ガロ(GARO)の「学生街の喫茶店」と云う歌を覚えていますか?
君とよくこの店に来たものさ〜♪ 訳もなくお茶を飲み話したよ〜♪
学生で賑やかなこの店の〜♪ 片隅で聴いていたボブ・ディラン〜♪
作詞:山上路夫、作曲:すぎやまこういち
1972年に発売されたこの曲は当時の若者から旧若者世代にも圧倒的な支持を得て、レコード販売枚数76.2万枚の大ヒットとなりました。
因みにボブ・ディランは1962年にアメリカでデビューし「風に吹かれて」「ミスター・タンブリン・マン」「天国への扉」など世界的ヒット曲が有ります。
2016年には歌手として史上初のノーベル文学賞を受賞しました。
話を学生街の喫茶店に戻して・・・
立教大学池袋キャンパスの隣にもそんなお店が有りました。
池袋キャンパスは駅から徒歩10分で繁華街に近いのでキャンパスの周りは余り学生街と云う雰囲気では有りません。
Hさんの現役時代は北海道の田舎の大学と云う事もありキャンパスの周りはまさに学生街という言葉がぴったりでした。
周囲には大学に通いやすいように学生寮や下宿屋、安アパートなどが沢山有りました。
また安くてボリュームたっぷりの食事を出す食堂や居酒屋、喫茶店も有りました。
こちらの喫茶店はマンションの1階の食堂街に有ります。
その名も「セントポールの隣り」です。
セントポールとは立教大学の英語名です。
ここで待ち合わせする時には、“センとなで待ち合わせ“というのが立教大生の合言葉だそうです。
ん〜、何んか都会ぽいですね!!
通りに面した窓が大きく解放的で自然光が差し込み明るい店内。
内装は純喫茶風で懐かしい雰囲気です。
お手頃な価格でボリューム満点の料理が食べられます。
ケーキメニューも充実していました。
壁に貼られた六大学野球メニューは歴史を感じますね〜!
長嶋巨人軍名誉監督も学生時代に通っていたそうで、店内一面に六大学野球だらけです。
更にこのお店には名物メニューが有ります。
TV番組「マツコの部屋」でも紹介された白いカツ丼。768円です。
カツ丼と言ってもこちらのカツはチキンカツです。
揚げたてのチキンカツにとろろ芋がかかっており、海苔、ねぎ、胡麻がのっていて、その脇にはキムチ、温泉卵が有りました。
とろろ芋に醤油とソースを掛け合わせたような味の特製ソースをかけて食べます。
肉厚のチキンはとろろでサッパリと、温泉卵・キムチとの 相性もバッチリです!
成る程〜、これが立教大学生のソウルフードか!!
美味しすぎて思わずかきこんでしまいました!
こうして昼食を済ませて春休み中のキャンパスへ。
この日はセカンドステージ大学の特別講演会が有りました。
久しぶりの講義に100名ほどの受講生が耳を傾けていました。
Hさんは講義終了後に再び“センとな”に来ました。
来週開催される修了論文発表会委員会の打ち合わせです。
この委員会は昨年12月中旬からオンラインで行っていました。
いよいよ目前に迫って来たので、顔合わせを兼ねてここで打ち合わせする事になりました。
全員、初顔合わせでしたが中身の濃い打合せが出来ました。
コロナ禍でオンライン会議が全盛ですが、実際に会って話すのが一番ですね!
打合せが終わり外に出るとすっかり日が暮れていました。
発表会が終われば後は修了式を待つばかりです。
貴重な体験をした1年間でした。
それにしても、この喫茶店をもっと早く知っていれば良かったな〜!