チンゲンサイが育っている。これは12月にタネをまいた。もちろんそのままでは芽も出てこないから、ビニールをトンネル掛けして保温している。簡単な温室だ。葉物といえば春まきと秋まきが一般的だが、資材を使うと厳寒時でも葉っぱ物ができる。しかし、「温室もの」は色がぼんやりして、形はしゃきっとしたところがない。チンゲンサイならやはり9月下旬にタネをまいたものにかなわない。たまにこうしてビニールトンネル栽培してみるのだが、家庭菜園では旬のものを育てるのが一番で、無理して資材を総動員して育てることはないと思う。
いま寒さをふせぐために寒冷紗、不織布、ビニールが大活躍だ。これら3種はトンネル支柱を立て、その上からすっぽりと野菜を覆っている。とくに保温がいいのがビニールだが、これは風を通さないので使用には注意が必要になる。急に気温が高くなったときなどトンネル内の気温が異常に高くなり全滅してしまうことあるからだ。そのためビニールをトンネル掛けして使うのは厳寒時の限られた目的だけである。たいがいはほかの2種で間に合わせている。
いまビニールをトンネル掛けして育てているのはネギで、これは昨年の晩秋から初秋にまいたもの。遅くまいただけに成長を促進するためトンネル掛けしている。わが家のネギはいずれも冬どりで、タネをまいてから収穫まで一年以上かかる。これから2月と3月の春まきもできるが、これは秋から初秋にタネをまいたものがおもわしくない時にかぎってやっている。今年はネギの苗づくりが順調なので春まきは必要がないとみている。
風邪の具合もだいぶ良くなった。きのうは久しぶりに収穫だ。ダイコン、九条太ネギ、下仁田ネギ、カブ、ホウレンソウ。下仁田ネギがうまい!