きのうは下仁田ネギを取り上げた。一番うまい時期の下仁田ネギが店頭にないのは見た目が悪いからなのかと書いたのだが、買い出しに近くのスーパーに行ったら、なんとあるではないか。高い! 2本で187円。わが菜園ではこれほど作ってどうするの状態だけに高値には驚いた。しかし、よく考えてみると収穫まで時間がかかるのだからこの値段に納得する。
あいかわらず台所に立って夕飯を作って毎日をしのいでいる。だいぶ慣れてきたものの、やはり勝手が違う。それでも段取りは少しずつだが身についてきた感じだ。いつものようにパソコンで検索してこれはと思う料理を選んで、その通りに作っている。
それにしてもまるで菜食主義者に変身してしまったかのようだ。これだけの野菜をいつでもわが菜園から調達できるのはありがたい。これをちょくちょく買い出しに行ってはいられないからだ。
さてなにを作ろうか。
昨晩の献立。使ったわが菜園の野菜はというと、九条太ネギ、ハクサイ、ニンジン、ダイコン。
1、湯豆腐のつもりなのだが具が多くなった。これは手軽にできる。小鍋で作った。ひとりで鍋を食べるなんてさみしくないかい、なんていわれそうだ。酒という友がいるから、むしろ一人のほうが気がおけなくてゆっくりと楽しめる。しかし、ひとり鍋に向かって独酌していると、「孤独が人間の真の条件だ」というのもうなずける年になった。
2、鶏手羽とダイコンの煮付け。単身赴任の時を思い出して、鶏手羽を買ってきた。
3、きんぴら。これも単身赴任時は常に作っていた。ゴボウを多くしたほうがうまいのだが、ニンジンを多く切ってしまったのでどうしようもない。日常食べる野菜はほとんど作っているのだが、ゴボウだけはわが菜園では作っていない。掘り出すときに腰を悪くするからだ。ヤマイモもそうだ。ヤマイモはかつて作っていたのだが、これも掘り出すときに一苦労で、せっかちで短気だからいつも途中で切ってしまう。ヤマイモ掘りで腰を痛めてからというもの、ヤマイモ作りはやめた。