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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

令和4年度国際観艦式にともなうフリートウィーク、始まる

2022-10-31 16:43:39 | 航空イベント
先日もご案内しましたが、先週末10月29日から海上自衛隊創設70周年を記念する
11月6日の令和4年度国際観艦式に向けてのフリートウィークが始まり、
神奈川県の海上自衛隊横須賀基地と千葉県の木更津新港で
艦艇一般公開が開催されました(日中は満艦飾、夜は電灯艦飾も実施)。



木更津では最新鋭の護衛艦「もがみ」「くまの」とイージス護衛艦「あたご」が、
横須賀では「いずも」「ひゅうが」に加え「あさひ」が公開され、
横須賀ではヘリコプターの地上展示も実施、
29日には第51航空隊のUSH-60Kが、30日には第111航空隊のMCH-101が飛来して
展示されています。







なお、MCH-101は観艦式本番では高官の空輸などに従事する予定で、
観閲官である内閣総理大臣の空輸も担当することになる模様。
下総に展開して以降、都内の防衛省や首相官邸などを含めた空輸任務(とその訓練)も
数回実施したようです(写真は10月25日の防衛省飛来時)。



なお、この後も11月3日と5日に横浜大さん橋で「いずも」と「くまの」、
横浜新港で潜水艦(艦名未発表)と「しらぬい」、
横浜山下埠頭で「あたご」と「くにさき」、船橋東埠頭で「せんだい」が
公開されるほか(大さん橋の「いずも」のみ当日8時より整理券を配布予定)、
12日と13日に東京国際クルーズターミナルで「もがみ」と「くまの」が公開され、
さらに11月3日には外国艦艇の公開も横須賀の吉倉地区(オーストラリア、カナダ、
インド、ニュージーランド、パキスタン、シンガポール、タイ)と
船越地区(ブルネイ、インドネシア、マレーシア)で実施されるとのことです。
一部艦艇は航空機や車両を搭載しての展示も考えられますし、
外国からの参加艦艇のなかにも航空機搭載艦が数隻含まれているそうです。
詳細は
https://www.mod.go.jp/msdf/ifr2022/fleetweek.html
でご確認下さい。
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陸上自衛隊V-22パイロット、国内での機種転換を取材

2022-10-28 20:24:13 | BLOG×記事


発売中の『航空ファン』12月号では、ドイツ空軍ユーロファイターの来日記事に続いて
陸上自衛隊輸送航空隊のV-22の取材記事も紹介しています。
これは国内で初めて機種転換訓練を受けていたパイロットが、
その課程を修了したのにあわせて、木更津駐屯地を訪れて取材したリポート。

V-22(オスプレイ)という特殊な航空機の操縦には、
慣れるまでにも時間がかかったのではないかと思って何人かに質問しましたが、
学生も教官も口をそろえて
「ナセルを動かして機体操作をすることには、最初わずかに違和感がありますが、
意外と早く慣れました」と話していました。
また機体のアシストシステムが非常に優秀で
パイロットの操縦をサポートしてくれることもあり、
滑走路が不要で長距離を速く移動できるV-22への、
今後の機体も隊員から伝わってきました。
ちなみに、米海兵隊では固定翼機からMV-22Bに機種転換するパイロットもいますが、
アメリカで教育を受けてきた教官の佐藤1尉によれば、
「ヘリコプターに近い感覚はありますが、固定翼機からも無理なく転換できるのは、
やはり機体が扱いやすいことにも起因していると思います」と説明してくれました。





このV-22、陸上自衛隊の現場では基本的には「オスプレイ」とは呼んでおらず、
コールサインに由来する「ビーナス(ヴィーナス)」の呼称を使う人も多いとか。
参考までに、輸送航空隊の略称は「輸航隊」なんだそうです。

7月に国内での機種転換課程を修了した「純和製」V-22パイロットのひとり益子2尉も、
今後任務飛行や災害派遣などでV-22のポテンシャルを最大限に発揮できるよう、
V-22での訓練に励んでいるそうです。
ちなみに同期と一緒に作った機種転換課程の修了パッチは、
ご自身も大好きだというあの映画の影響か、
米海軍のNFWS(トップガン)卒業パッチによく似ています
(写真は奮発して特注したという修了パッチのデザインが刺繍された
ヘルメットバッグを持つ益子2尉)。



