6. 欲と禁欲の弁証法
個別的感性的欲求は、普遍的合理的理性の意志に制御されて、ときに禁じられ、ときに制限される。その結末としては、一方で、欲を廃棄・止揚して無欲化して終結する場合があり、他方では、欲と禁欲のせめぎあいを持続させ、節制を永続化させる場合がある。
麻薬やたばこは、生にとって元来無用の快楽であり、中毒になりやすく、節制よりは、欲を無化し無欲・反欲で終結するか、快楽に溺れて敗北し、再度挑戦する機会をうかがうことになる。
だが、食欲は、これを無欲化・反欲化して、食べるのが不快で口にするものを嘔吐するとしたら、病的なダイエットでときにそうなるようだが、その生命個体の存続はあやういことになる。食欲については、無欲・反欲にはならないようにし、欲と禁欲のほどほどの相互制限の弁証法を永続させていくべきこととなる。欲に押されがちの者、肥満しがちの者は、この弁証法的葛藤を生涯つづけ、とくに年齢とともに必要なエネルギー量が減るので、その葛藤をより強めていくことになる。病弱で食欲のない者からいうと贅沢でうらやましい葛藤である。
個別的感性的欲求は、普遍的合理的理性の意志に制御されて、ときに禁じられ、ときに制限される。その結末としては、一方で、欲を廃棄・止揚して無欲化して終結する場合があり、他方では、欲と禁欲のせめぎあいを持続させ、節制を永続化させる場合がある。
麻薬やたばこは、生にとって元来無用の快楽であり、中毒になりやすく、節制よりは、欲を無化し無欲・反欲で終結するか、快楽に溺れて敗北し、再度挑戦する機会をうかがうことになる。
だが、食欲は、これを無欲化・反欲化して、食べるのが不快で口にするものを嘔吐するとしたら、病的なダイエットでときにそうなるようだが、その生命個体の存続はあやういことになる。食欲については、無欲・反欲にはならないようにし、欲と禁欲のほどほどの相互制限の弁証法を永続させていくべきこととなる。欲に押されがちの者、肥満しがちの者は、この弁証法的葛藤を生涯つづけ、とくに年齢とともに必要なエネルギー量が減るので、その葛藤をより強めていくことになる。病弱で食欲のない者からいうと贅沢でうらやましい葛藤である。