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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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599GTO内装のディティールアップVer.3

2019-02-06 20:52:39 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰はとてもいい天気でした。
家内は今日は雨降りの予報だから午後からは遊びに(イヤイヤ買い物らしい)行ってきます・・・と言って午後からは私を置き去りにして出かけてしまいました(笑)
まあ気楽でいいのですが・・・

今、通勤に使っている車はスマートなのですが
2人で通勤するには何の問題もなく燃費もいいので重宝しています。
しかし細かな部分で家内は不満があるみたいです。
その一つがリアのガラスハッチなんですね〜
何が不満なのかといいますとこれを開けるためにはナンバープレートの上側にスイッチがあるのでこれを押しますとカラスハッチのロックが解除されるのですがこれを開く為にはガラスの隙間に指を入れて開けなければなりません。
隙間はあまり広くないので開けにくいのです。

ホームセンターで取っ手を買ってきてつければ問題は解決しそうなんですが・・・
このガラスハッチにはどこにも穴がないので取り付けはビス留めではなく接着しか方法がありません、と言うことで接着面積が大きいタイプのものを探さなければなりません。
こんな感じなら良いかな〜。

木製のこの様な物を買ってきましてガラス面に合わせて接着面を削っています
と言うのもリアガラスは微妙なRがありまして形状を合わせておかないと強力に接着できないからですね。

こうやって透かして見ますと・・・Rがついているのがわかりますね。
ここまできて家内からまた一言・・・
木製の取っ手じゃ車に合わないじゃないかと・・・
僕の方は可愛いから木製の方がいいじゃないかと思うのですが・・・
ミニカントリーマンの様な例もありますからね〜

中央部分を多めに削ってやっとガラスのRに合わせて削ることができました。
こんな感じでいいのかな??

塗装して耐久性も上げた方がいいじゃないかと・・・押し切られてしまいまして塗装をすることになりました、下地はウレタンのサフを塗って見ました。

制作と同じでサフを中研ぎします・・・

そしてウレタンのブラックを塗って見ました・・・もう木製には見えませんね(笑)
ウレタン塗料で多くことで水分から隔離されて耐久性はかなり高くなるんじゃないかと思います。



さて本日の制作のご紹介はここの部分からです
先日から問題が吹き出した599GTOの天井ですがプラスチック製なのでプラモデル用のラッカー塗料で塗るのですがどうも下地からブツブツが出てきます
何度ペーパーをかけて塗り直しても同じ事の繰り返しになります・・・
どうやらシンナーにプラスチックが負けてしまって細かな亀裂が入っている様子なのです
仕方がないのでダメ元でウレタンサフを塗って加温せずに硬化させました、硬化剤を入れるタイプなのでこの上にラッカーを塗ったくらいでは溶けてしまうこともないと判断しました。
そして天井のカラーをもう一度塗り直してやっと満足のいくようになりました。

次はコクピットの床に盛ったグレージングパテを研ぎましょう
平面が作りたいので小さな木片にペーパーを貼り付けまして研いでいます
入隅の部分は研ぎにくいので不用意に周りに傷をつけないようにしなければなりませんね。
しかも指が入りにくい部分なので・・・どうも時間がかかります。

グレージングパテを研いだらほとんど無くなってしまいましたがペーパー目の中や一部の気泡の中にはしっかり緑色のグレージングパテが残っていますのでそれなりの価値はあったのではないかと思いますよ。
次はバルクヘッドの部分にマスキングテープを貼ってカットします
この部分はポケットになっていまして少し膨らんだ感じにしたかったので型どりをします

ポケットの部分はアルミ板で作っておきまして別部品にしています
このようにアルミ板を切り取って曲げてポケットらしい形状にするのがポイントですね

ポケットの上側の部分は少し開いた形状に、また下の部分はバルクヘッドにぴったりと接着できるように平面になる様整形するのが難しいですね。
なんとなく柔らかな形状になりますと良いですね。

内装の床側の整形が完了しましたのでサフを塗ってみました
天井で痛い目を見ましたのでこの床のサフはウレタンサフを使っておきました
一枚下地を追加する感じになれば良いですね。

