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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

ブルー展示飛行再開と入間航空祭パーク&ライド(狭山市ふるさと納税返礼)

2019-06-28 20:24:44 | 航空イベント


T-4のエンジン不具合の影響により2019シーズンの展示飛行をキャンセルしてきた
航空自衛隊アクロバットチーム“ブルーインパルス”ですが、6月中旬に
今後の展示飛行計画が発表されました。
https://www.mod.go.jp/asdf/pr_report/blueimpulse/schedule/
航空自衛隊発表にこのリリースによると
「7月以降のイベントから、配分機数に応じた機数により展示飛行を再開いたします」
となっており、以下のスケジュールが同時に発表されています。

7月21日(日) 宮城県 松島町     「日本三景の日」記念行事
7月27日(土) 広島県 尾道市     尾道港開港850年記念
8月 1日(木) 宮城県 石巻市     石巻川開き祭り
8月 4日(日) 北海道 千歳基地 千歳基地航空祭
8月24日(土) 宮城県 東松島市 東松島夏まつり
8月25日(日) 宮城県 松島基地 松島基地航空祭
9月 8日(日) 青森県 三沢基地 三沢基地航空祭
9月16日(月) 石川県 小松基地 令和元年航空祭 in KOMATSU
9月28日(土) 茨城県 那珂市     第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」
10月20日(日) 静岡県 浜松基地 エアフェスタ浜松2019
11月 3日(日) 埼玉県 入間基地 入間航空祭
12月 1日(日) 茨城県 百里基地 令和元年度百里基地航空祭
12月 8日(日) 福岡県 築城基地 築城基地航空祭
12月15日(日) 宮崎県 新田原基地 新田原基地エアフェスタ2019

注釈にもあるとおり、当面は5番機、6番機の2機による編隊連携機動など、
限られた展示内容にはなると思いますが、まずは展示再開への道筋がついたことは
ファンとしてはうれしい限りです。今後、状況に応じて機数も増えていくものと思われます。

ただし、いまだT-4に搭載されるF3エンジンの不具合への対策は続いており、
航空自衛隊のパイロット養成という重責を担う芦屋基地第13飛行教育団と
浜松基地第1航空団にも、訓練機材であるT-4の充足を進めていかなければなりません。
あわせて各基地で訓練支援などに使われている機体も用意していく必要があり、
この問題はまだまだ片付いたわけではありません。
今後の動向にも注視していきたいと思います。

なお、ブルーインパルスの展示飛行再開のアナウンスで夏以降の航空イベントにも
期待を持つファンが多いと思いますが、
航空自衛隊入間基地に隣接する埼玉県狭山市で、ふるさと納税の返礼品として
狭山市役所の高層階からの航空祭見学を数年前から実施し、話題になっていることは
本ブログでも紹介してきました。
今年もこの高層階からの見学を募集したところ、あっという間に定員に達したそうです。
ただ、狭山市では昨年からもうひとつ入間基地の航空祭に関連する
ふるさと納税返礼品を用意しており、今年も7月5日に受付を開始することになりました。
それは入間航空祭のパーク&ライドです。
入間基地は西武池袋線稲荷山公園駅と直結しており、航空自衛隊基地屈指の
交通アクセスを誇る立地ですが、都心にもっとも近い航空基地として、
毎年想像を絶する混雑となることでも知られています。
そこで遠方から家族や友人たちと連れ立って航空祭に訪れるファンを対象に、
基地の近傍に駐車場を用意、そこからバスで会場まで送迎し、おみやげもつくという
返礼品の登場となったわけです。
気になる方は、下記URLからぜひご確認ください。
https://www.city.sayama.saitama.jp/shisei/daigaku_renkei/parkandride01.html
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『さらばオジロワシファントム』の誌上限定販売、申し込みは7月6日まで

2019-06-27 10:34:26 | BLOG×記事
発売中の『さらばオジロワシファントム 第302飛行隊』の誌上限定販売
(F-4EJ改/F-35機種更新を記念した航空ファンオリジナルデザインのTシャツ&パッチ)
の申し込み締め切りは、来週末の7月6日(土)となります。
誌上販売の際には必ず締め切り後にお問い合わせをいただきますが、
受注生産のためそれ以降の注文には応じることができませんので、
興味のある方は忘れずに期日内のご注文をお願いいたします。

Tシャツの背中には改編された日付(2019年3月26日)と百里から三沢への移動について
英文で表記し、オジロワシとともにF-4とF-35Aの平面形のシルエットを
アウトラインであしらっています
(前面には襟元から見える位置にモノトーンでオジロワシマークをプリント)。



またパッチは、F-4とF-35Aの正面形、ファントム、ライトニングともに
2代目であることを示す「Ⅱ」の文字(Ⅱは「トゥ(~から)」とも読めるため、
「ファントムからライトニング」という意味も掛けています)と「302」の部隊名、
オジロワシをあしらったバージョンに加え、
ファントムの飛行時間パッチをベースにしたスプーク(ファントムのマスコット)と
ライトニング(稲妻)をフィーチャーしたバージョン、
2種類を第302飛行隊のスコードロンカラーの緑とオレンジで刺繍したものと、
グレイサブデュードのもの、それぞれ2カラー(計4種)用意しました
(パッチはバックにオスのベルクロが縫い付けられます)。



なお、おかげさまで好評につき『さらばオジロワシファントム 第302飛行隊』の
社内在庫が一時的に切れた状態となっています。お近くの書店で購入できなかった場合には、
弊社姉妹会社のモノショップ(https://www.monoshop.co.jp/user_data/ojirowashi.php)もしくは
まだ在庫のある一部ネットショップなどをご利用ください。

※誌上限定販売とは別に、本にも付録としてDVDとパッチが同梱されています。

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GPSのガーミンがプロウォッチ「MARQコレクション」を発表

