令和10年に遷宮350年を迎える小竹八幡神社
御坊市薗、小竹八幡神社(小竹伸和宮司)が令和10年に遷宮350年を迎える。同神社では、節目となる令和10年までに、老朽化が進んでいる幣殿や拝殿などの大規模な改修・改築を行うため、氏子をはじめ同神社を崇敬する多くの人に奉賛を呼びかけている。期間は令和6年12月から同10年12月とし、概算予算額は8000万円。
同神社は、延宝6年(1678年)、元藩徳川頼宣の別邸、薗御殿の下げ渡しにより、この地に遷宮され、令和10年で350年を迎える。ただ遷宮以来、大規模な改修や改築が行われておらず、近年幣殿や拝殿が老朽化により破損箇所が増え、境内末社も積年の風雨等にさらされ、柱等のゆがみや倒壊の恐れがある。神域護持のため、平成24年に「恵比須神社社殿及び覆い屋の改築」など、必要に応じて小規模な改修は進めてきたが、これまで大規模な改修が行われた記録がないという。今回、4年後の令和10年に遷宮350年の節目を迎えるにあたり、同神社の小竹宮司や総代らが話し合い、幣殿、拝殿の改修・改築を含む大規模な事業を計画した。
小竹宮司は「景気動向もいまだ混迷している昨今ではございますが、何卒事業の趣旨をご賢察いただき、格別なるご奉賛を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます」と呼びかけている。
事業計画は、(1)幣殿及び拝殿の改築を含む同神社社殿改修事業(2)瑞垣・鳥居・灯籠等、石造建造物の修繕事業(3)その他境内整備に関連する事業とし、事業期間は今年12月から令和10年12月。概算予算は8000万円とした。
奉賛の申し込みは、参拝時に直接神社に納めるか、振り込みの場合は、「ゆうちょ銀行0九九(ゼロキュウキュウ)店」、口座名「小竹八幡神社(シノハチマンジンジャ)」、当座番号「0326920」。
奉賛金は、企業、事業所及び団体の場合は任意額。個人は一口5000円となっている。複数年月(分割)による奉賛もできる。
問い合わせは、同神社(電話22・0089)。
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