ポケットの部品やドアの内装にも同様にウレタンサフを使っています。
プラが溶けるんじゃないのか?と言うご心配もあるかもしれませんがなんとなく大丈夫みたいですよ。

ウレタンサフの後は中研ぎをしておきましてウレタンのグロスブラックを塗っておきました
このグロスブラックはデカールを貼る下地のために塗ったものです
カーボンデカールを貼る場合には下地がグロスの方がデカールの密着が良い事、またブラックは表面の具合がよくわかりますからね。
本当はガンメタリックがデカールの継ぎ目が見えにくくて良いのですがメタリックは表面が凹凸になりやすいので避けています(笑)

一足先にウレタンのグロスブラックを塗っておいたリアのトランクフードにカーボンデカールを貼り始めました
広い面にきれいに貼るのはなかなか難しいし時間がかかります。
しかも先に貼ったものが完全に乾かないと次が貼れないのです、これが時間がかかる理由ですね。

ダッシュボードも型紙を切ります
型紙はマスキングテープでなじませる様に貼ってカットします
つまりマスキングテープが追従できない面はデカールでも無理なので分割してカットして貼ります。
下の写真のダッシュボードの下の方をご覧ください
カットした型紙をデカールに並べて貼っています
これはデカールのカーボン目を揃えるために並べながら貼ってゆきます
こうするとカーボンの目が揃いやすいのです

リアスポイラーの部分のデカールを貼りました
少し大きめのデカールをカットして貼っておきましてリップの部分まで一体に貼ってしまいます
下の方の端の部分はデカールがよれてしまいましたのでカーボン目に沿ってカットして剥がして補修します
よれたままにしておきますとこの様に平面の部分では大変目立ちますからね。

少し大きめにしておいたデカールをカットしてからソフターをつけまして折り曲げて密着させて落ち着かせます
なかなかいい感じに収まったのではないでしょうか?
取り敢えず上側の面だけですけどね・・・下側は明日貼ります。


明日は続いて「599GTO内装のディティールアップVer.4」を更新しましょう
内装のカーボンデカール貼りは時間がかなりかかりますからね〜
じっと耐えるしかないですよね。

599GTO内装のディティールアップVer.2

2019-02-05 21:02:58 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰はとても天気がよくなりました、気温もまずまずすごく暖かいわけではなかったですが外での作業も苦にならない感じでしたね。
定休日の1日目ですが、本日は隣のギャラリーの展示の入れ替え日でして誰かがいなければなりません、しかも展示用の長テーブルとかを片付けなければなりませんから必然的に私の手間が取られていまします。
まあそれでもなんとか予定通りに入れ替えも完了しまして午後からは仕事を進めることができました。

さて制作のご紹介ですが・・・作っていて疑問に感じた部分なのですが・・・
599GTOにはオーディオが付いているのか?と言う事なんですね。
と言うのも昨日リアの棚の部分のモールドを削っておりましたら両サイドに丸いスピーカーの様な物がわざわざエッチング板で取付けられているのに気が付きました。
今日はダッシュボードのカーボンのモールドをペーパーで削っていましたらダッシュボード中央にもこんな丸いモールドの上にエッチング板のスピーカーらしき物が付いていまして・・・
どうもペーパーが当たってしまったらしくピ〜ンと飛んでしまたので一生懸命探しますがどうやらどこか違った世界に行ってしまったみたいです。
その時に疑問に気が付きました599GTOにはオーディオが付いているのか??
まあそりゃあオーナーさんによってはGTカーとしてロングドライブに使われる方もいらっしゃいますから後付けで取付けられるとは思いますが・・・ダッシュボードのこの位置に大きな穴を開けてまで付けるかどうかですよね。
僕ならこの位置に大きな穴を開ける様な事はしません(貧乏性なんで・・・)
そう思ってお客様の車の画像を探してみますと・・・やっぱり付いてないですね。
ナビやバックモニターは付いていますが・・・この位置にスピーカーは存在していません。
では棚を削っている時に気が付いたリアのスピーカーは?
と思って画像を探しますが・・・こちらの方はロールバーの陰に隠れて見え難いですが・・・やっぱり無いみたいですね。
ホットホイールは599ベルリネッタも発売していますからこの辺りの部品は共通して使っているのでしょう、だからスピーカーが付いている物としてそのままご丁寧にもエッチング板まで付けたんでしょうね。