2019-06-24 21:08:59 | 告知&ニュース
パイロットたちにも絶大な人気を誇るアメリカのGPS、通信機器メーカーのガーミンは、
これまでにも自社の専門分野を活かしたウェアラブル端末を製造、
航空の世界以外にも自動車、自転車、海洋、アウトドア、フィットネスなどの分野で
さまざまな商品展開をしてきましたが、
創業30周年を迎え、時計に各分野のプロフェッショナルにも対応する計測機器を搭載した
「GPSプロウォッチ」を開発、このたび「MARQ」(マーク)コレクションとして
日本でも発売することになったと、本日6月23日に都内で発表会を行ないました。


MARQコレクション5種。左からEXPEDITION、AVIATOR、DRIVER、CAPTAIN、ATHLETE。

MARQはDRIVER(ドライバー)、AVIATOR(パイロット)、CAPTAIN(マリナー)、
EXPEDITION(探検家)、ATHLETE(アスリート)の5種の専門分野向けのシリーズ展開で、
外観はこれまでのウェアラブル端末のイメージとは違って
高級腕時計をイメージしたデザインになっています
(ベゼルやボディ、ベルトの素材もチタンやシリコン、セラミック、ジャカード織ナイロン、
なめし革など各分野に最適で高級感のあるものを使用)。
またGPSを利用したナビゲーションシステムはもちろん、
ランニングや水泳などのアクティビティに応じたデータ記録のできるマルチスポーツ機能、
スマートフォンとBluetoothに連動した電話やメールの着信を含む情報の取得、
心拍数のモニターや音楽再生、タッチ決済にも対応し、直射日光下でも見やすいディスプレイに
一度の充電で10日ほど維持できる長い稼働時間なども備えています。




パイロット用のAVIATORはクロノグラフのイメージで、さまざまな情報を提供してくれる。

今日の発表会にはガーミン社の社長兼CEO、クリフトン・ペンブル氏らのほかに、
ゲストとしてホンダエアクラフトカンパニーの社長兼CEO、藤野道格氏も参加、
すでに活用しているというAVIATORを見せつつ
「パイロットのツールとしても非常に使いやすく、スタイリッシュでとても気に入っている。
先日アメリカのネバダ州ファロンの海軍基地に行ったら、多くのトップガンパイロットたちが
ガーミンの時計を使っていて驚いた」と話しました
(米軍のパイロットにもガーミンのハンディGPSなどを個人購入している人は多数います)。


これまでのガーミンの製品を振り返るペンブル社長。




トークセッションでのペンブル社長&ホンダエアクラフトカンパニー藤野氏と、お気に入りのAVIATORを熱く語る藤野氏。

なお、ホンダジェットのグラスコックピットに装備された3つのMFDに映し出される計器類とタッチパネル式のそのシステムは、G3000というガーミン製。ホンダジェットの開発中に、まだそれほど大きな会社ではなかったガーミンを藤野氏がたずね、同じような考え方を持つ創業者と意気投合して計器類の開発を依頼したそうです。トークセッションの最後には「日本でも多くの人がMARQを購入して、なかでもパイロットの人たちはAVIATORを活用して航空の世界を身近に楽しみ、その次にはホンダジェットを購入してもらえたら最高ですね」と笑いました。


ホンダジェットのコックピットに装備されているガーミンG3000。

なお、シリーズ中もっとも高価なのはDRIVERですが、その理由は耐久性に優れた素材や設計のほかに、世界の250以上のサーキットのトラック情報を網羅しているからだとか。自身が走る際にパフォーマンスを計測できるのはもちろん、レース観戦などでも便利な機能が満載されているそうです。

http://www.garmin.co.jp/



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ヒコーキ大好きオジさんの掘り出し市、29日まで

2019-06-24 17:35:28 | BLOG×記事






昨日(23日)から、航空ジャーナリスト協会の会員有志による
恒例の「ヒコーキ大好きオジサンの掘り出し市」が開催中です。
今年も航空イラスト原画、スケールモデル完成品、写真など
航空関係のクレクショングッズを随時展示・販売しています。
※多くが一点もののため、売り切れはご容赦ください。

日時:~28日(金)10:00~19:00、29日(土)10:00~15:00
場所:東京交通会館B1シルバーサロンA(事務所)☎03-3212-2931
アクセス:JR「有楽町」駅・京橋口、中央口(銀座側)から徒歩1分
     東京メトロ・有楽町線「有楽町」駅D8出口および
     「銀座一丁目」駅2出口から徒歩1分

写真は今日(24日)午後の会場、展示物の様子です。
今回は航空絵画の作品が多いようでしたが、3枚目写真に写る
ブリキ玩具のF-111とF-14トムキャットはお値打ちかも!!
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成田航空科学博物館「やさしい航空のはなし」(8月号訂正)

2019-06-21 11:20:49 | BLOG×記事
本日は『航空ファン』8月号の発売日ですが、巻末Letters & InformationコーナーP.141で
お知らせした催事のご案内に誤りがありましたので訂正いたします。

成田の航空科学博物館で7月15日に催される「やさしい航空のはなし」ですが、
題目は「パイロットのおはなし」となります。以下をご参照ください。

●やさしい航空のはなし「パイロットのおはなし」(ANA)
日時:7月15日(祝) 13:00~
場所:航空科学博物館1階多目的ホール
費用:入館料のみ(先着120名で受付にて整理券を配布)
内容:航空機の運用において重要な役割を果たすパイロットの講演会です。業務内容のみならずパイロットならではのさまざまな体験談なども聞くことができます。

なお、「客室乗務員のおはなし」については今週末、6月23日(日)の13時から
JALの乗員による講演会が予定されています。
http://www.aeromuseum.or.jp/
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