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黄菊咲き狭庭にわかに華やぎぬ
蓑虫の日当たりながら枝の先
新米の一粒ずつの日の匂い
球根を土に託して秋惜しむ
友と行く椎茸狩りや山日和
山からの風受け揺れる柿すだれ
星月夜淡路は深くねむりをり
鳥渡る海の子午線かすめけり
晴れわたり風穏やかや今朝の冬
立冬の蝶さまよえり池の傍
すっかり寒くなり冬らしくなって参りました。
「立冬」までに作った拙い句を出しました。季節遅れの感じのものですが、お目を通して頂ければ嬉しく思います。
蓑虫の日当たりながら枝の先
新米の一粒ずつの日の匂い
球根を土に託して秋惜しむ
友と行く椎茸狩りや山日和
山からの風受け揺れる柿すだれ
星月夜淡路は深くねむりをり
鳥渡る海の子午線かすめけり
晴れわたり風穏やかや今朝の冬
立冬の蝶さまよえり池の傍
すっかり寒くなり冬らしくなって参りました。
「立冬」までに作った拙い句を出しました。季節遅れの感じのものですが、お目を通して頂ければ嬉しく思います。
ー農家の方が汗を流してつくられてゆく、そのシーンが浮かんでくるようです。新米はどのブランドに限らず本当においしいですね。
蓑虫は不思議な生態ですね!。季語辞典を調べますと、別名「鬼の子」「鬼の捨子」「みなしご」「父乞う虫」などと言い、独りで蓑の中で冬を越すその生態が可哀そうなイメージがあるようです。作者名は失念しましたが、「蓑虫の父よと言ひて母もなし」の句を想い出しました。見方を変えれば、温かい蓑に包まって、日当たりながらのんびり季を待つとも思えます。
御句になんともユーモラスな姿を想い出し、微笑ましく思いました。
☆球根を土に託して秋惜しむ
楽しみは他人(ひと)が「どうぞ」と言って与えては呉れません。自らが求め、計画するものですね!。小生もベランダ園芸の鉢植えに、ゴーヤの蔓引きの後、水仙、チューリップ、などの球根を植えました。球根は中々芽がでず、芽が出るまでの心情は当に、「土に託す」ですね。「秋惜しむ」の季語と、次なる季節の楽しみに色々準備されている心情に共感します。
☆鳥渡る海の子午線かすめけり
この御句は、渡り鳥の生態としてのイメージの世界でしょうか?あたかも海の上に、線が張られているように感ずる、不思議な説得力を覚えます。
月が輝き、星の沢山出ている夜、つい古里の方を向き、深く思いやる。その気持ちが素直にでている印象的な暖かい句です。
立冬の蝶さまよえり池の傍
立冬まで生き延びた蝶が池の周りの日だまりをさまよっている。思うだけで哀れさが感じられます。自然界の摂理と言えばそれまでですが、最盛時蝶よ花よと追いかけられた時との落差が大きい。御句からは深いものが漂ってきます。
今の季節、身辺を詠まれたいいお句が多いと思いました。決して季節遅れではないと思います。
☆黄菊咲き狭庭にわかに華やぎぬ
☆蓑虫の日当たりながら枝の先
身辺のさり気ない景色の中にささやかな発見、喜びがが感じられるお句だと思います。
☆新米の一粒ずつの日の匂い
ほんとに新米は艶やかにほっこり炊けて、噛めば甘く美味しいですね。
☆球根を土に託して秋惜しむ
かつら様が仰っているように、チューリップなどの球根を「土に託して」春を待つのはいいですね。今からでも間に合うなら私もやってみようと思いますが、遅すぎるでしょうか?
