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御坊寺内町会館オープン約2年で来館5000人達成 〈2018年8月7日〉

2018年08月07日 08時30分00秒 | 記事

片山館長(左)が中嶋さんに記念品贈呈


 御坊商工会議所が情報発信拠点として平成28年10月に中町2丁目商店街に開設した「御坊寺内町会館」=御坊206=が、4日に来館者5000人を達成した。東京オリンピック誘致に貢献した名誉市民第1号の故・和田勇氏の資料などを展示する「和田勇コーナー」を常設し、御坊祭の祭礼道具展示や「御坊の偉人コーナー」など御坊の魅力を情報発信。観光客や地域住民、児童生徒らが訪れており、関係者は「今後も御坊の魅力を積極的に発信し、一層親しまれる会館にしたい」とした。

 5000人目となった中嶋庸郎さん=大阪市=に片山隆館長が宮子姫人形(杉本卓司氏作)御坊のお菓子「くるる」、商品券5000円相当、和田勇氏のマグカップ(紀陽銀行)と限定現金封筒(きのくに信用金庫)御坊市の絵はがきなど記念品をプレゼント。
 中嶋さんは「御坊市を訪れるのは初めてですが、びっくりしました。記念品もいただき、本当にラッキーです。和田勇さんや宮子姫、ゆかりの偉人の業績を知って感動しました。和田勇さんの話は来年の大河ドラマに取り上げてほしいと思いました。これからは友人を誘ってまた御坊を訪れたい」と笑顔で話した。
 オープン1年10カ月での達成に塩路泰弘・御坊商工会議所専務理事、片山館長は「皆さまのお陰です。今後も御坊市の魅力をより一層身近なものと感じていただけるような会館運営を心掛けたい」と話した。
 寺内町会館は市の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づく「わがまち魅力発信事業」の一環で市が商工会議所に委託し、JA紀州旧御坊支所1階を改装してオープン。常設の和田勇コーナーをはじめ、御坊祭の祭礼道具、県無形文化財指定第1号の戯瓢踊(けほんおどり)紀州鉄道など順次展示。宮子姫や有間皇子、湯川氏一族など「御坊の歴史・伝統・文化特集」や「偉人コーナー」「学校教育・地域振興コーナーで」も併設している。
 10月から御坊祭の祭礼道具を展示するほか、150年前の小松原村(御坊市湯川町小松原)の中吉旅館と会津藩士・山川浩との交流がきっかけとなり、友好関係を深めている会津若松市から戊辰戦争に関するパネルを借り受け、来年2月から3月にかけて展示する予定。開館日は毎週火・金・土・日曜日と祝日。開館時間は午前11時から午後4時まで。


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