試し掘りした3本。長さが20センチあってこれなら合格だ
6月7日に春まき夏どりニンジンの試し掘りをした。茎葉が大きく育った3本を選んで引き抜いた。サイズがそろって、いずれも20センチの長さがあり合格であった。
3月1日にタネをまいた。春まきは75本収穫の予定。発芽が見事にそろった。
間引きを終えたらあとは放ったらかしだ。
ニンジンは年に2回作る。春まき夏どりは、夏まき秋冬どりに比べて細身でややかたい。根菜全般がそうであるように、ニンジンも秋冬どりのほうがうまい、と思う。
5寸ニンジンだから15センチあればと思うのだが、これでは見た目に小さい。せめて20センチの長さに育てたい。
ニンジン栽培は簡単そうに見える。だが、やってみるとこれがかなりむずかしい。周囲の菜園を見れば一目瞭然。5寸ニンジンで、発芽をそろえて、20センチのサイズに育てるのは、かなりの経験が要る。
ニンジンはかつてむずかしい野菜だった。なんどやっても発芽がそろわない、大きく育たない。試行錯誤して、むずかしいニンジンを作れることができるようになってことが自信につながった。これがきっかけになり、次々とむずかしい野菜に挑戦し、育てることができるようになった。しょせんは菜園遊びなのだから、失敗を楽しみたい。失敗を繰り返しやっと成功につながると素直にうれしいものである。
苗を買って植えつけている人を見ると、つい言いたくなる。タネから育てないといつまでたってもうまくなりませんよ、と。でもさすがにそうは言えない。
ニンジンはよく食べる。それは秋冬どりで、夏どりはどうしても残しがちになる。大量消費するにはジュースにするのがいいとわかっている。毎日のジューサーの後片付けを思うと、つい面倒になってしまい、ニンジンジュースはいつまでたっても飲めないでいる。