「草若葉」も二月にて休刊となります。長きにわたりお付合い有り難うございました。最後の投稿になるのでと、記念の句を詠もうとしましたが上手くいきません。淡々と日常の句を詠むことになりました。
誕生八十六年梅二月
春寒や鏡に写る他人顔
豆撒きや高値の故に空高く
福撒きやむらがる人のあどけなさ
春一番飛行船飛びし intelligence
以上
「草若葉」も二月にて休刊となります。長きにわたりお付合い有り難うございました。最後の投稿になるのでと、記念の句を詠もうとしましたが上手くいきません。淡々と日常の句を詠むことになりました。
誕生八十六年梅二月
春寒や鏡に写る他人顔
豆撒きや高値の故に空高く
福撒きやむらがる人のあどけなさ
春一番飛行船飛びし intelligence
以上
立春を過ぎたとは言え、冬さなかです。
御世話になり、三年が過ぎました。草若葉の休刊とは小生にとっては、いささか突然の感もあります。
好きな句を頂きます。
・春寒や鏡に写る他人顔
大宅壮一氏の言葉に「男の顔は領収書・女の顔は請求書」というのがあります。男の顔にはいままでの経験がでているとのこと。更に何が起こるのでしょうか。
・春一番飛行船飛びしintelligence
孫子の言葉に「彼を知り己を知れば百戦危うからず」があります。習近平政権は己を知っているのでしょうか・
今晩は!!。
立春を過ぎたかと思えば、日中は少し暖かくなりましたね?
しかし、今年は本当に良く雪が降りました!!。当地京都洛西でも20cmも積り、その後数日も寒さが続き何時までも残って居りました。未だ寒暖定まらず、老いの身体に堪えますね!!。
当俳句ブログ「草若葉」も野焼きされ、3月より新たに「新若葉」として新装との御由、更に句集も予定されるようですね?小生のように鑑賞文のみの場合はどうなるのでしょう!!??。
さて、最後の月の御句を下記のように鑑賞させていただきました。
☆誕生八十六年梅二月
九分九厘様は86歳となられたようですね?小生も戦後生まれとはいえ、77歳となりました。あの方は「戦後レジームからの脱却」と云いましたが、小生は戦後生まれで、昭和、平成、令和と生きながら今でも昭和の時代が染みついているようです。
☆春寒や鏡に写る他人顔
作家の大宅壮一氏は元ヤクザの組長であり足を洗って俳優になった「安藤 昇氏」を初めて会った時、その印象を「男の顔は履歴書である」との有名な言葉を残したと云います。そして映画「血と掟」を撮ったと云います。
男性はいつもであれば頭の整髪を行う時以外、自分の顔をまじまじと見る事は少なく、九分九厘様は洗面所などでふと鏡に映った自分の顔を見られ、何と「他人顔」であることよ!と断定されたようですね?。この「他人顔」との措辞が、「春寒」との季語と巧みに合い和し、秀吟ですね!!。
☆豆撒きや高値の故に空高く
食料品他、電気ガスなど何もかも値上げばかりですね?豆撒きも勿体なくてすぐ拾えるところに投げます。福豆ももう年の数ほど頂けず、黄粉にしてたべましょう!!。
☆福撒きやむらがる人のあどけなさ
何処かの有名な神社での豆まきの光景でしょうか?大の大人が嬉々として福豆拾いに群がって居ります。
☆春一番飛行船飛びし intelligence
ニュースにて賑わせている中国の大型気球は、どう説明しても軍事目的としてのみしか、想われませんね?無人ながら遠隔操作の操縦機器も搭載していたようです。
さて、近作の拙句を少しご披露致させていただきます。
☆節分や鬼よりこはし山の神
☆春ざれや余熱を使い目玉焼き
15年以上も続いた草若葉も、今月で休刊になるとのこと。感慨無量量です。
2月はやはり梅です。写真は庭の白梅でしょうか。
この時期らしい句を鑑賞させて頂きました。
誕生八十六年梅二月
作者は2月が誕生月です。以前日本通のアメリカ人から松竹梅の梅は「Happiness]を表すと教えられた。寒中に先駆けて、一番に咲き出す薫り高い花が梅。その月に生まれたことは生涯Happyな事でしょう。卒寿も射程距離に入ってきました。ますますのご健勝を祈念いたします。
春寒や鏡に写る他人顔
朝起きて鏡に映るご尊顔は、寒さで我顔でないようにこわばっていると。「春寒」が見事に強調されています。
豆撒きや高値の故に空高く
この一年物価は高騰、豆も然り。例年と違って高値の豆はうさはらしも混めて、より高く撒きましょうと。時を踏まえたユーモアの1句ですね。
福撒きやむらがる人のあどけなさ
幾つになっても豆まきに群がる人は童心に帰る。その様子が見えてきます。作者の優しい気持ちも伝わってきます。
春一番飛行船飛びし intelligence
某国の風船がこの1週間世界中を賑わし、撃ち落とされて第1幕を終わった。これから両国の掛け合いが第2幕でどのように展開されるのか、関心がもたれるところです。
「草若葉」の発展的解消が「新草若葉」ということでご理解下さい。ブログ句会としてはむしろ一般的なスタイルで、六人の投句での月例会となります。唐突な感は否みませんがご理解の程よろしくお願いいたします。
三句を頂戴し有り難うございます。大宅壮一の言葉は知りませんでした。「男の顔は領収書」とは・・・なるほどなるほどと思っています。
コメント有り難うございます。他人顔の句のコメントはまさに私の思いをずばりと言い当てたものです。有り難うございます。
三月から始める予定の「新若葉」ですが、たろうさん、紘子さんも含め六名のベテランの月例会の句会となります。勿論たろうさんもブログに直接投稿記入して貰うことになります。年初の新年句会と同じスタイルです。ログインコードもお知らせすることになります。よろしくお願いいたします。
全て句を選んで頂きコメントを頂きました。有り難うございます。結構長いブログを続けてきたものと我ながら感心しています。俳句が頭に浮かんでこないときもありましたが、兎も角ここまで続けて来られたことに仲間に感謝しております。有り難うございました。
今回の五句のうちで私が一番素直に詠んだ句は、「あどけなさ」の句です。この句をもって草若葉の挙句としたいと思っています。
春一番飛行船飛びし intelligence
春一番の、とても新しいお句と思いました。英文字が入り、更に春一番が躍動しているように感じました。
コメントを頂き有り難うございます。英文字を入れることは時々やっています。特に英文字でないと句の意味が成立しないときに限りますが、ストンと収まったときは自己満足の極に至ります。