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御坊日台友好協会が八田與一技師の偉業学ぶ台湾の旅 〈2017年4月8日〉

2017年04月08日 08時30分00秒 | 記事

八田與一氏の銅像前で記念撮影する藤原君(左)、
川越さん(右)、古山代表

現地の中学校で授業も体験


 御坊日台友好協会(古山隆生代表)が第2回台湾スタディーツアーを実施し、管内の中学生2人を連れて台南市を訪れた。日本統治時代の台湾・台南地方に烏山頭ダムを建設し農業水利に貢献した日本人・八田與一技師=1886~1942、石川県出身=の偉業を知ってもらおうと企画。中学生はダムなどを見学したほか、現地の中学生とも交流を深めた。

 戦前の日本人の功績を知ることで日本人としての誇りを持ち、地域に貢献できる人材を育成しようと昨年からスタート。
 2回目のスタディーツアーには故・八田與一氏の感想文に応募し参加が決まった藤原風輔君(湯川中)、川越万里名さん(丹生中)が古山夫妻とともに台湾を訪問した。
 ツアーは去る3月28日から31日まで3泊4日間の日程で実施。現地では八田與一氏が建設した烏山頭ダムを訪れ、目の前に広がる大きなダムや、建設の際に土などを運ぶのに使用された蒸気機関車も展示され、中学生たちは興味津々で見て回った。
 この後、官田区國民中学校も訪れて生徒たちと一緒に英語の授業を受け、給食を食べ、屋外でピザ作りを体験したりと有意義な時間を過ごした。また、命をかけて戦火から村を救った日本兵が祭られている寺院・飛虎將軍なども訪れ、日本人の偉大さにふれた。
 古山代表は「國民学校で出会った女性講師や、美術館で出会った人が初対面にもかかわらず、見ず知らずの私たちに手土産を持たせてくれたりと、今回は台湾人の心にふれる旅となりました」と振り返った。友好協会では次回、台湾の中学生(2人程度)を日本に招待することを計画しているそうだ。


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