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日高川町長選 半年後(5月上旬)に迫るも無風状態 現職・久留米哲史氏、町政初の再選か 〈2020年11月13日〉

2020年11月13日 08時30分00秒 | 記事

 来年5月上旬に行われる日高川町長選挙(5月28日任期満了)は半年後に迫っているが、全くの無風状態。前回無投票で初当選を果たした現職、久留米啓史町長(64)=1期、江川=は現時点で再選出馬については明言しておらず、態度表明は12月議会か年明けになりそう。日高川町誕生後、3人の町長が1期ごとに交代しているが、久留米町長は町政初の再選を目指す公算が大きい。

 去る9月議会の一般質問に答えて久留米町長は「3年と数カ月が経過したが、大きなプロジェクト(町防災センター建設やテニスドーム建設など)は市木前町長が着手されていたか、提唱されていた事業を継承し、完成もしくは推進できていることは大変大きいと感じている」と1期目の手応えを語った。
 その一方で、公約については「何か物をつくるような目に見える目標ではなく、達成度は表現しにくいが、全ての項目で取り組んでいる。結果がすぐに表れにくいが、私自身が感じている達成度は2~3割程度。着実に1つずつ形にしていきたい。公約を100%達成するのは難しいが、近づけるようにしたい」と答えており、目標達成に向けた思いの一端をのぞかせた。次期選挙への動向には触れなかったが、新町誕生後、1期ごとに町長が交代する中で再選を望む声も聞かれる。現時点で新人出馬の噂はなく、前回同様に無風状態が続く。
 日高川町長選は町村合併後、旧中津村長だった笹朝一氏が初代町長となり1期で勇退。平成21年は、新人同士の一騎打ちで元観光協会長の玉置俊久氏が元町議会議長を破り当選した。平成25年は、新人で元町公室長の市木久雄氏が現職を破って初当選。4年前は市木氏が健康上の理由で突然の引退、公室長の久留米氏が無投票で初当選。新町誕生後は3度連続の激しい選挙戦となり、いずれの町長も1期で交代していたが、前回は一転して無投票だった。


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