草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句/磯釣り

2009-11-14 | Weblog
磯釣りや四温日和にチヌ狙う
黒鯛が遍羅や寒鯛時に蛸
虎河豚や餌取り名人針も取る
外道でも喰ってみろよとフグがクエッ
水澄みて海草揺らぐ冬浅し
沖の磯乾く間もなし冬鴎

 故郷の友人にかねがね誘われていた磯釣りに先週の好天の日にでかけた。 
高浜のボート繋留筏からほんの数分の近場の岩礁に乗りつけ黒鯛を狙うのである。
「こんなエエー日は冬の日まずないよ!」と友人も驚く温暖快晴、無風、よく澄んだ鏡のような海面に糸を垂れた。 途中立ち寄った餌屋のおっちゃんの「天気が良すぎてチヌはおらんかも?」の予測が的中した。
 結局本命の黒鯛にはお目にかかれなかったが、随分良型美味のベラや寒鯛、おまけに蛸まで釣れて大いに満足の一日、結構な快気祝いであった。 まだまだ豊かな若狭の海に感謝である。 
良型チヌは何とか年内にリベンジを果たしたいと思っているが天気と潮次第である。
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12 コメント

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好きな句ほか、コメント (かつらたろう(桑本栄太郎))
2009-11-14 18:03:01
光芒子様
その後、順調にご快復のご様子ですね!。釣りにもお出掛けになる程ですから、先ずは御同慶の至りに存じます。先日の木枯らし一番以降、暫く暖かい小春日和の日が続き、本命の釣果はともかく、久し振りの気分転換になったようですね。釣りの現場での、わくわくした楽しさが溢れています。リベンジは結構ですが、ご無理になりませんようご自愛下さいませ。

☆水澄みて海草揺らぐ冬浅し
彼方の山も霞むほど暖かい好天の様子がお写真に良くわかります。こんな日は海水も澄み切って、海中の様子が手に取るように見えますね。小生も山陰の田舎の海辺で育ちましたので、その情景はとてもよく判ります。そしてチヌは意外に臆病ですから、水が澄んでいますと岩影にかくれ喰いは良くありません。「潮時」との言葉がありますが、よく言ったものですね。しかし、温暖快晴、そして無風の海上に立てば潮風をいっぱい胸に吸い込み、元気がみなぎって来ますね。穏やかな初冬の海上の様子がとても素敵な句です!。

☆沖の磯乾く間もなし冬鴎
温暖快晴、その上無風と言ってもやはり海上には小さなうねりの波があり、何時もぽちゃぽちゃと音を立てて濡れています。私は岩場の磯釣りはやりませんでしたが、釣果を期待する事は勿論ながら、こんな海上で暖かいコーヒーなど飲みますと美味しいでしょうね!。御句のこの句も前句同様、暖かい初冬の海上での様子が手にとるように目に浮かびます。特に時折、物珍しそうに飛来する「冬鴎」の語句が効果的で、その情景をよく伝えています!。

尚、頭書の句の「四温日和」は冬の季語ですが、元の意味はこれから日毎に暖かくなる春を迎える「三寒四温」の頃の季感ですから、これから本格的な寒さを迎える今頃の時季ですと、「小春日」「小春日和」などが相応しいかと思います。

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好きな句 (四捨五入)
2009-11-14 19:55:59
水澄みて海草揺らぐ冬浅し

穏やかな初冬の若狭の海水の透明さが目に浮かびます。釣りは不調法ですが、夏は海水浴、冬は蟹と若狭の海にはお世話になっています。実感として「水澄みて」と詠みたくなることはよくわかりますが、残念ながら「水澄む」は九月の季語となっています。僭越ながら、たとえば「水透きて」などとすれば、季語の制約からは離れることができます。
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すきな句 (龍峰)
2009-11-14 21:28:13
沖の磯乾く間もなし冬鴎

快気祝いに古里の海に釣りに行かれた。まずはその元気の戻りに拍手を送ります。チヌは釣れなくとも鯛その他が釣れて満足された由。よかったですね。
句を読んで情景がぱっと目に浮かびます。釣りの合間にフット顔を上げるとかもめが沖合の磯辺りに留まり、浮かんでいた。初冬の長閑な海の光景を釣りと共に、満足された作者の思いが伝わってきます。


