草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の/啓蟄(ゆらぎ)

2009-03-05 | Weblog
オキザリス漫ろ(そぞろ)歩きの道の果て
柔らかき光に目覚む朝寝かな
蕗炊いて浅き緑や野の話

啓蟄や厚き時刻表手にとりぬ
春寒の道ゆく歩幅ゆるみおり
新しきレシピ片手に釘煮炊く

雪柳風のかたちに白き花
→ほつほつと風のかたちに雪柳(推敲)

(雨にちなんで))
シェリー酒のグラスは空に春時雨
木の芽雨蛇の目傘ゆく石畳
珈琲館遣らず(やらず)の雨の二人かな


 「木の芽雨」なんて、美しい日本語ですね。気になって雨の表現を調べてみると
ざっと見ただけでも、400語ちかくありました。なかでも気に入っているのは、
”私雨(わたくしあめ)”、”紅の雨”、”青雨”、”月時雨”、”月の雨””漫雨”(そぞろあめ)、”夜雨”などです。雨シリーズで遊んでみました。


コメント (16)
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