ことしのゴーヤーは猛暑で大豊作だ。たった一株を植えているだけなのに、これまでに40個以上も取れている。ゴーヤーは暑ければ暑いほど豊作は間違いなしで、冷夏となるとちっとも実をつけてくれない。わかりやすい野菜である。
食べきれないから当然知人に分ける。それでも毎日のように食べないとゴミになるだけだからと食べている。チャンプルーしか知らないからほかにもと、いつものようにネットのレシピを参考にしてつくるのだが、これといってわたくしの舌に合うものは少ないようだ。
やっぱりゴーヤーはチャンプルーしかないのか。材料はゴーヤだけではない。野菜室にあるナスやピーマン、オクラも入れてしまう。ネットのレシピのなかから選んでは毎回違った作り方をしては食べている。それでもこれだというものができない。もちろん腕が悪いのは承知のうえである。
8月上旬のこと、たまたまテレビ番組を見ていたらEテレのきょうの料理にゴーヤーチャンプルーが出ていた。栗原はるみさんが講師だ。早速にこのレシピで作ってみた。これがなんかうまい具合に仕上がったようで、これまででいちばん気に入った。なぜだろう。食べているうちに気がついた。これまでは炒めすぎていたのだと。それからはゴーヤーのシャリシャリ感があるうちに火を止めている。
ゴーヤーは取れすぎて持て余し気味といってはいるものの、夏野菜が少なくなってきたのでかなり重宝している。でもまもなく9月だ。夏の終わりとともにゴーヤーともおさらばになる。
2018年の読書
2018年8月の読書
・ファーストラヴ(島本理生著・文藝春秋)
・百年泥(石井遊佳著・新潮社)
・街道をゆく・叡山の諸道(司馬遼太郎著・朝日新聞社)
・それまでの明日( 原尞著・早川書房)
2018年7月の読書
・本のエンドロール(安藤祐介著・ 講談社)
・日本SF傑作選6 半村良 (ハヤカワ文庫 JA)
・作家がガンになって試みたこと(高橋三千綱著・岩波書店)
・花殺し月の殺人―インディアン連続怪死事件とFBIの誕生(デイヴィッド・グラン著、倉田真木訳・早川書房)
2018年6月の読書
・土の記(下)(高村薫著・新潮社)
・土の記(上)(高村薫著・新潮社)
2018年5月の読書
・わたしは英国王に給仕した(フラバル著 阿部賢一訳 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)
2018年4月の読書
・苦海浄土3部作(石牟礼道子著 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)
2018年3月の読書
・名誉と恍惚(松浦寿輝著・新潮社)
・火定(澤田瞳子著・PHP研究所)
・虎の牙(武川佑著・講談社)
2018年2月の読書
・海松(稲葉真弓著・新潮社)
・僕が殺した人と僕を殺した人(東山彰良著・文藝春秋)
・機龍警察 暗黒市場(月村了衛著・早川書房)
・アメリカ黒人の歴史(ジェームス・M・バーダマン著、森本豊富訳・NHKブックス)
・監督の問題(本城雅人著・ 講談社)
2018年1月の読書
・地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド著・谷崎由依訳・早川書房)
・銀河鉄道の父(門井慶喜著・講談社)
・いくさの底(古処誠二著・ KADOKAWA)
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