goo blog サービス終了のお知らせ 

Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

ホイールボルトの制作

2019-04-19 21:57:17 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は雨の天気でした
気温は昨日と比べて10度も低い予報でした・・・こんなに気温が違いますと風邪をひきそうですね〜。、皆様もお気をつけ下さい。
中庭の芝生もこの雨で随分緑になってきました、先日の写真ではまだ枯れ草色だったのですが・・・今日はこんなに緑です。
今日の新聞に出ていましたがワカメの養殖が今年は大変不漁だそうですね〜
何でも海水温が高過ぎて定着が良くないとか・・・魚の餌になっているだとか書かれていましたが結局は気温が高い=海水温が高いという事なのでしょう。
そう言えば畑のサクランボも花の付きに対して実が少ない様な気がします。
今年はサクランボも少なめかしら・・・
中庭のブルーベリーも莟が少ない様な気がします・・・
やっぱり異常気象なんですかね〜。


今日は朝から雨なのでアトリエで仕事です。
2月上旬から1ヶ月ちょっと家内が入院していたので仕事がかなり遅れ気味でしてメイクアップさんの40周年のミニの見積もりとかまだまだやらなければならない事が沢山有りますのに・・・。
ホットロッドも有りましたね〜
考えるだけで汗が出そうです。

と言う事で今年は静岡ホビーショーの見学をお休み致します。
そして4月終わりから5月初めのGWは定休日の火曜水曜も全て営業致します。
火曜水曜日に当たる4月30日と5月1日は厨房のK子さんはお休みを取って頂く関係上お昼頃には厨房に居ますのでアトリエは不在になりますのでその日にお越しの方はその時間を避けて頂くかCafeの方でお食事でもとって待っていて頂きます様お願いします(笑)
これくらい働いても試算でまだ遅れが3週間以上遅い感じですね。

さて今日も仕事!仕事!
昨日は折角エスパーダのホイールが出来たのでこれを進める所からです。
作ったホイールですがまだすぐにこのまま取り付けとはゆきません。
実車と同じくオフセットの調節をしなければなりません。
そのままですとこんなに出っ張ってしまうのです・・・
ホイールだけでこれですからね〜


本来なら4mmくらい内側に寄せたいのですが足回りの設計の問題も有りますので・・・3.0mmが限界かな〜。
ホイールを取付ける内側の差し込み部分を3.0mmだけ削ります。
この部分とブレーキのディスクが干渉する様な構造なんですね。
この部分を削るには旋盤では難しいですからフライスを使います。
フライスに割り出し円テーブルを付けて旋盤のチャックを付けてホイールを固定します、そして比較的大きめの良く切れる刃を使って回しながら炎上に削ってゆくわけですね。

削ったホイールにタイヤを填めて・・・
ボディの所定の位置に仮組してみますとこんな感じですね
本当はもう1mm程奥に入れたいけどこれが限界ですね・・・これ以上削りますと車体との接着時に強度の問題が出てしまいます。

ホイールの目処がついたので全てのホイールを同じ加工しましてサフの塗裝工程に進みましょう
プラの部品ですが今回はレジンとプラの混合物なのでサフはウレタンを使います。
ホワイトサフを塗ってから軽くペーパーをかけて下地を作りましょう。
そしてお客様のご希望はシルバーのホイールなのでウレタンのシルバーを塗っておきました。

乾燥機で数時間乾燥させれば硬化しますのでタイヤを接着してミウラスタイルのホイールがついたエスパーダが出来ました
後は細かな部品を装着して行けば完成ですね・・・GWにはお客様が引き取りにいらっしゃると思いますのでまた一つお渡し出来る物が増えそうです(笑)


さてここからが本来の仕事ですね。
ロッサです!!
ロッサはホイールの固定用ボルトを作りましょう
使うのはアルミのパイプです
本来は外径が0.6mmを使いたいのですが・・・中心の穴が0.2mmしか無いので穴が加工の途中でわからなくなってしまうのですね。
なのでもうワンサイズ大きな0.8mmを使っています。
ホイールボルトは省略しても良かったのかもしれませんが・・・ホイールの仕上げがクロームメッキなのでどうしても平坦な感じになってしまいますので少し立体感を強調したい意味も有ります。
特に1/43の場合はバランスも大事な要素だと思いますのでね。
と言う事でアルミパイプを同じ寸法に加工したかったので1.0mmプラ板に差し込んで裏と表を削っています。

