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高野 和明 /ジェノサイド

2012年01月03日 | 小説

高野 和明  著 「ジェノサイド」を読みました。



急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。

それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。

ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。

同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。

暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。

事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。

イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。


高野作品は『13階段』『幽霊人命救助隊』『グレイヴディッガー』を読みましたがどれも面白かった。

しかも本作品は”本の雑誌2011年上半期ベスト10の第1位!”に選出された作品だとか。

これは期待値大です!!

その物語は日本、アフリカ、米国で同時進行します。

なんて云いながら、読み始めはそんな事はちっとも判らず、この話どうつながるの??って感じ・・・。

しかし読み進めるに従って、えらくスケールの大きな話になってきた!!

新人類の誕生と、それを抹殺しようとする超大国。

命を守ろうとする個人と、個々の命の価値を考えない政府。

3つの地域をまたにかけた壮大なSFアドベンチャーが展開します!!

日本人が描いたハリウッドSFアクション映画的な迫力ある物語でした。

コメント
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