スピーカーのモールドを削り取っておきました・・・
無くなってしまったエッチング板も捜索の必要が無くなりましたね(笑)

後側の両サイドの物も当然削っておきました。
この変な形の凸部分の上に丸いスピーカーのエッチングが貼付けられています。
削り難い場所なんですよね〜。

ロールバーを作りましたがこのロールバーをコクピット内の壁に通して車体の強度が有る部分に取付けるのですが内装の貫通部分は大きめの穴を開ける事になります(実車の場合ですよ)
そうしますと穴を塞ぐ為のパネルが必要になってきます・・・
実車の場合も1ヶ所につき2分割でパネルを作ってありましてそれが取付けられています。
ロールバーが溶接なのかボルト止めなのかは定かではないですが・・・
そんなメクラのパネルも作って置きました、分割の向きも実車同様ですね・・・変な所にこだわりますね(笑)

次はフロアマットの型取りです
実車にはもうお決まりのフロアマットです、これもまたF12と同様に作って置かなければなりませんね。

実車の写真を見ますとフットレストの部分にもフロアマットがかぶさっていますのでこの様な形状に変更しました。
フットレストの上は邪魔になるので個人的には掛からない方が良いですが・・・
Ferrariの場合フットレストの部品も高価でしょうから傷が付くのを恐れられるのかも・・・(笑)

助手席側も作ってみました。
こちらは意外と一般的な形状です

ダッシュボードにナビが付いている書きましたが・・・
まず取り付け用のステーを細工致します
私も同じですがさすがにこんな高価な車のダッシュボードに穴を開けてナビを取付けるのはどうかと思ったんでしょうね。
お客様が取付けられた訳じゃなくて多分電装屋さんかな!?
多分電装屋さんがビビっちゃったんでしょう(笑)
まあある意味正解の付け方です
カーボンのパネルの上にアルミ板を渡して(上側は差し込み下側は見えない部分でビス止めかな!?)その上にナビが取付けられています。
実車と同様にアルミ板を渡しておきます・・・

ダッシュボードの加工が終了しましたがこれで十分なのかサフを塗ってみました・・・
結果・・・まだまだな部分が多数発見されました(笑)

床の部分のパテも一応研ぎましたが多少気泡も入っていますし出来るだけ綺麗にしたいのでグレージングパテを入れています。
ゴムベラが無いと薄く入れられないですが・・・まあ良いでしょう。
パテは明日にならないと硬化しませんから・・・この続きはまた明日ですね。


明日も定休日ですが仕事を進めます
予定では「599GTO内装のディティールアップVer.3」をお伝えできると思いますよ。

599GTO内装のディティールアップ

2019-02-04 20:37:58 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は朝から雨ですね。
空は厚い雲に覆われています・・・が気温は高く昨夜帰宅時に14度も有りました。
何だか2月のそれも節分の気温じゃないですね〜。
北日本の方は大荒れだとか・・・島根にいる限り信じられないですね〜。
今朝もストーブ無くても過ごせそうな位暖かいです。

午後からは少し回復してきましたがスッキリとはいかなかったですね〜。

外は雨なので畑の仕事もできず
朝から集中的に制作出来ました〜。

599GTOの内装はなかなか困難を極めています(笑)
F12はBBR製なのでそこそこ部品分割も考えられているし表現も十分だから良いのですがホッットホイールの場合は値段も安いのでやたらに一体整形が多くこれは何?
なんて言う部品も有ったり致しますから一つずつ部品を調べ直して表現方法を変更するなどと言う作業が多くなってしまうのです。
この後部の部分もそんな一つだったりします
599GTOの場合この後の部分はカーボン製みたいでしてカーボン目が見えている写真も有るのですが・・・少しピンクっぽい様なキモするのです・・・ひょっとしてシート生地と同じ素材なのか?と疑ってみましたがリアウインドウ越しに見る写真ですとどうもそうじゃないみたい。
結局カーボンだろうと判断しましたがこの部分は別部品にしておいた方が都合が良いかも・・・と言う事でプラ板で作る為に型取りをしました。

こんな感じでプラ板をカットして合わせます。
リアウインドウ越しに結構見える部分なのでちょっと心配なんですよね〜。
もしも間違っていたら両面テープで取付けておいて差し替える事にしましょう・・・我ながら良い考えかも!