中央の穴も細かく加工します
穴は0.3mmのキリで丁寧に揉んで穴を開口しています。
キリは細くて折れそうですし・・・キリが折れたら心まで折れそうです(笑)0.3mmのキリは折れやすいし高価なのですね(爆)

穴を開け直して裏表を削って・・・完成したアルミパイプです。
なぜ1.0mmの厚みにしたのか・・・
この部分には裏側にホイールを固定する為のシャフトが来るのです
アルミパイプが長い方が加工はしやすいですが貫通してシャフトと干渉してしまう場合も有りますからね・・・寸法のせめぎ合いですね。

取り外して検品しています
1台分が20個必要なのですがピンセットで飛ばしてしまったりしますので一応25個作っています
この中から状態の良い物を20個選別します・・・。
アルミのバリの多い物や厳しく見て寸法の僅かに違う物とかはねて行きます。

そしてホイールにホイールボルトを取付けました
取り付けはエポキシ系の接着剤でして1本のホイールに付き1度混合して使います。
5分硬化なんですけど時間が経過して粘度が上がりますと糸を引きやすくなりますのでこの場合はもう使いません。
粘度が上がっていた方が使い易い場合も有りますので適材適所なんですけどね(笑)

センターの馬のマークも取付け直しましたら良い感じになりましたね。
この部分で残っているのはエアバルブかな・・・これはもう少し後の作業になります。

明日も続いてロッサを進めましょう

サフェーサーの塗装始めました

2019-04-18 21:40:12 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は大変天気が良くて外は暑かったですね〜
明日は雨らしいのでこのチャンスに草刈りを済ませてしまおうと考えまして・・・タマネギの畝とかその周りの全ての草を刈りました。
やっと草刈りが完了しましたね〜!
家内が調子を崩してからなかなか時間が取れなくて・・・(笑)
次は薪割りですね〜
過去の失敗を繰り返さない為には指の怪我に注意ってことかな〜!!(笑)
何年か前に薪割り機で怪我をして痛い目を見ましたから・・・。

さて本日の仕事ですが
ここからですね〜
細かな部品にサフを塗り始めました
ここで注釈が必要なのですが・・・一応ということなんですよね
と言うのも部分的にあとで剥がさないといけない部分があるのです
内装の一部にクロームメッキの部分がありましてねその部分はメタルを磨いて再現しようかと思っているのです・・・
もちろんまだ決定した訳ではないですけどね
表現は色々なことを考えながら決めなければなりませんから難しいですね。

ボディもサフを塗りました
コチラはサフといえどもボディカラーのレッドの下塗りになりますのでホワイトサフにレッドを混ぜてピンクのサフにしております・・・

サフと言えども一度で完璧にと言うのは難しいので塗っては削り塗っては削りの繰り返しですね

サフが硬化するまでには時間がかかりますから他の仕事をしておかないといけないですね
エスパーダ用のMiuraホイールをキャストしておきましょう。
ホイールは一度複製して加工してからもう一度複製をする方が良いのか、今の時点で4つ複製しておいて4つ加工した方が良いのか迷いますね。
複製を何度も繰り返しますと少しづつ狂いが大きくなってしまいますのでどちらが良いのか迷うところです・・・

形状の狂いが気になるの今回作ったシリコン型で4つ作って4回同じ加工をすることにいたしました・・・
とりあえず2個作ってみました

複製したホイールにエスパーダのタイヤを組み合わせてみますとタイヤの内径がわずかに大きいのです

そこでエスパーダのリムのタイヤが当たる部分をカットして複製したディスクに組み合わせてみます
リムのタイヤの当たる部分を旋盤で削っておきます

旋盤のチャックに正確に留める為には円周上にある出っ張りを3箇所削っておきます
ここがあると3点支持のチャックでは正確につかめないのですよね。

削ったリムの部分にエスパーダのリムをカットしたものを接着しておきました
内側は現在のリムのまま寸法を合わせる為に0.3mmのプラ板を幅2.0mmにカットして巻いて接着しています

少し幅が足らなかったので・・・
幅広のプラ板でやり直しました(笑)

中にはこんなのも・・・
レジンが足らなかったらしくて・・・大きな気泡が入ってしまいました
さすがにこれでは使えません(笑)

これでホイールが完成ですね
あとは塗装です・・・


明日も続いてエスパーダを進めましょうかね。
机の上を早めに片付けたいですからね・・・。

今日も無い時間をかき集めて仕事をしました

2019-04-17 22:27:09 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は天気が良かったですね。
定休日なんですが天気が良いと得した気分になりますね(笑)

