「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観ました。
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。
国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。
悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる.
しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく・・・
イギリスの貧困を告発する作品です。
求職手当と支援手当のどちらの支給要件からも漏れてしまっているダニエル
おまけにPCを扱う経験もなく福祉の手続きに必要な書類の作成もままならない。
役所をたらい回しにされ、PCを扱えないからと相手にもされない。
結局は弱者を助けるべき福祉制度が貧困にあえぐ人たちを切り捨てる事になる・・・
その一方で自身を犠牲にしながらも困っている他人に手を差し伸べる主人公に心打たれます。
コロナ禍の中、日本でも似たようなことがありそうだな~と思える作品でした。
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