ダッシュボードのカーボン柄(立体のスジ入りのヤツ)を削っています
このままではカーボンデカールが貼れませんからね〜こう言う処理の仕方はやはり少しチープな感じがしますね。
今この手のミニカーを買われる方でこの表現を好む方はいらっしゃらないと思うのだけど・・・これでも価格的には子供の玩具では無い価格ですからね。

コクピットの中のパーツですがパテを盛りました
一番大きく盛っているのはシートが付いていた凹みの部分ですがプラ板で塞いだのですがどうも気になりましてね〜
シートを付けたら見えないのですが・・・それでも手抜きをしているみたいで気分が悪かったですから。
そしてその後の棚の部分ですがソフビ製の荷物を固定する為のベルトが付いていた穴ですね。
ここもほんの2mm程位置が違うので塞いでおきましょう、後で見えたら嫌なので・・・今のうちです。

一昨日だったか塗り直していた天井ですが、プラスチックの材質が良くない様でラッカーが乾きますと凹凸が出てきます。
クレオスの塗料で塗っていますから強いシンナーは使っていないのですが・・・材質に問題が有るのでしょうね。
仕方が無いのでウレタンのサフで一度塗って膜を作ってからもう一度ラッカーを塗ってみましたら何とか凹凸が出る現象は止まりました。
さすがに中国製のプラスチックです・・・他の部分はこんな症状にならないのにね〜!?
同じ黒いプラスチックでも素材が違うんですね。
この様な修正はあちらこちらで有りますBBR製のF12でも同様でしたから・・・要らない部分で苦労致しますね。

599GTOのドアの内装なのですが・・・
下側になる部分です、ミニカーを最初に作った時に中国のお嬢さんがランナーから強引にねじ取ったらしく一部に亀裂が有ったり欠けた部分が有りましたのでパテを打っておきます。
切る時によく切れるニッパかカッターで切ってくれればこんな事にはならないのですけどね。
まあペーパー掛けておけとは言いませんけどね(笑)

シートの後の棚の部分を変更します
ここのモールドは削り落とす事にしました
と言うのもF12と比較される事が多いでしょうから少なくとも同じクオリティーが必要とされるでしょうから・・・。
リアウインドウ越しに見えますしね〜だからここは作り直します。

そして次はロールバーですね
599GTOの標準設備なのかどうか知りませんがコクピット後部に4点式のロールバーが取付けられていますのでそれを作ります。
ミニカーには無かったのでお客様が599XX用を取付けられたのかもしれませんが・・・。
3mmのプラ棒を部分的に熱を加えまして曲げて作ります。
まずはメインの部分からですね・・・

取付けてボディを被せてみますとリアウインドウの部分からチラッと見えるみたいです・・・
これなら作ったかいが有りますかね〜。

次はまたコクピットに戻ります
センターコンソールとセンタートンネルのカーペットの間の部分に0.4mmのタガネで溝を掘りましょう
コンソールの周りをぐるっと大体一周する様に掘っています。
0.4mmってスジ彫りにしては太いですよね・・・!!

理由ですか?
実車のこの部分には赤いパイピングの様な見切りが入れられていまして・・・とても良く目立つのです
なので塗装の見切りとしても使いますが塗装後にこの様に極細のコードを挟み込んで接着しようかと思っているのです。
何でもかんでも塗装で表現・・・と言う事では無く一般社会と同じで適材適所で・・・と言うのが模型の制作でも必要な様ですね。

F12インテークのクリアー/599GTOトランクフードと内装の加工

2019-02-03 20:14:14 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は雨の予報が出ていました。
その予報もピタリと的中しまして雨の天気でした、昨日タマネギに与えた肥料も溶け出して効いてくれるんじゃないかと期待します。
山陰は今年暖冬ですが・・・タマネギは普通の年と変わらない位の大きさしかないのです。
この時期に余り大きいと春先に「とうだち」と言って花が咲いてタマネギが腐ってしまうので余り大きくならない方が良いのかもしれません。
この「とおだち」は病気じゃないので防げないのです。
この時期から1ヶ月に1度は肥料をやらなければなりませんからなかなか重労働ですね。
除草剤をかけておけばそんな苦労は無いのですが・・・それは嫌いなので・・・。
今更ですが5000本じゃなくて例年通り3000本にしておけば良かった・・・(滝汗!)

