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令和元年秋の褒章受章者決まる 黄綬に佐藤和夫(御坊市)藍綬に猪野佳優(みなべ町)両氏  〈2019年11月3日〉

2019年11月03日 08時30分00秒 | 記事

 令和元年秋の褒章受章者が決まった。日高地方から黄綬褒章に業務精励で御坊市湯川町小松原526の2、(株)岡本設計副社長の佐藤和夫氏(71)。藍綬褒章に自動車運転者教育功績でみなべ町芝638の4、県指定自動車教習所協会長の猪野佳優氏(65)の2人が選ばれた。県下から黄綬2人、藍綬6人が受章。伝達、拝謁は12月中旬、東京で行われる。

黄綬褒章 佐藤和夫氏
卓越した技術で職務完遂

 大学在学中の72年から(株)渡辺建築工学研究所に就職し建築構造設計技術者として実践技術を磨いた。77年に地元県内の(株)岡本設計に入社し79年に取締役就任、12年から取締役副社長。以来、中枢となり卓越した技術力と指導力、創意工夫で難易度の高い仕事を完遂、社を県内トップの建築設計事務所に導いた。
 入社当時、市町村に建築技術職員がおらず、長きにわたり公共建築物建設の市町村のコンサル的役割を担った。社は印南町庁舎等多くを手掛け、日高川ドームは当時県内になかった膜構造の屋根を採用。高い評価を受ける。13年の法律改正で大規模建築物の耐震診断が義務付けられるといち早く反応。ホテルや旅館に診断改修の必要性と、それが観光産業活性化の方策だと訴え働きかけた。翌年度に社は7施設の耐震診断を受注。ホテル浦島は3棟それぞれで診断し使い勝手のいい改修手法を提案、湯快リゾートホテル千畳等では施設状況に合った工法を提案、社の管理で工事が進む。公共建築物のそれも得意分野で県庁北別館・本館、印南小等数多く携わった。38年竣工の近代建築物県庁本館はできるだけ手を加えることなく耐震改修を実現。北館も困難を極めたが幾多の問題をクリアし成し遂げた。06年から県建築士事務所協会副会長として地方業界発展に尽くす。
 佐藤氏の話 感謝の気持ちでいっぱいです。今後とも「和をもって事に当たる」を信条に総力結集で社会的責任を果たす所存です。

自動車運転教習分野で尽力
藍綬褒章 猪野佳優氏

 みなべ自動車学校は、改名前の紀南自動車学校として昭和37年3月に指定され、猪野さんは52年6月に実父の経営する同社に入社し、58年8月に代表取締役社長に就任した。
 地域交通安全教育センターの役割から、同校での(財)日本交通安全教室普及協会や自動車関連会社などからの講師派遣で、交通安全について指導者的立場にある町職員や小中高佼の教諭、地域住民の参加・体験・実践型交通安全教育を進め、児童生徒に対する自転車など交通安全教室も開催してきた。平成5年から県指定自動車教習所協会副会長に就き、25年から会長に就任。近年、事故例が多い高齢者への講習開催に力を注ぎ、全国的に受講待ちの教習所もある中、県下では積極的に受け入れられるよう推進してきた。
 多年にわたり自動車運転教習のために尽力し、教習の水準向上や健全発展の功績が認められ、個人で近畿管区警察局長と近畿指定自動車学校連合会長連名表彰、全国指定自動車教習所協会連合会長表彰、警察庁長官・全日本指定自動車教習所協会連合会長連名の教習功労者表彰などを受け、同校関係も近畿管区警察局長と近畿指定自動車学校連合会長連名表彰、県警察本部長と県指定自動車教習所協会長連名表彰、全日本指定自動車教習所協会長表彰など受賞歴が多数ある。
 猪野氏の話 皆さんの取り組み、支援、協力があったおかげで、続けてこられただけ。代表して受章できたという思いです。


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