明けましておめでとうございます。
大晦日の夕食時から、元旦の初詣までの俳句を詠みました。川柳もどきの句になっていますが、新年の挨拶代わりと思っていただきご容赦下さい。
紅白の裏番組やワルキューレ
大晦日フロイデ聴きつ「一刻者」
「わろてんか」こんなもんかと年の暮れ
紅組の勝ちはパワハラ年を越す
ズンドコの「花が散る」とて年惜しむ
年越しの蕎麦に出雲の匂ひ嗅ぐ
煩悩の数が減りしも除夜の鐘
朝六時元旦迎へ夢も見ず
糖ZEROの日本酒ありてお屠蘇かな
雑煮餅丸と四角で三角なし
ごまめ黒豆かずの子に我ご満悦
願い事欲もほどほど初詣
寝正月頭寒足温古書三昧
添付の写真は、オーストリア・インスブルックの「メルトケットの花火」。メルトケット連峰の海抜1900メートルの中腹で、年の幕開けを飾るために花火を打ち上げるという。
(画像は、世界の珍しい景色や動物などの写真をPC壁紙として、日替わりで配信する無料アプリより転写したものです)
いやいや何とも風趣あふれる佳句の連続に感じ入りました。九分九厘さんのユーモアのセンスに拍手を送ります。好きな句として下記を選ばせていただきました。
紅白の裏番組やワルキューレ
大晦日フロイデ聴きつ「一刻者」
煩悩の数が減りしも除夜の鐘
願い事欲もほどほど初詣
とくに「一刻者」の句は好きです。教えていただいてから私めも
愛飲しております。「第九」と焼酎の組み合わせ、いいじゃないですか!
あけましておめでとうございます
短時間にさらさらと13句も詠まれるセンスがすばらしい。
煩悩の数が減りしも除夜の鐘
願い事欲もほどほど初詣
寝正月頭寒足温古書三昧
煩悩が減り、欲も減って、ごまめ黒豆かずの子に満足し、寝正月に古書三昧という、枯淡の境地ですね。われわれにとって理想の正月かもしれません。
あけましておめでとうございます。幸いにも正月は天気に恵まれました。正月早々三句の選を頂きありがとうございます。今年は東京のからは誰も帰ってこない静かな正月になり、寝正月の気ままな正月になっています。今年も俳句を吟じながら、元気な年でありますようお互いに頑張りましょう。
明けましておめでとうございます。
とは言え、今年の正月はまだ喪中であり、何とも冴えないトホホ!なのものでした。
大晦日は今年最後の礼拝と、元旦は初礼拝で教会へ訪れました。
大晦日のMHK紅白は家内が見ていて、たまたま観ていましたが高橋真梨子の「あなたが欲しい」の曲には、涙が出る程感動しました。
さて、御句の肩のはらない洒脱な中から、以下の句を選んでみました。
☆紅白の裏番組やワルキューレ
☆「わろてんか」こんなもんかと年の暮れ
「ワルキューレ」ってなに?最近の番組は意味不明のパフォーマンス番組が多くて、往生してます。
☆ズンドコの「花が散る」とて年惜しむ
氷川きよしのズンドコですね?お兄ちゃんもかなり老けて見えました。
☆年越しの蕎麦に出雲の匂ひ嗅ぐ
年越し蕎麦も、何もかも簡単なものばかりでしたが、味付けを自分で工夫して美味しく出来ました。出雲蕎麦であれば、最高ですね!!。
☆煩悩の数が減りしも除夜の鐘
大晦日は11時50分頃より、年湯に入りましたが、近在の西山の寺より除夜の鐘が聞こえていました。鐘の音にとても風情を感じました。
・・・「湯浴みつつはるかに聞こゆ除夜の鐘」
☆願い事欲もほどほど初詣
教会の元旦礼拝に伺いましたので、神社への初詣はありませんでした。
・・・「愛を受け愛に生くべく初礼拝」
☆ 寝正月頭寒足温古書三昧
何にもしない、何にも頼まれない正月も安気で良いものですね!!。
小生も喪中であり、何もかも手抜きのような正月でした。未だ結婚していない長男が帰っていましたが、「閑や~!」と嘆くばかりです。
・・・「食うて呑み男惰眠や三ヶ日」
・・・「葉牡丹の渦にめまひや酔うて候」
・・・「平成のことしばかりや御代の春」
お粗末様でした!!。
あけましておめでとうございます。新年早々楽しいコメントをありがとうございます。そして句を選んでいただき感謝です。
「ワルキューレ」はワーグナーが作った楽劇「ニーベルングの指輪」の一幕です。全曲を演奏するのに15時間ほどかかり、四部構成で「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」を四夜に分けて演奏します。北欧の神話をもとにして、全世界の支配を可能とする魔法の指輪をめぐる神・英雄・神話上の生き物たちの戦いの物語です。重厚で音楽で歴代のドイツ皇帝・ニーチェ・ヒットラーなども含めドイツ国民の民族性を現している有名なものです。昨年の大晦日の紅白の「なんとか48」などの薄っぺらい歌などとは対極にある音楽です。文化の違う両面を同じ時間に放送していたことを皮肉った句です。しかし、日本人はワーグナーを好きな人は意外と少数でこれを「ワグナリスト」と称します。
高橋真梨子と美空ひばりに二人だけは、私は大ファンで多くのCDをを持っています。裏番組をみて彼女が歌う時間帯から紅白を見た次第です。「あなたの愛のすべてが欲しい」・・・いいですね。彼女、流石に年を取って痩せていました。
蕎麦は兄嫁が島根出身でいつも年末に出雲の蕎麦を置くてくれます。
次の2句を頂きます。
愛を受け愛に生くべく初礼拝
葉牡丹の渦にめまひや酔うて候
最初の句「愛を受け愛に生くべく初礼拝」は、『大学伝二章』の文
「湯之盤銘曰、苟日新、日日新、又日新。」
と相通じます。(殷王朝の湯王が年を新たに盤で洗面をした時に曰く、苟<まこと>に日に新たに、日々に新たに、また日に新たなりと)
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
大晦日から元日にかけて13句もお詠みになるとはすっかり宗匠の振舞ですね。どの句も俳味が溢れていてサービス満点です。
敢えて次の句に絞って頂きました。
紅白の裏番組やワルキューレ 大晦日フロイデ聴きつ「一刻者」
煩悩の数が減りしも除夜の鐘
ごまめ黒豆かずの子に我ご満悦
願い事欲もほどほど初詣
寝正月頭寒足温古書三昧
昔はかなり一年の締めくくりとして力を入れて見た紅白も見なくなりました。ワーグナでの締めくくりは身が引き締まります。
フロイデに「いっこくもん」はなかなかの絵になります。
煩悩も願い事も減ったような述懐ですが、まだまだ頑張ってどん欲に行ってください。
ごまめ黒豆数の子は伝統俳句にはピッタリでしょうが、今ひとたびの脂っこさも!
寝正月に古書三昧はいいですね。理想です。
今日な7日で正月の過ぎるのも早いものです。今年もお互いに元気で好きな趣味に励みましょう。月末にカンボジアに行ってきます。