草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

ゆらぎさん俳句雑感に寄せて (九分九厘)

2008-09-09 | Weblog

又平に逢うふや御室の花ざかり

 俳句雑感を楽しく読ませていただきました。最初に出てくる蕪村のこの句が好きです。蕪村自身が書いた俳画が手元にありますのでご紹介します。足もとに瓢箪が転がっていて、赤い烏帽子を付けた男がふらふらと、着物を肩脱ぎして歩いております。前文は「みやこの花のちりかかるは光信が胡粉の剥落したるさまなれ」とあります。此の絵に描かれた人物は、江戸初期の風俗画家「岩佐又兵衛」(奇怪な絵を描くことでも有名な人です)とされているのですが、ゆらぎさんの言われる「浮世又平」と同じかどうか調べてみましょう。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 俳句雑感(ゆらぎ) | トップ | 重陽の日を祝して(みんなで... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい画ですねえ! (ゆらぎ)
2008-09-10 11:30:25
九分九厘様
 なんとも味わいのある絵です。下のほうに酒のふくべがころがっているので、大分呑んで浮かれ出したのでしょう。仁和寺にある御室の桜は、ご承知のように背の低いものですが、その花をいっさい描いていないのも面白いです。そういえば、吉井勇の歌に、こんなのがあります。

 ”黄昏に落花を燃やす煙かなし君といきたる仁和寺の庭”

とまれ、最高のコメントをありがとうございました。


 
返信する
御礼 (九分九厘)
2008-09-14 11:25:21
ゆらぎ様
 御礼が遅くなりました。花といえば今では殆どソメイヨシノになっていますが、京都の古いお寺にはいろいろな桜があるのですね。来年の春には仁和寺に参りたいものです。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事