さて本日は親戚(!?)の葬儀に行ってきました。
亡くなったのはよく知っていたおじさんだったので・・・しかもいきなり亡くなってしまいましたのでただただ驚くばかります。
「具合が悪かった?」って聞いてもそうじゃなかったらしいです、肺炎らしいのでひょっとしたら誤嚥性の肺炎なのかもしれませんね。
笑い声の絶えないおじさんだったので・・・残念では有りますが御冥福をお祈りいたします。

今日はそんな感じだったので・・・仕事も少し進めます
葬儀だったのにいつ作るの?って
または作り貯めていて少しずつ公開しているの?って思われるかもしれませんが・・・
まあ少しは作り貯めている部分はあります。
しかし今日は朝普通通りに出勤して11時まで仕事をしました
11時に出発して12時に葬祭会館に・・・
出棺が12時20分火葬が13時火葬が終わったのが14時20分くらいかな・・・
そして火葬場から歩いて!アトリエまで15分
14時半過ぎにはアトリエに到着していました。

告別式は17時からだったので16時半まで仕事をしていました。
ですから今日は4時間から4時間半しか仕事が出来ませんでした。
でもそうして時間を作りながらも仕事をしないと前に進めませんからね。

昨日作ったシートスライドのレバーをシートの組み合わせてみました
こんな感じになりますね・・・塗装をしてみないとわかりにくいかな〜!

センターコンソールの部分にはバックモニターが付いています
この画面を作らなければなりませんね
真鍮板を切ってみましたが・・・縁をつけなければなりませんから少し大きいかも。

縁をつけています
真鍮板は0.3mm
縁は0.2X0.5mmの帯金を使っていまして画面の部分よりも少し飛び出しています
洋白の部分は磨きで仕上げてボディの赤とのコントラストを楽しみたいですね

こちらはイラストなんですが・・・シートバックの部分の中央に明るいグレーの部分がありますね
その両肩の部分ですが丸くなっていますね
ですがキットのシートにはこのモールドが省略されていまして何もモールドがありません

キットのパーツはこんな感じです
何もモールドがないのがよくわかりますね
これでは塗り分けもできないので・・・

真鍮板でモールドのゲージを作りました
それをガイドに筋彫りを追加しています
ゲージの固定は瞬間接着剤ですね。

バックモニターですがステンレスのスケールに瞬間接着剤で固定しておきまして中央の画面の部分についた余計なハンダを削ります。
タガネも使いますが薄く残ったハンダはステンレス製のキザゲが便利ですね
私は天賞堂で買いましたがどこ製だったかな??
エコーモデルだったかな??何れにしても鉄道模型関連の工具ですね。

余計なハンダを削ったらこんな感じになりますよ
綺麗になったと思いませんか?かなり小さなものなので作業はしにくいですね〜

そして次は縁の部分にバフがけをします
これでクロームのように輝いて画面の黒とボディの赤の間にクロームメッキの一本の線が見えてきます
なかなか美し様な気がします。

ボディに取り付けてみますと・・・
こんなに小さなバックモニターでは見えにくいかな〜!?(笑)

グリルの完成

2019-04-16 21:33:06 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は晴れてとても天気が良かったです。
お休みがこんなに天気が良いと得をした気分になるから自営業は楽しいですね。
今日は定休日なのですが広島から修理希望のお客様がミニカーを持って来られる予定でした、まあそれは良いのですが今日の新聞を見てびっくりです・・・何と親戚の(正確に言えば親戚では無いのですが・・・それに近い付き合いをしていた)おじいさんが亡くなっていました。
昨日は新聞が休刊日だったので今日の新聞に載った様なんですね。
しかしながら・・・葬儀の連絡が来ないな〜家族葬かもね・・・などと話していた所で・・・そんなタイミングの時に私の携帯に一本の電話が・・・。
今日が通夜、明日が告別式だから・・・と連絡を頂きました。
最初に書きました様に親戚ではないのですがフル参加する事になりました。
本当なら中庭の芝刈りの仕上げをしようかな〜などと言っていたのですが明日はほぼ一日使えないので急遽今日中庭の芝刈りの仕上げをする事にしました。
忙しくて夕方までに終わるかな??などと言う暇もなく・・・何とか完了しました。
広島からいらっしゃった方も無事に到着されて修理も滞りなく完了してお持ち帰りになりました。