☆星月夜淡路は深くねむりをり
星がたくさん輝く夜、故郷の淡路島は黒くひっそりと眠ったように見える。望郷のお気持ちがとてもいい雰囲気で伝わります。
☆鳥渡る海の子午線かすめけり
野鳥の会のメンバーの端くれとしましては、このお句が一番目に留まりました。明石は135度の子午線が走るところ。その海の上をすれすれに渡り鳥が飛んで行く。きっと南に向かって、他の鳥の攻撃を避けて低く海面近くを飛んで行くヒヨドリの群れだったのではないでしょうか?それとも??秋から冬にかけては渡り鳥のシーズン。北から南へ色んな鳥が渡り、日本にも色々な鳥がやって来ます。南へ渡って行くヒヨドリ、鷹の類、また北からやって来る鴨、雁、鴎、鶴、ジョウビタキ、その他色々で、寒さに負けずに観察したいと思います。
今の季節、身辺を詠まれたいいお句が多いと思いました。決して季節遅れではないと思います。
☆黄菊咲き狭庭にわかに華やぎぬ
☆蓑虫の日当たりながら枝の先
身辺のさり気ない景色の中にささやかな発見、喜びがが感じられるお句だと思います。
☆新米の一粒ずつの日の匂い
ほんとに新米は艶やかにほっこり炊けて、噛めば甘く美味しいですね。
☆球根を土に託して秋惜しむ
かつら様が仰っているように、チューリップなどの球根を「土に託して」春を待つのはいいですね。今からでも間に合うなら私もやってみようと思いますが、遅すぎるでしょうか?
☆星月夜淡路は深くねむりをり
星がたくさん輝く夜、故郷の淡路島は黒くひっそりと眠ったように見える。望郷のお気持ちがとてもいい雰囲気で伝わります。
☆鳥渡る海の子午線かすめけり
野鳥の会のメンバーの端くれとしましては、このお句が一番目に留まりました。明石は135度の子午線が走るところ。その海の上をすれすれに渡り鳥が飛んで行く。きっと南に向かって、他の鳥の攻撃を避けて低く海面近くを飛んで行くヒヨドリの群れだったのではないでしょうか?それとも??秋から冬にかけては渡り鳥のシーズン。北から南へ色んな鳥が渡り、日本にも色々な鳥がやって来ます。南へ渡って行くヒヨドリ、鷹の類、また北からやって来る鴨、雁、鴎、鶴、ジョウビタキ、その他色々で、寒さに負けずに観察したいと思います。
「日の匂い」に、米を作られた人への感謝の気持が込められているようで、ほのぼのとしたいいお句ですね。滋賀県の新米を頂きましたが、そのお米をとぐときに、この句を思い出しそうです。
「新米」の句をお取り下さって、暖かいコメントを頂きまして有難うございました。俳句を作るようになってから、田植えをして、稲を育て、稲刈りをしてと、大変な過程が分かり、一粒一粒が愛おしく、日の匂いがしてくるように思いました。
「蓑虫」「秋惜しむ」「鳥渡る」の句をお選び下さって、それぞれに嬉しいコメントを頂き有難うございました。「蓑虫」の句でもう一句作っておりまして、「鬼の子や宙の広さを覗き見る」として、今日の芒の会に出しました。褒めて頂き、ほっといたしました。「鳥渡る」の句ですが、後にコメントを頂きましたフェニックス様が上手く解説して下さっております。
同じことになりますので、お読み頂けたらと思います。ありがとうございました。
「星月夜」「立冬」の句をお選び下さって嬉しいコメントをお書き入れくださり、有難うございました。二句とも、私の思いを受け止めて頂き感激です。有難うございました。
「黄菊」「蓑虫」「新米」「秋惜しむ」「星月夜」「鳥渡る」と沢山の句をお取り下さってそれぞれに嬉しいコメントを頂き有難うございました。やはり野鳥研究会のメンバーですね。明石の子午線を野鳥が渡って行くのをご理解下さって嬉しく思います。野鳥の名前は、フェ二ックス様が詳しく御存知で、私はあまり知りませんが、百人一首に「淡路島かよふ千鳥の鳴く声に、、、須磨の関守」という名歌があり、千鳥を主に考えておりました。また野鳥の事教えてくださいね。