僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

信州、山の幸江の幸(中信)

2016年03月16日 | ぶらぶらする

昨夜も雪だった中信諏訪地方。

辰野の隠れ家蕎麦屋

さくらで

からつゆ蕎麦を頂く。

くそ田舎にポツネンとある店で

店内は雑多な調度品でいっぱいいっぱい。

からつゆ蕎麦とは

辛み大根の汁と頂くご当地の

いわゆる高遠蕎麦のことのようだ。

蕎麦はもちろん10割!

たのんでからは相当待たされるので

伊那の遅い春を待つ気持ちで

庭を散策しましょう。

からつゆというだけあって大根の汁は超絶辛い。

こういうものだと思っておいしく頂きましょう。

ちなみにここの名物は

蕎麦焼みそ。

いわゆる蕎麦みそかと思いきや

味噌・蕎麦・ネギを混ぜて

しゃもじの上で田楽風に焼いたもの。

これぜっっっったい日本酒とあう!

必ず頂くべき逸品です。

小鉢、漬物、こゆ~い麦茶と

田舎特有のマイペース主義ながら

サービスは大変に旺盛です。

さて続いてひとっ風呂浴びに行きましょう。

やってきました浅間温泉枇杷の湯。

なんだか趣のある玄関です。

どうやら

松本城主、石川氏が通った湯

というのを売りにしている様子。

石川三長お手植えの松

なんてのもある。

ホントかなぁ。

受付でやや高い800円という入湯料を払うと

はなれの外湯「殿様の湯」と

本館の「大浴場」の

二つを楽しめる。

ではさっそく離れの湯から頂きましょう。

なんと貸切!

景色は悪く

四方を藪に囲まれているものの

ほんのわずかな硫黄臭のただよう

やわらかいお湯で

余は大満足じゃ!

ちなみに洗い場の湯も温泉。

火照った体にいそいそと服をきて

再度本館へ戻り大浴場へ。

二つの湯を楽しめるのはうれしいけど

いちいち服を着ないなのが面倒だな・・・。

風呂場へ至る道中はちょっとした郷土資料館。

高天井の休憩所を抜けると大浴場。

さきほどの外湯とうって変わって

こちらは地元民でごったがえす

さながらスーパー銭湯のよう。

洗い場もしっかりしてるし

サウナもあるし

銭湯昨日の求める方は圧倒的にこちらがお勧め。

けどこちらの湯の方が塩素臭さが目立つ。

帰りがけに女将さんに

内湯・外湯の湯質の違いを聞いたみたが

同じ循環湯で

しいていうなれば外湯の方が源泉に近いくらいなのだとか。

外湯の方がいい湯質に感じるんだがなぁ。

さて締めくくりはといいますと

やはり諏訪湖のうなぎは外せませんっ!

浅間温泉を早々に切り上げて

辛抱溜まらずやってきました

上諏訪の名店小林さん。

さっそく鯉の洗いと特々うな重をご注文。

初恋頂きますっ!

あ、間違えた

初鯉頂きます!

酢味噌で!

う~ん

なんというか河豚の皮くってるみたい。

小骨が多いのですね。

けっこううすーく引いてくれて

けどけっこう味がない、、、、

そして気になるお鰻さまは

もちろんうまいでございますよ!

すこし小骨が多いので

もうちょい丁寧に処理してくれたらよいのにな。

中はふんわり

外はカリッと焼いてある。

味付けは濃いめ。

しっかり脂ものってて

ねっとりした口当たりが

「ザ・うなぎ」

たまりませんな!

そして付け合わせの野沢菜が

またあうんだ、これがっ!

諏訪のウナギは

野沢菜で頂くべしっ!

小鉢の山芋千切りは濃いめの塩味。

見栄えも綺麗でなかなかの箸休め。