOV型に別れていて英語のように主語の直後に動詞が来るタイプとちがい、日本語では動詞が最後に来る。だから結論が最後まで聞かないとわからない言語だ。日本文法では体言、用言という言葉を使う。用言とは活用する独立語で動詞や形容詞のことだ。

「てにをは」などの多様な「助詞」が日本語を特徴づけているが、これは英語の「前置詞」に相当するとされている。これは助詞の場合は「後置詞」になると考えると分りやすい。常に名詞(体言)の後に来て必ず体言・助詞・用言の順になって体言と用言をつなげる役割をもつ。

英語の「仮定法」はスペイン語では「接続法」というし、スペイン語では「過去未来」などわけのわからんものがある。文法用語は各国バラバラだ(考えると至極当然のことなんだが、、、)。

日本文法では「アスペクト」とか「モダリティ」という外来語(だと思う)を使う。これは日本的伝統的ではない概念が使われているという証拠ではないだろうか?つまり文法が変化しているということ??

学校文法は日本人として使うべき正確な文法。これは古文の文法からの変化を理解する必要がある。対する日本語教育は外国人が言語をマスターするための文法(これが本来の意味の文法だと思う)が最近必要になってきた(グローバル化)事情があると思われる。 

言葉は異文化を押し付ける同化政策に使われた時代から文化を共有するグローバル化の時代に確実に移行している、、、。


コメント
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