エルフ 頻繁なDPD再生

H18年 NKR81AN エンジン4HL1

また4HL1ネタですいません。
いままで週に1度くらいの再生が毎日やるようになってしまい、鬱陶しいから見てくれとのご依頼です。



4HL1-NAから入ります。
ライブデータは正確になったので、できるだけこいつを活用していきます。





フォルトは無し







インジェクターに大きなズレは無し、ん～こやつの不具合でススが溜まりやすくなってるのかも
と一つの可能性を考えていましたが、振動も少なくおおむね良好。



じつはこの時点ですでに自動再生が始まってます。
100キロ程度で再生か・・・これじゃ毎日点滅しますね。
こちらもステータス上では不具合は見られません。



そのまま放置、温度上昇も文句なし
この状況ではサッパリ特定できません。




つーわけで外しました。
前期型のDPDなので差圧パイプは前方取り付け、やはり詰まってました。
数値上では許容範囲でしたがなぜだろう？



ススは溜まってないから大丈夫だと思うでしょ？



まるで囲った部分、ピンクのようなもの、これアッシュ（灰）といって燃えカスです。
これが洗浄器でたくさん出てきました。
走行距離15万キロですが、10万キロごとの清掃が指定されてますからちょうど良い時期だったのでしょう。



合わせて定番の差圧パイプ焼入れ。
全体的に詰まってました。



パッドグリスをネジ山に塗るという情報ももらいましたのでヌリヌリ



珍しく後方の差圧パイプも外れました（普通は焼きついて滅多に回らない）のでここにもヌリヌリ



シャッターバルブのナットも本来なら12のソケットが入るのですが、高熱の影響で
11が入るほど痩せてしまっておりこの時点で交換。



オイルも強制交換までは至ってませんが、だいぶ増えているので交換。
ちなみに銘柄はどこでもいいですけど、アッシュが増えてしまう為、
ちゃんとDH-2グレードを使用しましょうね。



組み上げたら今度はBZ-TRで強制再生です。







乾燥させる時間はなかったですから蒸気が・・・





すげーｗ
こういう清掃方法ってまぁ間違っているんでしょうねｗ





おー？マイナスには振らないものの、アクセル全開で7～8kpaとなかなかの好成績。



F3-Gでも間違いはありませんでしたので、ひとまず完了、納車させてもらいました。
原因は・・・差圧パイプとアッシュによるフィルター目詰まりということで特定させて頂きます。

この一連の作業、一昨年までは手探りでやってた作業です。
診断機のおかげでほんとマジで楽になりました。

キャタピラー三菱 ミニユンボ

303C CR

以前、アームをへし折ったユンボです。
エンジンが止まらないから何とかしてくれとの事
ひとまず出張で確認に行きましたが、たしかにキーを切ってもエンジン掛かりっぱなし。
昔ながらのソレノイドバルブによる、噴射ポンプシャットダウンな構造ですが
奥まったところや、ソレノイドまで電源が来ていないという事で引き上げてきました。



見える位置にはありますが、脱着に悩むほどのスペースと点検窓とか一切無し
幸い、単体に電気通して作動確認はできたのですがコレ交換するときってエンジン降ろすんだろうか・・・



あとはリレーとかシャットダウンタイマー点検して原因を特定しましたが
汚いわスペース無いわ、タイマー外すのに1時間くらい格闘してました。



原因のタイマー交換して正常に戻りましたが・・・



オートアクセル用のワイヤーが千切れかけてるので追加修理。



交換。
ちなみにタイマー4万
オートアクセルモーター5万、適当に交換できるシロモノじゃありません。
外車並ですね、おお怖い怖いｗ

エルフ エンジンチェックランプ

イスズばっかですんません。

H14年　NKR81 エンジン4HL1
しばらく前から時々チェックランプが点いたり消えたりと、
事前に診断機当ててEGRバルブのフォルトコードを出していました。
で、頻繁に点灯し始めたということで修理です。



