@ kill time

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スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行紀、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

エール!

2022年02月15日 | 映画

コロナ禍の中、アマゾンプライムでほぼ3日に1本のペースで映画を観ています。

ジャンルの好みは特にありませんが昨年は韓国映画をよく観ました。 

韓国映画はストレート過ぎる描写が多いですが何よりストーリーが面白いです。

そんな映画の影響もあり今年からYouTubeで韓国語の勉強を始めました。

始めて1か月、駅や電車の中の案内表示のハングル文字が読めるようになってきました。

これからも続けていって日常会話くらいは聞き取れるようになりたいと思っています。


さて、肝心の映画「エール!」ですが、こちらはフランス映画です。




フランスの田舎町。 酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。

美しく陽気な母、熱血漢な父とおませな弟。 一家の合い言葉は、“家族はひとつ”。

オープンで明るく、仲のいい家族だ。

ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。

夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。

夢に向って羽ばたいてみたい、だけど私がいなくなったら…と、ポーラは悩んだ末に、夢を諦める決意をするのだが・・・。


聴覚障害者一家でただ一人の健常者で歌の才能がある少女

彼女を頼りにしている家族を取るか・・・  自分の夢を取るか・・・

家族愛や師弟愛、恋に友情、そして勇気。 

たくさんの感動が詰まっていてクライマックスが泣けます!!

笑えて泣けて元気がもらえるとても良い映画でした。


この映画のハリウッドリメイク版「CODA あいのうた」が現在公開中です。



今年のアカデミー賞の作品賞・脚色賞・ 助演男優賞の3部門 にノミネートされていて原版以上の感動作になっているそうです。

韓国語の次は手話をマスターしようかな!

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42~世界を変えた男~

2021年11月09日 | 映画

「42~世界を変えた男~ 」を観ました。



1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。

2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロンビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていく・・・。


初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの物語。

人種差別の激しい時代に度重なる差別や理不尽な迫害に会いながらもそれに屈っする事なくプレーに徹する。

その為にはどれ程の我慢と勇気が必要であっただろうか。

反目していたチームメイトも次第に彼の実力を認めて、遂にはチームが一丸となりリーグ優勝への大きな原動力となってゆく。

それを影で支えたGMリッキーや家族とのエピソードもじわりと心に染みました。

因みにロンビンソンはその年に初めて制定された新人賞と盗塁王も同時受賞しました。

更に、1949年に首位打者となり、引退後には野球殿堂入りを果たしました。

彼の死後、大リーグデビューした4月15日を「ジャッキー・ロビンソンデー」として、毎年すべての選手や監督・コーチ、審判が「42番」の背番号をつけてプレーしています。

「42番」はアメリカ・カナダの全野球チームで永久欠番となっています。

大谷選手が二刀流として騒がれる70年以上も前にこんな先駆者がいた事に改めて感動しました。



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テロ,ライブ

2021年11月05日 | 映画

「テロ,ライブ」を観ました。




不祥事を起こし、テレビ局からラジオ局へ左遷された人気アナウンサーのユン・ヨンファは、ラジオ番組の生放送中、正体不明のリスナーからソウル市内の漢江にかかる麻浦大橋を爆破するという脅迫電話を受ける。