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お礼(磯釣り) (光芒子)
2009-11-15 06:13:48
かつらたろう(桑本栄太郎)) 様
 拙句に暖かいコメントを有難うございます。
ご指摘のようにチヌは随分警戒心の強い魚ですのでなかなかゲットは難しいようです。
釣りキチの人の講釈を聞くと、魚の寄せ方や棚や餌の付け方に止まらず、ハリスや針の材料、形状・サイズまで、いろんなこだわりが必要なようです。
若狭の友人もどちらかというとおおらかで、釣果にはあまりこだわりません。折角やからなんとか釣り上げて欲しいといろいろ手をつくしてはくれますがやはり研究不足なんでしょう。私も同様、まあ天気の良い日に海に出てのんびりと糸を垂れる幸せを満喫しています。運よく魚がぶら下がれば大ラッキーといったところです。釣れない魚を釣るのが名人でしょうが、釣れる魚を愛でるのも釣師でしょう。
 「四温日和」のご指摘有難うございます。「小春日和」がぴったりですね。これから寒い時季に向かうけどこの暖かな小春日のある間に魚釣りに!との思いです。
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お礼(磯釣り) (光芒子)
2009-11-15 06:35:15
四捨五入様
 磯釣りの句にコメントを頂き有難うございます。
「水澄む」は九月の季語のご指摘有難うございます。「天清く水澄んで」はまさに秋ですね。お恥ずかしい限りです。本句「水透きて」のほうが響きもよいですね。 有難うございました。
 若狭の海は透明度が高い事でも有数のようですが、この日は4,5日前に海が荒れその後の好天のため水はますます澄んでいました。10mほどの海底の海草のゆらぎや小魚の泳ぎが手に取るように見えました。なんだか竜宮城が近くにあるようで大好きな海底の景色です。
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お礼(磯釣り) (光芒子)
2009-11-15 06:52:48
龍峰様
 磯釣りの句に嬉しいコメントを有難うございます。
この日の釣りは最高でした。釣果もさることながら静かの海の真ん中で磯の鴎の唄や河豚の鳴き声を聞きながらのんびりと糸を垂れるのはまさに極楽極楽、生きていて良かった!を実感しました。
龍峰様も釣りをなさるようですが、次のリベンジ戦に、機会が合えば同行されませんか? 神戸から2時間チョイで磯に立てます。日帰り十分可能です。
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好きな句 (ゆらぎ)
2009-11-15 18:39:43
沖の磯乾く間もなし冬鴎
ーまずはご本復おめでとうございます。それにしても早速若狭行きとは、エネルギッシュですね。のどかに釣りを楽しんでいる光芒子さんの
笑顔がうかんできます。
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お礼(磯釣り) (光芒子)
2009-11-16 05:45:02
ゆらぎ様
 
 磯釣りの句に嬉しいコメントを有難うございます。
お陰さまで随分元気になりました。まだゴルフクラブを握るまでの気力はありませんが、まあガツガツすることもないと思っています。
ただ句の方も折角誘って戴きながら努力不足、一向に上達の兆しが無く申し訳ありません。
細々とながら時節季節の思い出にと続けたいと思っています。

場所的には少し東になりますが小浜湾の常神半島に「沖の石」があります。
こちらには子供の頃何度か渡った事がありますが本写真の岩礁より少し大きく岸から眺める事が出来ます。
「我が袖は汐干に見えぬ 沖の石の
人こそ知らね乾く間もなし」
なる百人一首の歌を思いだしました。
これは忍ぶ恋の歌でもあります。
      


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すきな句 (九分九厘)
2009-11-17 21:32:06
外道でも喰ってみろよとフグがクエッ
先週の土曜日から4日間高野山から熊野本宮経由那智、串本、大島、白浜と600キロドライブしてきました。高野山さんは精進料理でしたがあとは魚の料理攻め。クエを食べたかったのですがままならなかったものの、室鯵のドデカイ刺身を舟に乗せてものを食べてきました。紀の国の魚はスケールが大きいようです。この句の「外道」が効いていて、私も魚になったような気がして、日頃の行いを反省しております。
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好きな句 (さゆり)
2009-11-17 21:57:05
☆ 沖の磯乾く間もなし冬鴎
 故郷の海にまで出て、魚釣りを楽しまれるまでに回復されましたこと、先ずはお喜び申し上げます。磯では、波が次々やってきて乾く間はありません。「冬鴎」で終わったところ、すっきり決まった素敵な一句と思いました。先日淡路島で釣りをしている人をみておりますと、さよりが次々と釣れて、忙しそうで、楽しそうでした。
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