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台風5号で鳴滝(日高川町)観光吊り橋が傾く 〈2017年8月9日〉

2017年08月09日 08時30分00秒 | 記事

下流側のワイヤーが垂れ下がり大きく傾く観光吊り橋
(7日午後4時)

吊り橋がねじられるように傾いた状態に
(第1キャンプ場側から)


 7日午後3時30分ごろ県北部に上陸した台風5号は、管内各地で200ミリ以上の豪雨をもたらし、道路の冠水や土砂崩れなどが多発。台風が上陸した時刻前後には、日高、由良、日高川町で避難勧告も出された。日高川町では、台風の突風のためか、鳴滝キャンプ場前の日高川に架かる観光吊り橋「鳴滝橋」のアンカーが切断され、大きく傾くなど無惨な姿となり、落下の危険性も出ている。

 午前5時から午後5時までの12時間で250ミリ近い雨量を観測した日高川町では、基幹県道御坊美山線の数カ所で山側から土砂が流れ込んだり、数カ所で道路が冠水。坂本橋付近では通行をあきらめて引き返すドライバーの姿もみられた。
 高津尾地内では、鳴滝第1キャンプ場から日高川対岸を結ぶ観光吊り橋「鳴滝橋」が大きく傾いた。同キャンプ場管理人の男性の話によると、午後0時30分ごろ周囲にガタガタと大きな音が鳴り響き、「最初はクレーン車のような重機が倒れたのか、裏山が崩れ出すのかと思って驚いて外に出てみると吊り橋が大きく傾いていた」という。
 同吊り橋は、町が町づくり総合支援事業で建設し、平成20年春から供用開始した長さ約80メートル、幅員2メートルの全国でも珍しい片側タワーの吊り橋。ワイヤー2本を対岸の山に渡し、合計4基のアンカーで山肌に固定して橋を吊る仕組みだが、下流側のワイヤーを固定しているアンカー2基が切断され、片側が宙ぶらりんの状態に。台風による突風が原因と思われ、現在は上流側のワイヤーだけで橋を支えており、残っているアンカーにも大きな負荷がかかっているうえ、タワーにもひびが入っており、落下する恐れもある危険な状態が続いている。
 この観光吊り橋は、バンガローが建ち並ぶ第1キャンプ場と隣接する温泉館側から、対岸にある第2キャンプ場方面を結び、主に観光客が利用している。夏休みということもあり、吊り橋に近い第1キャンプ場には、この日も1組の利用客が居たが、けが人など被害にあった人はいないとみられる。
 御坊市 湯川町丸山や西富安、吉田などで道路、田畑が冠水。島の69歳男性がごみ箱を拾おうとして階段で風にあおられて転倒し、胸部打撲の軽症。9世帯12人が市福祉センターに自主避難した。
 美浜町 8日夕方、西川が増水したが、目立った浸水被害はなかった。三尾280世帯、和田880世帯で一時停電した。町内5カ所に避難所を開設し、一時数人が非難した。
 日高町 原谷で土砂等流入により倉庫が一部損壊したほか、同地区で1件、小中で1件が床下浸水する被害があった。町内各所で避難所開設後、一時7世帯9人が避難した。
 JR紀勢線 8日も下りの特急くろしお2本(御坊駅午前7時22分、同55分発)が白浜駅-和歌山駅間で部分運休した。


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