皆さんは小学校くらいの時に学校に通学する途中で「みちくさ」しましたか?
今はこの「みちくさ」自体が死語になっているみたいですね・・・寄り道とかと同じ様な言葉なのですがご存知でしょうか?

私が小学校の頃は畑や田んぼの中の道を通学していましたので春にはレンゲが咲いていまして友達とそのレンゲの中に入って遊びながら帰った物でした・・・まっすぐ家に帰らない事を「みちくさ」と言いますね。
山陰の方言なのか私の周りでしか使わない言葉なのか良くよくわかりませんが・・・。

さて今日の「みちくさ」です!?
デカールデータを作りました
先日直していたF40にはプレートが無いのにミニカーが展示ベースの後側に取付けられていまして少し不細工なんですね。
中央に付けられていたのならそれはそれで目立たないのですが・・・
お客さんの希望でプレートを作って見ようと言う事になりました。
勿論メイクアップさんの文字は使えませんから・・・Ferrariも!?
まあFerrariの文字は入れても弁護士事務所からお手紙が来る様な事は無いかもしれませんが・・・(笑)
最近はFBにシェアしているので画像が世界的に出回る可能性が有りますから注意は必要でしょう。

そして印刷してみました。
まあ黒一色なので何の問題も無くシャープな印刷ですね。

今日の「みちくさ」はここまでですね。
余計な時間を制作以外には使いたくないのです、お待ちのお客様がいらっしゃいますからね。

さて次は本業のスタートです
一昨日でしたかF12のフロントのインテークの内側にカーボンデカールを貼りましてウレタンクリアーを塗りましたね。
それが完全の硬化したので中研ぎを入れました。
カーボンデカールを貼ると言っても複雑な面が多いのでいくつかに分割して貼っていますから重なった部分も有ります。
なのでクリアーを塗ってから中研ぎを入れないと決して美しい塗装面にはなりません。

インテークの中でデカールの貼り初めの部分にもクリアーが乗る様にマスキングをして塗装をするのがポイントですね。
1度目のクリアーも同様に塗っていますので中研ぎの時点でマスキングの段も削って綺麗にしておきます。
全体を塗ればこんな苦労はしなくても良いのですが全体の塗膜が厚くなってしまうので必要な部分だけ塗っています。
また温度の掛からない窓際で当分の間お休み頂きましょう。

続いて・・・
下の写真を見て何の部品だったかわかる方は居ないでしょうね。
私でもわからなかった・・・
写した時にはわかっていたのですが、後で見ますと「何だこれ??」って感じですね。
実はこれドアミラーなんですよ
全体にウレタンクリアーを塗りまして硬化待ちだったのですが次はマスキングして下側をセミグロスブラックに塗らなければなりませんでした。
この場合のマスキングですが中央の黄色い部分にもう一度細く切ったマスキングテープを貼ります。
そしてその上側に幅広のマスキングテープで覆います
なぜ2枚貼るのかと言いますと黄色い部分は凹んでいまして1枚のマスキングテープですと凹みの部分に落とし込まなければなりません。
そうしますとマスキングテープが剥がれやすくもなりますしよれてしまうので真っすぐにビシッと貼ることが出来ないのです。
なので2枚重ねで貼ります。
この後塗装しましたが巧くいきました。艶具合もなかなか良いですよ。

そしてトランクカバーも2度目のサフを塗って確認した後再び中研ぎをしてからウレタンのブラックを塗ります。
ウレタンブラックを塗った画像も有ったのですが・・・ピンボケで使い物にならず・・・。

今までF12の外装と内装、599GTOの外装を進めてきましたが、次はいよいよ599GTOの内装も何とかしてゆかなければなりません。
と言うのもこの599GTOはホットホイール製なのでBBRのF12と比べますといくら高級なエリートシリーズを使ったとしてもその精密度ではお値段以上の差が有る事も事実です。
ここの再現度をぐっと上げてやらないといけませんよね〜。
まずは内装を分解して問題の有る部分を明らかにしましょう。

