30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

鎌倉アルプスを歩き、さらに葛原岡・大仏ハイキングコースを巡って鎌倉をぐるっとひとまわりーその計画だったのだが

2024-04-12 | 登山

鎌倉アルプス・六国見山からの富士の眺め


山行日 2024年4月10日(水)日帰り
天気 快晴
山域 鎌倉
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅5:31=6:00日暮里6:03=6:15東京駅6:23=7:07大船7:17=7:22鎌倉駅
(前半のコース)鎌倉駅ー鶴岡八幡宮ー[浄妙寺]ー鎌倉アルプス(十二所神社ー天園ー大平山ー六国見山ー北鎌倉駅)
(後半のコース)北鎌倉駅ー[円覚寺]ー[建長寺]ー[浄智寺]ー亀ヶ谷坂切通ー仮粧坂切通ー源氏山ー銭洗弁財天宇賀福神社ー鎌倉駅
鎌倉駅15:43=16:28品川駅16:35=17:26我孫子駅


<わたくしの好きな山登り

鎌倉市北部に連なる低山、いわゆる鎌倉アルプスを歩いてきた。
 
これだけではたぶんもの足りないと思い、さらに延長してハイキングコースの葛原岡・大仏コースをつないで、このさいだからと鎌倉をぐるっとひとまわり歩く予定でいた。

やはり9カ月ぶりの登山では、この欲張りなコース取りにはやはり無理があった。鎌倉アルプス下山後にかなり足が重くなった。それに予定よりもかなり時間がかかっていた。そこで後半は、一部コースを変更して歩かざるを得なかった。

鎌倉駅スタートが7時半、鎌倉駅に戻ったのが15時半。約8時間のコース。休憩は1時間も取らなかったから、7時間以上は歩いたことになる。

よく歩けたものである。というのも
山を歩くのは昨年6月以来。昨夏あたりからひざに痛みを感じ始めた。毎日のウオーキングで突然痛みに襲われた。これまでひざは人一倍酷使してきたから、年を取ったいまそうなることは覚悟していた。とうとう来たかといった感じである。この状態で山歩きは無理と判断し、この9カ月ばかり山から遠ざかっていた。

それでもひざの痛み状態を慎重に見ながら、ウオーキングは続けた。痛みはしだいに消えてきた。ところがこんどは足の運びが悪くなった。速足ができない。いままで平気で歩いてきた距離にも負担を感じるようになった。このままだと歩けなくなのではと、かなり悲観的になってきた、というのが近況である。
 
脚の状態が悪いと知りながら、いつものように無理をした。こんな状態でどこまで歩けるか試してみたい。選んだのが今回の鎌倉アルプス。これまでなら登山の対象にならない山なのに、いまの脚の状態からすれば無難な選択だ。ここならいつ具合が悪くなってもエスケープできる。そう思って計画を立てたのだが、やはり無理をした。それでも計画通り大方歩くことができた。
コース取りはかなり考えた。「鎌倉五山」すべてにも立ち寄れるようにと計画した。(鎌倉五山ー第1位は建長寺、第2位は円覚寺、第3位は寿福寺、第4位は浄智寺、第5位は浄妙寺)。
 
当初の予定はこうだった。
(前半)鎌倉駅ー鶴岡八幡宮ー[浄妙寺]ー十二所神社ー瑞泉寺ー鎌倉アルプス(天園ー大平山ー六国見山)ー北鎌倉駅 
(後半)北鎌倉駅ー[円覚寺]ー[建長寺]ー[浄智寺]ー葛原岡ハイキングコース(源氏山、[寿福寺])ー大仏ハイキングコース(高徳院の鎌倉大仏)ー長谷寺-長谷駅
鎌倉に行くのはおよそ45年ぶりになる。現役のときに画家の平山郁夫さんのお宅に2、3度うかがったことがある。それ以来になるだろう。鎌倉には用事がない。なぜか、歩く山がないからである。それが年を経て、いざ鎌倉となった。

