ふかふかモコモコのかわいい「スターチュス」
国内や中国等で大人気の172種類ある「おやさい妖精さん」の制作者で御坊市名田町野島出身のイラストレーター、ぽん吉さん=本名・井ノ上博之さん、宇都宮市在住=が、市制施行70周年を記念して新しい御坊市オリジナルキャラクター「スターチュス」を制作した。全国有数の生産量を誇るスターチスと、かわいいハムスターをあわせた「おはなの妖精さん」。市公認PRキャラクター「みーやちゃん」のお友達として御坊のPR、魅力発信に活用していく。
ぽん吉さんは、ゲーム雑誌や書籍での漫画やイラスト制作をはじめ、トレーディングカードゲームやソーシャルゲームのキャラクターイラストデザイン、海外からの絵の仕事を経て4年前から「おやさい妖精さん」の作品を制作。ハクサイと犬の妖精「ハクサイヌ」が中国で大人気となり、銀行や郵便局等とコラボして多くのグッズを展開している。
妖精の名前は、子どもたちが覚えやすいようにブロッコリーとリスの「ブロッコリス」、レタスとタスマニアデビルの「レタスマニアデビル」など動物と野菜の名前をだじゃれにして上手く付けている。妖精キャラは現在172種類あり、今年8月には学研から「おやさい妖精さん大図鑑」が発行され、これに掲載されている妖精のカプセルトイは、170万個以上が販売されるなど大人気。
この人気にあやかり、市制施行70周年記念事業でオリジナルキャラクター制作を依頼したところ快諾が得られ、耳、ひげ、眉、尻尾がスターチスのかわいい「スターチュス」が誕生。いつもフワフワ浮き、ふかふかモコモコ、もっちりしたかわいらしい「おはなの妖精さん」。今後、手乗りサイズのぬいぐるみなどグッズ製作を検討し「みーやちゃん」のお友達として御坊のPRに役立てる。
ぽん吉さんは「御坊市の特産品スターチスのかわいいキャラ制作の依頼をいただき、全国の方や子どもたちに親しまれるように、とても緊張しながら楽しくデザインして描かせていただきました。覚えやすいように名前にスターチスとハムスターのスターが組み合わさり、鳴き声も名前に組み込んでいます。スターチュスちゃんがたくさんの人に親しまれ、御坊市のことを知っていただけるきっかけになれば、とても嬉しいです」と話している。
タペストリーや代表作品展示
市役所ロビー、ピアノも常設
「スターチュス」誕生を記念し、15日から来年3月28日まで市役所1階みやこロビーで「スターチュス」のタペストリー(縦2・15メートル、横1・44メートル)2種類の展示、ぽん吉さんの代表作品を紹介する書籍、カプセルトイ、フィギュアなどを展示する。
70周年記念事業「花と笑顔で彩る私たちのまち」で6月3日から8月30日までロビーにレンタル設置して好評だった電子ピアノを約26万円で購入し、15日から常設する。演奏可能時間内(市HPで確認)で自由に演奏できる。
市企画課秘書室は「70周年のテーマ『みんなが笑顔に』なれるように『スターチュス』を『みーやちゃん』ともどもかわいがって下さい。『癒やしになった』とのお声もいただいたピアノも演奏していただき、笑顔の花を咲かせて下さい」と話している。
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