ゴーヤーが8月18日に初収穫できた。昨年に比べて1カ月ほど遅い。ゴーヤーといえば暑いさなかのもの。それがまもなく夏の終わりだというころに取れはじめた。
夏の果菜類が一斉に収穫できてとても食べきれなくなる。それがわかっているから、せめてゴーヤーだけでもと意図して植えつけを遅らせた。しかし、この措置は、この先次第に気温が下がっていくから、いつもより収穫期間が短くなるだろう。やはりいつものようにもっと早めに植え付けるべきであったか。
苗はいつも1株だけを買って植える。これまでの経験から家庭菜園では一株で食べきれないほど取れる。ゴーヤーは最初のうちはまめに収穫するのだが、そのうちに飽きて放ったらかしにしてしまい、黄色く熟したゴーヤーが目立つようになる。わが家もそうだ。それだけに1株あれば十分なのである。
もう何年前になるのか。省エネになるというので、庭でゴーヤーのプランター栽培が流行った。軒下に置いて2階に届くまでツルを誘引し、繁茂する葉で強い日差しをカットする。いまでもたまにその光景を見るのだが、めっきり少なくなった。
たしかにその生命力は大したもので、どんどんツルを伸ばしていく。菜園ではネットを張ってツルを誘引しているのだが、たった一株でもネットの全面を覆ってしまうほどだ。
初収穫からこの数日間はゴーヤーばかりを食べ続けている。やっぱりというかやや飽きてきた。これから先、持て余さないためにもレシピをさがさないといけない。
チャンプルーをつくったばかりだから、こんかい作ったのはNHK「きょうの料理」7月末放送のゴーヤーのチンジャオロースー風。手の込んだものは端から作る気がしない。年寄りが作ってみようかと意欲を示すのは、さっと簡単にできるものばかり。ゴーヤーのレシピはたいがい手間がかからないのがいい。