古いので無印の4HL1で見ます。
ちなみにDPD付き車で無印4HL1カテゴリで見るとライブデータの数値はめちゃくちゃです。





EGRもしくはターボがぶっこわれたかもしれないよと、微妙に親切になってます。



正しい数値になりました。
今までメチャクチャでしたからね、これだけでも大きな変化だと思っています。



冷感時、温感時、アクセル吹かそうがこの数値、微動だにしません。



EGRのアクティブテストですが・・・



エラーはべつに構わないのですが、空白の部分って本来リフト量とかセンサー電圧なんかが
表示されてるはずで、仮に動いても確認のしようがありませんよね？
エラーになるから表示されないっていう可能性もありますが、これはまったく使えません。



つーわけでばらします。



コルステロールすごいね
ちなみにこの状態でEGRアクティブの動作はしませんでした。
EGR本体はIG/ONでずーっとカタカタ言っており、この時点で故障確定。



新品に交換、15000円ですけどこんなに安かったですか？
前はもっと高かったような気がしたんですが・・・



走行時



アイドリング時、もうグリグリ動くようになって完了です。

エルフ 4JJ1

Ｈ21年　NJR85 エルフ

車検でお預かりしましたのでF3-Gをつなげてみました。



日本語ソフトはｖ8.0と出遅れてますので英語でいきます。







トラックはシンプルなのが一番なんですけどね
トランスミッション回りは色々と取り付けられてて触るのいやです。



3種類のうち、ユーロ4と5は通信不能、2./3で入ります。



先にDPD再生機能があるかどうか確認します。



残念、無しです。
ユーロ4/5の機能のみとなるのでしょうか？



インジェクターアクティブテストはブスッといっただけで機能しません、で、途端にエラー
エンジンが掛かっている状態でできるアクティブテストは大体こんな感じ。
IGオンでのテスト（排気チャンバやインジェクター強制駆動）は作動が確認できました。



故障はなし









うまく撮れなかったのですが、平均の差圧がマイナスに振っていました。





で、パイプ前側を外します。
後期型の差圧パイプ外すのは初めてですが、少なくなったとはいえ、やはり詰まりますね。



完全には詰まっておらず、フレアナット付近でつまり気味、カンカンに熱してエア吹いて修復



復活！



残念ながらエアバッグとHASの項目は「お待ちください・・・」のまま無常に時が過ぎていくだけ・・・





ABSはコードのみですが見れます。





ギヤ段数信号の不具合と出ていますが、一過性の可能性もあるので消去
車検場の往復で再入力は無いので様子を見てもらいましょう。













これはすごいな・・・
故障したとき対処できるかなぁ・・・

いじょ、4JJ1ですた！
強制再生未対応は残念でしたが、順を追って解析してくれてるようなので後々対応してくれることでしょう。

4HL1エンジン 続き その2

先日の4HL1エンジン、DPD再生機能の不具合という結果でしたが
記事をうｐした後、すぐにFCARJAPANさんから連絡があり
この連休中に本社と掛け合い、修正したとの事で再度アップデートの依頼がありました。



バージョンに変更はありません。



4HL1-NAへ





ライブの数値に異常なし



さて、上の項目、再生作業のタブを押します。



下の確認タブを押せば再生準備の項目に入るはず



が、前回と同じで変化は見られず・・・
変化無いので記事をアップする必要は無いのですが、不具合状況の確認と修正依頼もかねておりますので
つまらない記事も混ざることもありますがご容赦を・・・

今回、残念ながら修正は出来てませんでしたが、言えばちゃんとやってくれるでしょ？って
変化が無いのでほんとにやったんか？なんて思われてしまうかもしれませんがね。

打っても響かない例の某会社ってのは文句言ってて疲れるだけです。
言えば対応してくれる、素人にとって海外モノはこういうの大事です。

ということで、またまた修正対応お願いします！