Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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LP400組立てとウルフカウンタック1号車

2018-01-11 19:58:12 | その他
本日の山陰は雪ですね〜
昨日に続いて少しずつですが降っています
中庭は20cmくらいですかね〜夜の間は余り降って無かったみたいですね〜。
下の画像は本日の中庭からアトリエの有る建物を見た所ですが・・・20cm以上の積雪が有りましたね

昨夜は冷え込んだらしく出勤時に一波乱有りました
自宅のガレージはカーポートなのですが昨日雪を積んだまま入れておいたら車の熱で溶けたのか屋根の上に雪がフロントガラスの上にずり落ちてしまいましてそのまま凍結していました。
昨夜の冷え込みでカチカチになっていてなかなか落とす事が出来ずぬるま湯を何回もかけてやっと出発する事が出来ました。
この時点では雪がやんでいましたのでCafeのお客様の為に駐車場の除雪と玄関までの雪を除雪しました
昨夜の飲み疲れ!?(安来アサヒほろにが会の役員会でしたので・・・)と除雪で疲れてしまいました(笑)
除雪も結構面積が有るんですよね〜



さて本来の仕事の方も始めましょう(笑)
昨日途中になっていましたLP400の組立てを始めます
部品取りのLP400Sを分解しましてお客様から送って頂いた修理のLP400の方に付いていなかったブレーキディスクを取り外します・・・

この写真では本当に部品取りのLP400Sが有ったかどうかわからないかもしれませんので・・・
ハイこれです!不幸にも落下して壊れた(ボディ塗装がチップしただけ)LP400Sをヤフオクで買ってあったものが役に立ちますね。
こんな事も有ろうかと思って買っておきました・・・まさか本当に役に立つ時が来るとは・・・(笑)
この部品取りはこのままゴミになる訳では有りませんこれを直す時は自作のディスクを作りますからご安心を・・・

取り外したブレーキディスクをキットから出して来たシャフトに取り付けました
この中心の丸い突起がホイールを固定している部分です
改良型のホイール用はこの直径が2.0mm有ります
改良前の物は1.5mmなので古い物を使い回すわけにはいかないのです

平らなガラスケースの上でスチールブロックを使いましてタイヤを平行に接着します
特別にガラスを用意している訳では無くお店のショーケースの上で接着しています

少し硬化時間が長いエポキシ系の接着剤を付けてシャーシを組立てて展示ベースの上に固定します
スペーサーを入れて高さを決めていますのでもうシャフトが曲がってしまう様な事は有りません・・・この全ての作業を完了するまでエポキシ系の接着剤には固まってもらうとこまりますから硬化まで少し時間の長い物を使っています。
この間に左右のタイヤの位置を確認して調整もしておきましょう
接着剤の硬化までそのまま触らずですね。

LP400に元々付いていたウインドウは中央部分が凹んでしまっていまして温度をかけてやりますとその時は元に戻りますが冷えるとまた凹んでしまいまして使い物になりませんでした
そこでまた例の部品取りからガラスを外してきましてオレンジのボディの上に載せてみました
大きさは全く同じなのですがボディが若干縮んでいる為にウインドウの凹みに収まりませんでした

仕方が無いので
ウインドウの前側のウインドモールに隠れる部分の塗装を0.2mmのタガネで削っています
この状態でここの塗装を削るのは非常にリスクを伴いますが他に方法が無いのです
但し完全に収まる程削りますと今度は塗膜に影響が出てしまいますからね〜ここはバランスを取って削る必要が有ります

一応この状態でウインドを取付けました
しかし完全に収まった訳ではなくウインドのフィルムの厚みとエッチングの厚みの半分は収まっています
しかしよく見ますと0.1mm程エッチングが出っ張っているのですがこれはもう無理ですね
あと0.1mm引っ込めますと後も削らないといけなくなりますので必ずルーフの塗膜が痛みますからね〜
この辺が難しい所ですね
少なくとも見た感じはかなり改善されたと思いますウインドの写り込みもパキッとしていますしね〜

後はリアのウインドウも取付けて完成となります・・・ここはそんなに難しく無いでしょう(笑)

一旦メイクアップの箱に納めてから忘れ物に気が付きました
何とした事でしょう〜!!
ホイールの中央のランボルギーニのマークのデカールをまだ貼っていませんでした・・・
もう一度取り出して貼っておきました
この写真では見え難いのですけどね〜


そして次はこちら・・・
ウルフカウンタックの1号車ですね
何やら台座の交換と指示が有りますね

意味がよくわからなかったのでメールで確認しますとプラスチックの台座が溶けているのだと・・・
外してみますとよくわかりますね〜
タイヤの接地している部分が溶けています
このタイヤが接地している部分がプラスチックが溶けると言う現象ですがアクリル板でもある様ですね、先日ベース板を作って交換した250GTOも溶けていました
でも全部にこの症状が出る訳ではない様です事実下の写真をよくご覧下さい
タイヤ3本だけ溶けています右の前の部分は全く溶けていないのです・・・
溶けるメカニズムはよくわからないのですが・・・

元のケースと同じベース板を取り寄せまして一旦ミニカーを固定致します
タイヤの脇にマスキングテープを貼ってタイヤの中心をマジックでマークします
・・・いつもご覧頂く皆さんなら気が付かれるでしょう
先日の250GTOと同じくベース板とタイヤの間にアルミ板を挟み込もうという作戦ですね
わかっているのは一度ベース板を溶かしてしまったタイヤはまた同じ様になる可能性が高いので対策をしておきましょう
対策をせずお客様に言われた事しか出来ないのでは少し残念でしょう・・・(笑)
このアルミ板は両面テープで止めていますので必要なら外す事が出来ますからね。
そしてアルミ板を入れたのでスペーサーの方も0.2mmのワッシャーを入れておきましょう・・・
そのまま固定ビスを締めますとシャフトに余分な力がかかってしまいますからね〜。

これでウルフカウンタックの修理完了ですね
見た目はほとんど変わりません・・・


明日はカウンタックのウルフ2号車とF40そして246ディノ・・・そしてF50の修理かな!?
それが終わったら後お二人の方からの修理で完了になります・・・何となく嬉しいです。