いたずらだと思い電話を切ると、予告通りに麻浦大橋で爆発事件が発生。

相手が本物のテロリストだと確信し、このスクープがテレビ局復帰へのチャンスになるとにらんだヨンファは、犯人との通話の独占生中継を始めるが……。


開始5分でいきなり橋が爆破されて、それからはノンストップで物語が進行します。

スタジオという狭い空間で繰り広げられる異様な緊張感と二転三転するスリリングな展開に目が離せません。

橋やビルの爆破や崩落などのCG映像もリアル感たっぷりです。

韓国俳優陣の確かな演技がさらに緊迫感を盛り上げます。

ストーリー、映像、演技、まさに三拍子揃った素晴らし映画でした。

日本の生温い映画とは違う韓国映画の凄みをまざまざと見せつけられました。

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ブラックブック

2021年11月03日 | 映画

「ブラックブック」を観ました。




1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。

ユダヤ人の女性歌手ラヘルは、オランダ南部への逃亡中に、何者かの裏切りによって家族をドイツ兵に殺されてしまう。

復讐を胸に誓った彼女は、名前をエリスと変えてレジスタンスに身を投じる。

彼女はスパイとしてドイツ将校ムンツェに近づき、彼の愛人になるが……。


一人のユダヤ人女性の実話を基にした作品です。

虐殺、復讐、潜入、恋愛、裏切り・・・

2時間30分の長編ですがさまざまな伏線が張り巡らされて見応えがあります。

誰が味方で誰が裏切り者なのか・・・

緊迫した先の読めない展開が非常にスリリングで最後の最後まで楽しめました。

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THE GUILTY/ギルティ

2021年10月20日 | 映画

「THE GUILTY/ギルティ」を観ました。



警察官のアスガー・ホルムはある事件を機に現場を離れ、緊急通報司令室のオペレーターとして勤務していた。

交通事故の緊急搬送手配などをこなす毎日を送っていたある日、誘拐されている最中の女性から通報を受けるが・・・。



2018年公開のデンマーク映画です。

全編オペレーター室のみで話が展開します。

電話の向こうで「何か」が起きてる・・・

しかし、その情報のほとんどが音声のみなので観ている側としては想像力を膨らませざるを得ません。

ストーリーがテンポよく進むので、まるで自分自身が電話を受けているような感覚になります。

更に、事件の全貌が明らかになるにつれて、主人公が抱えていた罪も明らかになってきます。

スリルとサスペンス! そして予想外の結末!

これはなかなかの秀作でした。

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わたしは、ダニエル・ブレイク

2021年10月12日 | 映画

「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観ました。




イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。

国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。

悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる.

しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく・・・


イギリスの貧困を告発する作品です。

求職手当と支援手当のどちらの支給要件からも漏れてしまっているダニエル

おまけにPCを扱う経験もなく福祉の手続きに必要な書類の作成もままならない。

役所をたらい回しにされ、PCを扱えないからと相手にもされない。

結局は弱者を助けるべき福祉制度が貧困にあえぐ人たちを切り捨てる事になる・・・

その一方で自身を犠牲にしながらも困っている他人に手を差し伸べる主人公に心打たれます。

コロナ禍の中、日本でも似たようなことがありそうだな~と思える作品でした。

 

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家へ帰ろう

2021年10月07日 | 映画

「家へ帰ろう」を観ました。



ブエノスアイレスに暮らす88歳の仕立て屋アブラムは、自分を高齢者用の施設に入れようとする子どもたちから逃れ、故郷であるポーランドを目指して旅に出る。

その旅には、第2次世界大戦時、ユダヤ人である自分をナチスの手から救ってくれた親友に、自分が仕立てた最後のスーツを渡すという目的があった・・・。


スペイン・アルゼンチン合作映画です。

第2次世界大戦後に南米へ渡って人生をリスタートさせたユダヤの人たちが相当数いたそうです。

そんなアルゼンチンで暮らしていた老人の人生最後の目的は70年前に親友と交わした約束を果たす事。

しかもドイツを経由せずに陸路でポーランドに入る方法を模索します。

彼とってのドイツとは、紙に書いてまでして絶対に言わない国名、絶対に足を踏み入れたくない国。

ドイツが近づくにつれ見えてくる辛い過去とは・・・

道中、様々な人物と出会い、助けられて、頑なだった心が徐々にほぐれていきます。

そして、ラストには感動が待っていました。

 

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コッホ先生と僕らの革命

2021年09月30日 | 映画

映画「コッホ先生と僕らの革命」を観ました。

第1次大戦前、反英感情の高まる帝国主義ドイツに、初の英語教師としてイギリスからコンラート・コッホが赴任してくる。

コッホは、イギリスや英語に対する偏見を植えつけられていた生徒たちの心を開かせるため、授業にサッカーを取り入れるが、イギリス発祥のサッカーは反社会的なスポーツだと非難される。

しかし、子どもたちは次第にサッカーの虜になっていき、抑圧されていた自立心を取り戻していく。


100年以上前のドイツの物語です。

今では世界有数のプロリーグを持ち、W杯の常連国で優勝候補に挙げられるサッカー強国ドイツ。

しかし、コンラート・コッホと云う一教師が居なければ現在のドイツの姿はなかったのかもしれません。

当時のドイツでは学生は秩序と規律を守り、親や教師への絶対服従が当たり前でした。

そんな国でコッホはイギリスの国技のサッカーを授業に取り入れて生徒たちに自由を与えようと奮闘します。

教育の本質とは何か、貧富の差など関係ない友情とは、フェアプレーの精神とは

サッカーを通じて、大切なことをたくさん教えてくれます。

ラストのサッカーの試合が感動的でした!

