Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールディスクの制作

2013-10-07 17:45:09 | Lotus Seven S2
今日も結構暑い一日でしたね。
もう10月なんですが・・・蒸し暑い日が続きます。
台風前だからでしょうか・・・どうやら今の時点では結構近くを台風が通過する様ですね。
畑のマメの棚を補強しておきました。

さて制作ですが、ケーターハムスーパーセブンの時代になるとアルミホイールを付けている車が多いのですがロータスセブンS2ですとノーマルのスチールホイールを付けている物が多いですね。
そんな車はまた純正のホイールキャップを付けていたりして、これはこれでなかなか良い物です。
キットのホイールはメタル製なのですがどうもキャストが良くなくて正円でありませんしディティールも潰れた部分が有るなど余り良い物と思えませんでしたので昨日は迷いながらもホイールリムを削ってみました。
この迷いというのはスチールホイールの場合他からの転用が難しく良い物が意外と無いのです。だから自分で作らざるを得ないのですが自分に本当に作れるのか・・・
今日はいよいよディスクの製作に挑戦致します。

まずは大まかな大きさに削り出します、今回はリムの内径が7.5mmでフランジ部分が8.5mm程でしたからディスクの外径は8.4mmで中央の飛び出た部分は7.3~7.4mm程にして置きます。
数は少し多めに7つ準備しました。

センタードリルで中心に当たりを付けます。
いきなり細いドリルで穴を開けようとしてもドリルが振られて綺麗にあきませんのでセンタードリルで当たりを付けておくのです。
私は0.5mmのセンタードリルで当たりを付けていますがこのセンタードリルが太いと細い穴を開け様としてもやはり振られています。

次はアクスルシャフトが通る様に1.5mmの穴をあけておきます。

次はフライスを使って長穴を掘りたいのです。
スチールホイールの場合リムと接する部分にブレーキ冷却用の穴が開いていましてその部分はセブンの場合長丸な穴なのですがその長丸な穴が円周に沿って開けられている物が多いのです。
なのでフライスで穴を開けますが割り出し円テーブルで回しながらなが穴をあけてゆこうと考えています。
ただその長穴の長さが決まっていませんのでこうして実際にあけて見ている訳です。
割り出し円テーブルは10回転で90度の割り付けになりますが左側の穴は割り出し円テーブルのハンドルを1回転したときの長穴です。右側は2回転です。
そして右側の穴は左側の物より円の外側に長穴を掘っています。外側に掘る事で穴の幅を狭くしている訳です。
どうも位置関係は右側の方が良いようですね。長穴の長さも2回転くらいが良いですね。

こんな形状に削る事が出来ました。
こんな形状に削るにはフライスの刃を所定の深さまで下げておいてからキリを回しながら割り出し円テーブルのハンドルを2回転、フライスの刃を上に上げておいてから割り出し円テーブルのハンドルを8回転して再びエンドミルン刃を同じ深さまで下げて・・・と言う動作を4回繰り返します。
それでディスクがやっと1本分完成致します。

確認の為に昨日削ったリムを付けてみますと、少々きついながらも入りました。
穴の状態も理想的ですね。

この作り方で5本の分の部品を作ってゆきます・・・間違えない様に作るのはなかなか大変なんだな~!

やっと5本分作る事が出来ましたこの間何時間かかったのでしょう・・・。

次の作業は作った星形の部分に丸みが付く様に削っています。
スチールホイールの場合この部分は鉄板をプレスして作りますので大体の場合は丸くなっています。

やはりリムに当てて形状の確認です、Rの具合はどんな感じでしょう・・・カクカクしている時にはアルミホイールみたいに見えていましたが・・・もうすっかりスチールホイールみたいに見えるのはひいき目でしょうか。

丸みの具合も良いようですし切り離します。
この切り離しの時に余り厚くするとオフセットが変わって来ますからなるべく薄くなる様にします。

切り離して少しペーパーをかけてエッジを揃えております。いかがでしょう?結構小さいでしょ?

やはりリムに合わせて具合を確認します・・・ちょっと嵌め込みがきついかな??

出来上がったリムとディスクのそろい踏みです(笑)
今日はたったこれだけ作っただけで時間が無くなってしまいました・・・考えている時間の方が長かった様な・・・!?