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記念誌「日高高校百年史」完成 〈2015年2月28日〉

2015年02月28日 08時30分00秒 | 記事

関係者らが記念誌完成を喜ぶ

貴重な写真も数多く掲載


 御坊市の日高高校(上田優人校長)の同窓生有志らが平成16年から、編集作業を続けてきた同校初の記念誌「日高高校百年史」が11年の時を経て完成。26日に同校校長室で記者発表が行われた。契約業者は株式会社「ぎょうせい」、発刊予算1000万円、発行部数3000部。頒布については、3月から同誌編纂をはじめ百周年記念事業に尽力した人、同校生徒や管内の小中学校などに発送する。

 記者発表には、上田校長、山下眞玄・百周年記念事業実行委員長、寺井滋・編集委員長、津村尚志・同窓会長、橋本厚洋・編集委員会事務局長らが出席。山下実行委員長は「作業に取りかかり11年。やっと発刊できうれしい。思いはひとしお」と感激し、「できは全体に目を通してほしい。日高高校は輝かしい歴史・活躍を残し、地域の高校教育、人材育成に百年間取り組んできた学校。日高高校の百年の歴史を実感してもらいたい。そして、さらに日高高校を地域で支え、地域で発展させていく気持ち」と同校の歴史をたたえ、更なる飛躍に尽力すると誓った。
 昨年からアジア高校生フォーラムや百周年記念式典など多くの事業を行ってきたが、記念誌で事業はほぼ満了になる。実行委員会では「貴重な寄付をいただき感謝している。お陰で事業が滞りなく満了できて本当にありがたい」としている。編集は平成16年から始まり、かかわった人は約240人。五十年史や七十年史などがないため、ゼロからのスタートになり、資料集めには相当な苦労があった。
 全689ページ。表紙題字は同校元教諭の津村龍堂氏。構成は同校百年の歴史が刻まれた写真集があり、特に「昭和13年の同窓会」と「工業実習室」の写真は貴重だという。上田校長、山下実行委員長などのあいさつ、仁坂知事らの祝辞。序章の「日高高等女学校・日高中学校設立までの日高地域の教育」から始まり、第一章は「和歌山県立日高高等女学校」、第二章は「和歌山県立日高中学校」、第三章は「和歌山県立日高工業学校」、第四章は「和歌山県立日高高等学校」、第五章は「和歌山県立日高高等学校定時制」、第六章は「和歌山県立日高高等学校中津分校」、第七章は「創立百周年記念事業」。寄稿編では、執筆に携わった卒業生86人が思い出などつづっている。資料編、年表編、編集後記も掲載している。実行委員会では「戦前の内容は特に読んでほしい」としている。
 記念誌の入手方法は、3月中の月・水・金曜日の午前中に、同校同窓会事務局(電話0738・20・1353)まで電話で申し込むこと。送料込みで1冊4000円。ただし、残部がなくなりしだい終了する。


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