僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

警官の血(佐々木譲)

2014年07月20日 | よむ

なにこれクッソ面白い!

面白すぎて図書館とツタヤで読破してしまったじゃないか!

2008年「このミス」大賞になったり

話題性のある本だってことは知ってて

逆にそれがいやで読まなかったのだけど。

戦後の混乱期に警官になり、子も孫も警官になり、

戦後の混乱期の事件が迷宮入りするも

3代に渡って謎解きが引き継がれていく。

という話。

本筋の謎解きももちろん面白いし

何より昭和の事件史が随所にちりばめられているのが

時代を思い出すとともにリアルな肉付けに成功している。

ミステリーx犯罪史×大河

というのがこの本の面白さでしょうか。

逆に視点がぼやけっぱなしという評価もあるようですが。

それを置いても

3代目の時代に出てくる汚職警官加賀谷!

これが最高!

スペリオール連載中のクロコーチと清家管理官のやりとりを思い出す。

そうなってくるとリチャードウーが最高だとか

クロコーチは警官の血をパクッるんじゃ・・・

とかややこしくなってくるのでこの辺で。

いやぁミステリーはたまに読むと面白いなぁ。


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