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日高川町が町独自で日高川に監視カメラ設置へ 〈2015年5月20日〉

2015年05月20日 08時30分00秒 | 記事

平成23年の水害では千鳥橋の上部まで水が迫り、
三百瀬地内(写真上)が完全に孤立した

河川監視カメラ


 平成23年9月の台風12号による日高川水害のような災害を未然に防ごうと、日高川町は、県が松瀬橋など4カ所に設置した日高川の河川監視カメラに加え、町独自で28年度までにカメラを5カ所に設置する。今年度(2180万円)は三百瀬・千鳥橋と田尻・長子橋、28年度に美山地内で支流などを含めた3カ所に設置を目指す。カメラの映像をリアルタイムで確認できる水位状況をリアルタイムで把握し、早期避難に必要な情報体制を充実させる。

 平成23年の水害後、県は日高川の水位をライブで監視できるカメラと日高川町内の主要橋への水位表示を進め、監視カメラは松瀬橋、新田橋、川上橋、椿山ダムの4カ所に設置した。昨年7月に稼働開始した川辺水位観測所の松瀬橋右岸からの映像を皮切りに、インターネット上の県河川雨量情報のサイトで4カ所の映像を順次公開。町ではこの映像をケーブルテレビでも放映できるように関係機関と協議を進めたいとしている。
 県が設置し、稼働済みの4カ所だけでなく、町では、国の補助採択を目指して町独自の事業で平成27年度から他の5カ所にも監視カメラの設置を計画。今年度末までに千鳥橋と長子橋にカメラを設置し、映像を送信する伝送路ケーブル整備の手続きを経て、来年度以降にケーブルTVや町のホームページ上でも確認できる体制作りを進めていく。来年度は新橋が完成した平和橋はじめ上初湯川・津島橋、寒川・明神橋など支流にも設置するという。
 今年度、町が水位監視カメラの設置を目指す1つの三百瀬・千鳥橋は、平成23年の災害時に橋梁ぎりぎりまで水が迫り、橋より低地にある北側の平川地内、南側の三百瀬地内で橋詰付近が完全に冠水した。下流の三百瀬橋も冠水したために、三百瀬地内が完全に孤立。カメラの設置により、地域住民が自宅に居ながら日高川の水位を確認できれば、早期の避難活動などにもつながると期待される。
 一方、橋脚への水位表示は当初の松瀬橋、川原河・川上橋、高津尾・新田橋だけでなく、日高川町が県に対して、日高川にかかる町内18カ所の主要橋の橋脚に水位表示を要望。県の意向で追加した若野橋を含めて3月末までに19カ所に表示を完了した。さらに今年度は本流の入野橋に加え、寒川や上初湯川などの支流5カ所の橋にも水位表示を行い、今年度末までに日高川の本・支流全24カ所に表示が完了する。


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