ホットホイールの内装のカーボン部分はこの様にギザギザの表面に対してメタリック調の塗装をしてカーボンの表現をしています。
この方法は量産には向きますが再現性から考えますと余り良い方法では無いと考えます
全てのカーボン表現の部分を削り落とします。

床は滑り止めの凹凸の付いたエッチング板で再現してあります
これはBBRも同じ方法ですが塗装がされていましたのでシンナーに浸けて剥がしました
実車は無塗装みたいなのです・・・と言ってもこの上にマットが敷かれるのでそんなに神経質にならなくても良いのかもしれませんが・・・一応実車通りと言う事ですね。

このホットホイールのミニカーにはGTOと言えども普通の599ベルリネッタと同じ普通のシートが取付けられています・・・この事は既に書きましたね。
仕方が無いので3Dプリンターを使ってシートを外注した事も書きました。
その取り付け部分にはこんな感じに穴が開いています・・・これではせっかくのシートが取付けられないのです。
どこかの人と同じ様にグルーとか使えば良いのかもしれませんが・・・日本人の私にはいい加減な事は出来ません(笑)

一応内装の素材と同じプラスチックと言う事でプラ板を使って埋めておきました。


今日はここまでですが、まだまだ解決しなければならない表現方法が多々有ります。
明日も内装を進めるか・・・トランクフードにカーボンを貼るか・・・その辺りを進めましょうか。

天井の仕上げ/トランクのパテ付け/F12シートベルトの取り付け

2019-02-02 22:19:46 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は良い天気でした。
朝は冷え込みましたが昼間は気温も上がって過ごし易かったです。
この天気でしたので先日から畑のタマネギに肥料をやっていますが今朝の時点で残り畝が2列でした。
今日は雑草を抜いてから肥料をしてやっと一月の仕事を完了ですね。
2月の20日頃にはまた同様の作業をしなければなりませんね〜
まあいいでしょう、頑張るしかないですね。

本日の仕事ですが・・・あまり進まなかったですね〜
その一つの理由がこの天井なんですね
599GTOの天井の中央部分はシートの赤い部分の生地と同じ物が張られています
よってシートと同様にカーボンデカールを貼るためにグロスブラックを縫ってみました・・・。

そしてカーボンデカールを貼ってみました
ここまでは全く問題なしでよかったのですが
この後クリアーレッドを塗ったところで問題が出ました
天井を作っているプラスティックがシンナーに反応して割れてしまうのです。
とにかくこのままではどうにもならないのです・・・。
この後どうしようか少し検討を必要としますね〜


次はカーボン製のリアフード・・・つまりトランクカバーですね・・・を整形します。
まだ少々ラインが乱れた部分がありましてその部分にグレージングパテを盛ってみました
細かな目のパテなので少しの凹みにもよくなじみますね。

硬化したら研摩します
このロックのパテはかなり固い方なので削ってもポロポロ崩れることもなく綺麗に整形できますね

せっかくなのでボディに合わせてみました
どこかが干渉するようなので少し削っておきました
このまま塗装をしてデカールを貼って仕上げますと厚みが増して絶対に収まらないはずなのでちょうどよかったですね。

最終的にもう一度サフを塗って面を確認しておきます
この場合やっぱりグレーの方が見やすいですね。

次はF12のシートベルトですが
幅2mmのサテンリボンで良いものが見つからなかったので100均に行って探してみましたらこんなものがありました
元々はテントやズボンなどの補修用みたいなんですが・・裏に粘着がついた布でして面を見る限り布目もありますしシートベルトには最適じゃないかと思います。
ただ裏は色が違うので・・・多少問題もありますね。

2枚カットして裏表に貼ってどちらから見ても布に見えるようにします。

ミニカーに元々ついていたシートベルトと同じ位置に配置します
途中の部分にアンカーの金具を入れて置くのを忘れないようにしなければなりません

シートを取り付けてみました
あれだけ一生懸命作ったシートベルトは厚みの部分しか見えません・・・(笑)


明日はインテーク内部のクリアーの中研ぎやトランクの仕上げ(といってもデカールを貼る前段階までなんですけどね)599GTOの内装の分解等を行いましょう。