さてここからは時間との勝負ですね
時間が無くても仕事は進めなければなりません。
じゃないと今日の更新が出来ませんからね(笑)
フェラーリロッサのフロントグリルですが実車画像を良く観察しますと・・・このメッシュは横桟の方が縦桟よりも出っ張っている様ですね。そして一番出っ張っているのはインテークの穴の内側に沿った部分が一番出っ張っています。
先にメッシュの部分を何とかしましょう・・・
横桟は昨日切り目を入れた物を作りましたので今日は縦の桟をハンダ付けします。
こんな感じですね。
横の桟は切り目を入れておりますが縦の桟は奥に引っ込める為に切り目を入れていません・・・。


次はインテークの穴の内側の部分を作りましょう
素材は厚みが0.2mmで幅が1.2mmの洋白の帯金です。
下の写真はまだまだ調整中ですが、インテークの内側の形状に合わせて曲げるのはなかなか難しいですけど根気よくやって行きます。
合わせ目は銀ロウ付けをしますので突き合わせで仕上げましょう・・・その為にも寸法合わせが大変なんですね。

形状は巧く出ましたので銀ロウ付けをしました・・・
久しぶりに出したらロウ付用のガストーチが壊れていましてホームセンターに買いに走りました・・・これでまた時間をロスしていますね。

グリルが完成しました
洋白板の厚みの部分はバフ掛けしてピカピカです。
ロッサの赤とメッキの対比がこの車のポイントの一つですね。

自作のグリルは厚みが有る様に作っていますので・・・当然ながらインテークを掘って奥にグリルを追い込まないとバランスがおかしくなってしまいます。
インテークの中に有った段が無くなるまで削りましたよ。
このレジン硬くて掘るのはなかなか難しいですね〜刃物が傷みます。

グロルを収めてみますとこんな感じです
グリル自体に奥行きが有るのがよくわかりますね。

細かな部品も少しづつ加工をしてゆきます
このキットですがかなり細かな部分までよく考えて再現されていますがバルケッタボディで室内までよく見えます
ドアの内装も別パーツにするなど良い感じなのですがドアの開閉用のグリップの部分はなぜか一体化して有って指が入らないのです。
せっかくなので指が入るように別体のハンドルがつくようにしておきます。

次はホイールですホイールは5本のクリップボルトで留まっているのですがボルトは再現してないので平坦なホイールに少し変化をつけてやる為にホイールボルトを植えましょう。
その為に穴を開けておきます。

ブレーキディスクはエッチング板が準備されていますのでこれを使います
しかしそのままでは使いません
ブレーキディスクが全てそうであるように円周状の傷を入れておきます
なに簡単ですよ、リューターに固定して回しながらペーパーを当ててやれば大丈夫ですね。
ちなみにその効果は左右のディスクを見比べていただければいいですね。

コクピットの中のモチーフは資料写真を見ますとシートスライドが当たるのか2箇所ほど切り込みがありますのでこれも加工しておきます
固定用のビス穴が2箇所ほどありますのでついでに開けておきました。

0.3mmの洋白線を曲げてこんなものを作っています・・・
さて何でしょう?

次は真鍮の帯金にハンダつけしました
この場合小さく切ってから半田つけをしますと動いてなかなか正確な位置にハンダつけをしにくいので双方とも長いままにしておきましてハンダつけ後にカットするとうまくいきます。
なんども失敗してやり直しますと時間の無駄なので・・・なるべく一度で済ます様に考えるのもプロの技です。

真鍮の帯金を少し削って整形したら完成ですね。

実車のシートの前側にこんなものが付いています・・・
何かわかりますよね
シートスライドのレバーなんですねこのレバーを上に上げるとシートスライドのロックが解除されてシートを動かせるのです。


さて本日はここまでです
明日も忙しいのでどこまでできるか不明ながら少しは進めたいですね。

ボディの加工始めました

2019-04-15 21:08:44 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は大変良い天気でしたね。
ほぼ快晴と言って良かったんじゃないでしょうか!?
昨日がこの天気なら安来市の伯太町で行なわれたチューリップ祭も大変賑わったのではないかと思いますが生憎昨日は雨の天気でしたからね〜。
この所何年かこのチューリップ祭の日は毎回雨だった様な気がするのは私だけでしょうか?
まあ4月はまだ天気が安定しないですからね。

中庭にスズメ用の餌場が作ってあるのですがこの所頻繁にスズメ達が来ます・・・そろそろヒナが生まれたのかもしれませんね。
ヒナが生まれますとスズメの夫婦は大変忙しく餌を運びます。
自分たちが食べるのは後にして取り敢えず運んでいるみたいですね〜。
私もこの時期になりますと近くのパン工場に電話をしてパンのミミを買ってきてスズメにやります。
普通ならモーニングのサンドイッチで出る食パンのミミをやっているのですが食欲が旺盛になりますので当店のだけでは間に合わないんですね(笑)


