「クリスマスの後の一日、美術館にて」

2016年12月28日 | ドイツの暮らし

クリスマスの後、久し振りにデユッセルドルフの街に出て、美術館に
足を運びました。
西洋の絵画史を中世から今日まで、「カーテンの背後、隠蔽と
露出の間で」をテーマとして振り返る特別展示会でした。

僕はこの美術館の中央の吹抜け、天井まで一気に立ち上がる
大胆な空間構成がとても素敵だと思いました。

そして、人生を一芸にかけた様々な画家達が何百年に渡って遺した作品を
見ながら、そこに現れた人間の達成の素晴らしさと同時に、
全ての生の儚さを、まさにその両方を目の前にした気持ちです。

この世の儚さと素晴らしさをもっと大切にしよう。
一回限りの人生なのだから。
今日の午後は、一人で村のプールに行っていた時から家族と美術館の中に
いる時まで、ずっとそんなことをはっきりと感じ取れる貴重な時間でした。

それで、こんなこともあらためてメモしておきました。

毎日、人生の旅に出るように生きよう。

毎日が心平らかに充足していること。その日一日の時間に満足して
いること。その日にしたことが自分の心にそったことであること。
そして、好きなことを、自分の心に大切なことを続けていくこと。
何かを達成できるかは実に相対的なこと、その目的も、内容も、
質的レベルも、歴史の無常の中で全て相対的なこと。


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