Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ウインドフレームの制作です

2013-03-12 21:34:34 | Bluebird 1933
本日、西日本は晴天らしいですね。
山陰も当然ながら朝から雲一つ無い良い天気でした、風は少し寒かったですが午後からは暖かくなりました。
キャンディーさんじゃないけど庭仕事がしたくなりました(笑)

昨日夕方メイクアップアイドロンの新製品でアストンマーチンDB4ザガートルマンボディが入荷致しました。
関東方面のO様のご予約分は上のアクリルカバーはそのままに木製の展示ベースに交換してからの納品になりますので今しばらくお待ちを頂きたいと思います。
この木製ベースはチーク材を使ったベ特性展示ベースになります、事前に知人の木工所で制作して頂いて下塗りまでは行なっていましたが現物が来ないと展示ベースの色が決められないので途中で止めてありました。
今日から展示ベースの色を決めてニス仕上げをしてアクリル製の展示ベースと差し替えてから納品になります。
私の個人的な感想は後ほど新入荷商品のお知らせでご確認ください。

また本日フィーリング43のフェラーリ250GTドロゴの予約分が入荷致しましたが、ご予約分で在庫切れになってしまいました。
2週間後に再度入荷する予定ですのでもう少しだけご予約をお受け致します、こちらの方もよろしくお願い致します。

さてブルーバードのフロントスクリーンはメタル製の物が付いております、これが結構繊細なキャストで唸らせられる物なのですが年式が違うとスクリーンも少し形状が違って来る様ですのでそのまま使う訳にはいきません。
昨日は厚紙でスクリーンの型紙などを作ってみました。
本日はいよいよ真鍮板で作る事になります。
スクリーンと入ってもそう難しい物では有りません、まずは素材から検討を致します。
私の持っている真鍮板は0.2mmと0.5mmですが0.2mmではちょっと薄過ぎて強度が無いですね、0.5mmは強度は十分ですが厚さが有り過ぎてちょっと問題が出て来そうです。
そこで0.5mmの真鍮板をロールにかけて0.35mmまで厚みを圧縮してみました。
こんな場合にもロールは便利が良いですね~!

厚さを調整した真鍮板にケガキをしてみました基本的な大きさはキットの付属していた物にしています。

四隅に0.8mm程の穴を開けてその穴に糸鋸の刃を入れて切り抜きました。
いくつも穴を開けて切り取る方法も有りますが手間もかかりますしその後の修正も時間がかかりますので私は糸鋸派かな・・・(笑)

その後横の部分も2枚重ねした真鍮板に同様に穴を開けて糸鋸で切り抜いてヤスリで整形しました、組み立てるとこんな感じですね。

画像は有りませんがウインドフレームの前側に0.5mmの穴を2ヶ所開けて差し込みピンを作りました。
取り付け強度や位置がずれない様にと言う配慮ですね。

ウインドフレームを取り付けてから何気なくボディカバーの部分を触ると何か頼りない感覚が・・・
どうやらメタルのボディの薄い部分が有って歪んでしまった様ですね。
ここはインナーのフレームを再現した部分ですのでこのフレームが干渉するからボディ側をギリギリまで削っているのです。
1/43で中身の有る物はフレームなどもギリギリに納めないとスカスカのモデルになってしまいます。
なのでギリギリまで頑張るのですがボディはメタルだからある程度の厚みが出てしまいますので当たってしまうんですよね~。
そこで仕方なくこの薄くて強度の無い部分を切って取りました、勿論型紙はマスキングテープで取っていますので真鍮板で置き換えるのはそう難しい事じゃないですね。

どうやら先ほどの画像の左側の三角な部分もメタルが薄くなっている様なのでここもカットしました・・・当然型紙は取っています。
ここまで来るともとに戻るのか心配になって来ますね。

まずは最後に切り取った三角な部分を真鍮に置き換えてみました・・・。
インナーのフレームがギリギリの部分に収まっているのがご理解頂けるでしょう。

次はその下側の真鍮板です・・・。

削って仕上げると・・・なかなか良い感じですが、また真鍮の部分が多くなってしまいました。
軽くなってしまいますね~。