さて本日のお仕事です。
ロッサのエンジンフードにつくメッキの部品を作らなければなりません
お客様にはこの作りかけのキットともう一つ新品のキットを送って頂いているのですが、新しいキットから必要な部品だけ抜いて作りますと新しいキットが部品が足らなくなって使えなくなってしまいます。
なので足らない部品は自分で作ります。
このメッキの部品ですが資料写真に依りますとエアクリーナーではなく12気筒エンジンの吸気効率を上げる為のインダクションボックスの様なんですね・・・エンジンルームの画像では両サイドに筒型のエアクリーナーが取り付けられています。
素材は1.0mmの洋白板です。
糸鋸で大体の形に切り出しました。

左右が同じ形状ですので2枚をハンダ付けして重ねて加工します。
機械加工すれば話は別ですが同じ形状にしようと思いますとこの方法しか思いつきません(笑)

形状が決まったら熱したハンダゴテを当てて分解致します
さすがにこんなに厚いと分解するのも時間がかかりますね、特に温調のついたハンダゴテは熱量が少ないのでなかなか分解しません。

余計なハンダを全て削りまして・・・ほんの僅か曲げて下側のエッチングメッシュに合わせてから所定の場所に収めてみましょう・・・

同じ様な画像ですけど・・・
洋白の部品にバフがけをしてピカピカに仕上げてみました。
まだボディカラーがグレーなので冴えないですかね!?(笑)
僕の頭の中では大体完成した時のイメージが出来ているんですけどね〜

次はボディですね
他にも気になる部分がいくつか有りますが・・・
取り敢えずボディです。
このロッサのボディですがキャラクターライン(もちろんプレスラインです)が複雑に交差していますが今一歩角のシャープさが足らない感じがするのです・・・出来るだけシャープにしておかないと赤は下塗りが必要なのでシャープさが不足して来るのです。
そこでいつもの様にラインに沿ってマスキングテープを貼っておきます。

グレージングパテを盛っておきます
硬化するまでにマスキングテープを剥がしてしまいましょう。

そしてパテを研ぎます・・・研ぐのはパテを盛った側の面だけですよ・・・。
どう言う意味かわかりますかね??

今研いだ側に今度はマスキングテープを貼りまして・・・今度はタミヤのポリパテを盛ります・・・そして硬化するまでに剥がしましょう。

グレージングパテはグリーン、タミヤのポリパテは黄色なのですがボディのプレスラインの上下で色が違いますよね。
その色が違う部分を目安にして角が立つ様に研ぎましょう。
色違いのパテを使う事で目印にもなります。

次は・・・フロントのインテークに有りますメッシュですね
キットではここは写真の様に1枚のエッチング板で再現される事になっていますが・・・実車では板を組み合わせて作った奥行きの有る部品なのです。

古くからのブログの読者の方ならもうおわかりと思いますが・・・
この様な場合私は洋白の帯金を組み合わせて実車通りの奥行きの有る部品を作ります。
まずは帯金をカットして実車と同じ枚数ハンダで固定致します。
両端だけをハンダ付けすれば良いのです・・・

その場合はこの様に帯金の端に近い部分をピンセットなどで挟みます
何故かって?ハンダゴテの熱がピンセットの部分までで止まってしまうからですね。
熱が止まればハンダが余分な部分まで流れる事は有りません。
もし懐に余裕が有りましたら放熱クリップというアルミ製のクリップをホームセンターで売っていますからそれをお使いになれば大丈夫でしょう。

次に糸鋸の刃の厚みを測ります
糸鋸は刃の荒さに依って厚みが違うのです
使う洋白板の厚みに丁度良い刃の厚みの物を探す訳ですね・・・今回は0.2mmの様白を使っています。

重ねてハンダ付けをした洋白板をハンドバイスに固定します
私の使っているハンドバイスは持ち手の部分がこの様に分離しますのでバイスの部分だけ使いましてバイスに固定致します。

こんな風に洋白帯金の幅の2/3程を切れ込みを入れて行きます
今加工しているのは横になる板なので実車と同じく縦方向の物は5本必要ですので5本の切れ込みを入れています。

切れ込みが入りましたらここで洋白板を分解致します
これもハンダゴテを当ててやれば簡単ですね
分解したら余分なハンダを落とす為にペーパーで削り落とします。


ここで時間になってしまいました。
明日は格子の組立てからですね・・・お楽しみに〜!