今年も住みよさランキング上位に入った御坊市
東洋経済新報社が毎年発表している「全国都市データパック」2021年版で、総合評価となる「住みよさ」ランキングで御坊市は全国815市区で92位、近畿ブロック111市では12位。過去最高を記録した一昨年の全国30位、近畿2位から順位を落としているものの上位はキープ。特に利便度は昨年に続いて過去最高の全国14位に入ったほか、1万人当たりの病床数や医師数、昼夜間人口比率なども上位。市は「これらの強みを生かすとともに、さらにランクアップに努めたい」としている。
住みよさランキングは安心度(人口当たりの病床数や刑法犯認知件数、介護施設等定員など)や利便度(人口当たりの大規模小売店店舗面積や小売販売額、飲食店数など)快適度(転出入人口比率や水道料金など)富裕度(財政力指数や1人当たり所得など)の20指標について偏差値を算出し、その平均値を総合評価として順位付けしたもの。
2021年版で御坊市は利便度が昨年に続いて過去最高の全国14位をキープしたほか、安心度は146位(昨年126位)裕福度は518位(昨年536位)快適度は666位(昨年619位)で総合評価は92位だった。過去最高の一昨年30位から昨年65位、今年92位と順位を落としたが、2桁台はキープ。近畿ブロックは12位で、こちらも一昨年2位、昨年5位から順位を落としているが、上位は維持。県内9市では全国198位の新宮市を上回り断トツの1位。
特に利便度は全国14位と高い水準にあるほか、安心度の中でも1万人当たりの医師数は全国30位、病床数は全国39位と高く、全国的に見て「住みよいまち」として位置づけられる。また、昼夜間人口比率は115%で昨年に続いて全国17位に入っており、市は「商工業や医療、教育の機能が集積した本市が日高地方の雇用の中心になっている」と分析し「これらの強みを生かした地方創生、人口減少問題に取り組みたい」としている。
三浦源吾市長は「毎年、このランキング発表を楽しみにしている。今年は全国、近畿ブロックとも順位が少し下がったが、全国815市の中で2桁台の順位となっており、全国的に見ても『住みよいまち』と自慢できるのではないかと思っています。今後ともさらなるランクアップをめざして市政推進に取り組んでいきたい」と話した。
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