桜が満開の時期である。鎌倉駅は早朝なのにすでに観光客。
 
八幡宮の参道、段葛の桜


鶴岡八幡宮


八幡宮から浄妙寺を経て、鎌倉アルプスの登山口とした十二所神社に向かう。
 
ここは浄妙寺。


鎌倉アルプスは、瑞泉寺→天園→建長寺また明月院をたどるのが定番のようだが、これでは歩きごたえがないと思い、遠くまで足を延ばすことにした。十二所神社からスタートして、六国見山まで縦走することにした。

スマホのGPSを持っている。それでも道迷いした。この日は道迷いでかなり時間がかかってしまった。低山だけにあちこちに道がある。

十二所神社。裏に細い道がある。ここかなとたどるとどうも違うようだ。神社まで引き返す。神社の手前にある道がそうらしい。まちがいなさそうだ。かなり細い、一人が通れるくらいの道が続く。


瑞泉寺からのコースに飛び出した。ここからは一般登山道だ。歩きやすい。
 
ピークの天台山の山頂標識はない。この道しるべがあるところが山頂となる。
 
天園、なんか天国と間違える。
 
大平山へ向かう。右手がゴルフ場で立派なクラブハウスがある。なんとも味気ない。興ざめだ。
 
山頂手前から富士山が、それにランドマークタワーなど横浜の市街地も眺めることもできる。
 


山頂へは露出した岩肌を登る。


ここが最高峰の大平山。隣はゴルフ場。ここまで出会った登山者は2,3人だけだったが、ここから建長寺方面からの多くの登山者とすれ違う。思いのほか結構登られている山なんだと認識を新たに。
 
この縦走路はあまり展望がない。そこが不満だ。ひたすら歩く。今度の展望地は建長寺の分岐になる。勝上けん(けん=山かんむりに献)。登山者で混雑していた。外人も多い。

勝上けんからの富士の眺め。
 
勝上けんから六国見山を目指してさらに縦走。縦走路の右側は住宅地。民家がすぐわきに見える。
 
いったん住宅地に降り立った。六国見山を登るのだが、この登山口がわからない。GPSに助けられ、ようやく登山口をみつけた。地図だけでは迷うだろう。

こんなところに、といっていいほど登山道の右手に六国見山の小さい山頂標識があった。ここが山頂とはとても思えない場所だ。事前にわかっていても見落として通り過ぎてもおかしくない。麻雀牌で標高が記されている。

このコース一番の展望がこの先にあることは調べてある。
 
すぐに展望所。このコース一番の展望であった。やはりここまで足を延ばしたのは正解であった。
 
六国見山の展望所
 
富士も気持ちよさそう。それに山が連なる先には相模湾も。
 
 
ここで初めてひと休み。
 
この山を甘く見ていたようだ。9カ月ぶりの登山では、小さなアップダウンでもつらく感じた。きょうのところはここまでで、後半のコースはやめようかと思ったぐらいのダメージがあった。
 
このため後半のコースをどうしようかと考えながら下山についた。北鎌倉駅への道でも迷った。このコース、全般に道しるべがない。低山とはいえ右往左往しかねない。

ここまでで前半のコースはおしまい。

脚が重い。後半はコースを変更した。北鎌倉駅からは、鎌倉五山の円覚寺、建長寺、浄智寺を巡り、亀ヶ谷坂切通、仮粧坂切通、源氏山、銭洗弁財天を経て鎌倉駅へ。思い脚を引きずりながら、無理をして歩いた。
 
円覚寺


建長寺


浄智寺
 
亀ヶ谷坂切通と仮粧坂切通の急な坂にはさすがにまいった。慌てずゆっくりと。

源氏山で2回目の休憩。ここから当初予定の大仏ハイキングコースをたどることができるがショートカット。銭洗弁財天を経て鎌倉駅に向かうことにした。

源氏山公園の源頼朝像。


銭洗弁財天
 
 
 
這う這うの体?でやっとゴールの鎌倉駅に着いた。駅のトイレの鏡で己のすがたを見た。疲れ果てた年寄りがいた。老いたものよ。
駅前は観光客でごった返していた。外人観光客がやたら多い。帰りの電車は満員だった。
 
歩いた2日後の12日、ひざに痛みはないものの、下腿が筋肉痛だ。肉体は痛いが、心は晴れやかだ。やはり山はいい。無理して歩いてよかったとしよう。これで次の山につながる。

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