再選の喜びをかみしめる日裏氏と妻の幸代さん
7日執行の印南町長選で再選を果たした日裏勝己氏(65)=皆瀬川=は、一夜明けた8日、祝福の電話やメールの対応に追われながら「1期4年の町政運営に一定の評価をいただいた。本当にうれしく感無量です」と選挙疲れも吹っ飛んだ様子で笑顔を見せた。2期目に向けては「選挙戦で訴えた『住みたい、住み続けたい』を実感できるまちづくりに取り組み、期待を裏切らないよう全身全霊、命懸けで頑張りたい」と気を引き締めた。12日に初登庁する。
当選から一夜明け、妻の幸代さん(61)とあらためて喜びをかみしめた日裏氏は、ゆっくりする暇もなく、朝から支援者の訪問や祝福の電話が相次ぎ応対に追われた。2回目となった選挙戦を振り返り「『間違ったことはしていない』と思いながらも現職として初めての選挙であり、不安もあったが、町内を回って『2期目も頑張ってよ』との声を多くの人からいただき、とても励みになった。公務もあり自由に動けなかった分、頑張ってくれた後援会をはじめ支援してくれた皆さんに感謝している」とし、前回から得票を減らしたことについては「批判票もあるだろうと覚悟はしていた。欲を言えば切りはなく、3343票もの得票をいただき、4年間を評価していただいたのだと素直にうれしく思っている」と述べた。
2期目の公約として(1)「住みたい、住み続けたい」を実感できるまちづくり(2)「子育て・教育の充実」を実感できるまちづくり(3)「強靱で安心・安全」を実感できるまちづくり(4)「思いやりと安らぎ」を実感できるまちづくり(5)「地域産業が輝き賑わい」を実感できるまちづくり-を掲げて戦った日裏氏は「1期目は『印南町から一人の犠牲者も出さない』との強い思いから防災対策を中心に取り組んだ。2期目は防災対策は引き続き行っていくとともに、子育て支援や農林漁業をはじめとする地場産業の育成・振興、地元企業の支援など公約に掲げた実感できるまちづくりに向けて住民の声を聞きながら職員と一丸となって取り組み、印南町版の地方創生を成し遂げたい」と決意を示した。
「前回もそうだったが、選挙が終わればノーサイド。敵も味方もない。初心を忘れず町民総意の町政に努めたい」と12日からスタートを切る2期目へ意を新たにしていた。
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