さらに、劇中やエンドロールで流れる歌が、誰もが知っている「蛍の光」です。

日本では“卒業式の歌”、“別れの歌”として知られていますが、スコットランドで生まれたこの曲は、本来、古い友との変わらぬ友情を歌った曲だったのですね!

原曲の歌詞が心に響きました。

 我が親友よ 僕の手を取れ
 そして 君の手を出せ
 友情の杯を 酌み交わそう

    過ぎ去りし 日々を思い
    古き友は 忘れられ
    思い出されぬ ものなのか
    古き友も 古き良き時代も
 忘れ去られて しまうのか

 友よ 古き日々のため
 あの遠き 日々のため
    友情の杯を 酌み交わそう
    過ぎ去りし 日々を思い

 北や南 東や西
    君がどこへ 行こうとも
    新しき精神は 世界に広がる
    だから聞け 機は熟す

 友よ 古き日々のため
   あの遠き 日々のため
   友情の杯を 酌み交わそう
   過ぎ去りし 日々を思い

とてもいい映画でした。

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ヴィンセントが教えてくれたこと

2021年09月29日 | 映画

「ヴィンセントが教えてくれたこと」を観ました。



酒とギャンブルに溺れる不良ジジイ、ヴィンセントは、ひょんなことからお隣に引っ越して来た小学生オリバーの放課後の面倒を見ることになる。

行きつけのバーや競馬場にオリバーを連れ歩き、一見ろくでもないことを教え込んでいくヴィンセント。

それでも不思議と2人の間には年の差を超えた友情が芽生え、ささやかな冒険の日々が始まった。

しかしある事件をきっかけに2人の交流の日々に終止符が打たれてしまう。

嫌われ者のヴィンセントの本当の優しさを証明するためにオリバーがとった意外な行動とは・・・。



不良爺さんといじめられっ子との触れ合いを描いたハートフルムービーです。

酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセント

最初は反発するオリバーだが、やがて爺さんに隠された真の優しさや心の傷に気付く・・・

ありがちなストーリーですが、テンポが良くて飽きさせません。

最後はどうなるんだろう~?と思ったら・・・

成程~! そう来たか!!

笑ってホロリと泣ける良作でした。


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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

2021年09月22日 | 映画

「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観ました。

 

カナダの小さな港町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。

ある日モードは、魚の行商を営むエベレットが家政婦募集中と知り、自立のため、住み込みの家政婦になろうと決意する。

幼い頃から重いリウマチを患い厄介者扱いされてきたモードと、孤児院育ちで学もなく、生きるのに精一杯のエベレット。

はみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだったが、徐々に2人は心を通わせてゆく・・・

カナダの女性画家、モード・ルイスの半生を描いています。

超有名な画家なんだそうですが、知りませんでした。

映画はカナダの片田舎の自然の中で淡々と進行します。

身体が不自由でも何とか自立して生きようとするモードと孤児院育ちで学もなく無骨なエベレット

二人が電気もガスも通っていない小さな小屋で同居生活を始めます。

衝突しあいながらも、やがて夫婦となりますが、貧しい生活は続いています。

そんな中で、モードの唯一の楽しみが絵を描く事でした。

その絵がニューヨークから来た女性の目に留まり絵の制作を依頼されるようになります。

やがて、その絵は評判を呼び、マスコミでも紹介されて最初は1枚25セントで売っていた絵が最後は1万ドル以上の値が付いたそうです。

それでも彼女は夫婦で過ごした小さな小屋で生涯を終えました。

「小さな窓に、その幸せが。 喜びが。 世の中には、そんな幸せが散らばっている。」

しみじみと心に染みる映画でした。

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