聖徳太子研究の最前線

聖徳太子・法隆寺などに関する学界の最新の説や関連情報、私見を紹介します

今後は更新ペースは落ち、代わって変格漢文の国際研究プロジェクトが始動します

2012年04月08日 | その他

 仕事が重なり、その他にもいろいろあって、更新がとどこおっていました。他には、このブログを始める際の大きな原因の一つであった大山誠一氏・吉田一彦氏の聖徳太子虚構説が崩れてしまった、と思われたことも一因でしょうか。

 お二人の主張のうち、問題提起や重要な指摘については評価しますし、反論があればお応えしますが、お二人は今後は別な方面の研究に力を入れられるものと考えています。

 昨年までは、週に2回に近い割合で更新していましたが、今後はこのふた月くらいのようになるかどうかはともかく、更新は不定期となり、ペースも落ちる見込みです。

 代わって始動するのが、このブログで扱っている聖徳太子研究と関係深い変格漢文に関する国際研究プロジェクトです。これによって、三経義疏や『日本書紀』の聖徳太子関連記述に関する文体分析が進むことになります。

 日本のこの方面の研究者たちに加え、韓国と中国の専門家たちも加わってくれる予定であるため、幅広い視点からの研究がなされ、聖徳太子研究、『日本書紀』研究などが大幅に進むことが期待されます。

 詳細が確定した段階で、メンバーや活動内容についてご報告し、以後は、この研究チームの活動についても書いていきます。関連する論文一覧や用例のデータベースも作成しますので、整理が進めばネット上で公開していく予定です。