9月20日は「空の日」。各地で関連の催しが行なわれていますが
今年は1913年に帝国飛行協会が創設されてから100周年ということで
後身の(一財)日本航空協会は秋篠宮同妃両殿下をお迎えして
創立100周年祝賀式典およびレセプションを都内のホテルで開催しました。
席上、とくにこれといったトピックはなかったのですが
会場で映し出された「黎明期の日本の航空」の解説に目がとまりました。
「徳川か?日野か?」と、専門家でも意見の分かれる日本初の飛行について
ご覧のように日野熊蔵大尉の飛行を日本初の動力飛行と解説していたのです。
1910年12月14日、日野大尉がハンス・グラーデ機で日本初の飛行機での飛行に成功。
(上記は画像中の解説)
1910年12月19日、徳川大尉もアンリ・ファルマン機で飛行に成功。
(同解説)
ジャンプか制御された飛行か、あるいは「公式」という文字がつくかつかないか
という部分で今後も「日本初」の議論は続くと思われますが、
こうした公の席で協会の認識が示されたことはお知らせしておきたいと思います。