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立飛HDの一式双高練一般公開、今日から

2022-10-27 16:23:44 | 告知&ニュース


発売中の『航空ファン』12月号情報コーナー(P.140)でご紹介している
立飛ホールディングス保管の一式双発高等練習機の一般公開が今日から始まりました。







今回は同社の前身である新立川航空機(立川飛行機から改称)が製造し
現在は敷地内で保管しているR-53(JA3070)とR-HM(JA3094)も同時公開。
同社によれば、双練の一般公開イベントは今年が最後になる予定とのこと。入場は無料です。
日時:10月27日(木)~10月30日(日)10:00~16:00※受け付けは13:45まで。

公開場所:一式双発高等練習機は南地区5号棟(立川市高松町1丁目100 番地)
R-53はGREEN SPRINGS 2F (立川市緑町3番1) パブリックスクエア
R-HMはGREEN SPRINGS 2F TAKE OFF– SITE内。
入場、見学時はコロナ対策をお忘れなく!



写真は上から、南地区倉庫で公開されている双練。初日午前、すでに多くの見学者が。
その下の3枚は、GREEN SPRINGS 2Fパブリックスクエアで主翼の取り付け作業中のR-53、
その下はGREEN SPRINGS 2F TAKE OFF– SITE内のR-HM。
R-HMは普段もこの場所に展示されていますが、修復作業の説明パネルを増設しています。

下はR-HM展示場で販売されている「立飛麦酒醸造所」のクラフトビール。
公開時に購入すると、ビール1本に1枚、オリジナルステッカーをプレゼント!



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令和4年度国際観艦式を11月6日に挙行

2022-10-25 16:05:41 | BLOG×記事


海上自衛隊は今年4月、前身となる海上警備隊が1952年に発足してから70周年を迎えました。
これを記念して毎年3自衛隊が持ち回りで実施している自衛隊記念日行事の観艦式を
「令和4年度国際観艦式」として11月6日に相模湾で実施することを、
本日10月25日に公式発表しています。

今回の観艦式はコロナ禍や昨今の情勢を鑑み一般には非公開となりますが、
海上自衛隊公式YouTubeチャンネルによる映像配信を予定しています。
また、国際観艦式ということで海外からの18隻が参加するなど艦艇40隻近くと、
航空機30機以上が参加予定で、ブルーインパルスも展示飛行を予定しています。





前述のとおり観艦式の公開はありませんが、今週末10月29日からの期間を
国際観艦式関連行事が実施される「フリートウィーク」と位置付けており、
期間中にはパレード(11/3横須賀)、演奏会(11/4横須賀)、
広報イベント(11/3~5横浜赤レンガパーク)、艦艇一般公開(10/29~30横須賀・木更津、
11/3、11/5船橋、11/3~5横浜、11/12~13東京国際クルーズターミナル)が
実施される予定です(10/29~30の横須賀ではヘリコプターの展示も予定)。

最新情報は海上自衛隊創設70周年特設サイトもご覧ください。
https://www.mod.go.jp/msdf/70th/fleetweek.html#ddarea
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ブルーOB、高橋喜代志氏トークショー詳細

2022-10-19 16:03:02 | 告知&ニュース

©KOKU-FAN
10/2発信の当ブログでお伝えした、航空祭限定グッズを販売するドリーム・キャンバスと
中日本エクシス遠州支店がE1A 新東名高速道路NEOPASA 浜松 (下り)で開催中のイベント
「“航空祭” フェスティバル in NEOPASA 浜松(下り)」ですが、
浜松航空祭前日の22日に同会場内で開催を予定している「1 DAYイベント 前夜祭」での
T-4ブルーインパルスOB高橋喜代志氏のトークショーの詳細が発表されました。

日時:10月22日(土)①14:15~15:15 ②16:15~17:15
場所:浜松サービスエリア下りフードコート内
参加費:無料
詳しくはURL:https://sapa.c-nexco.co.jp/special?id=1662

会場では弊社2023年カレンダーや『ブルーインパルス黒澤英介写真集②』も販売しています。
タイトル写真は第501飛行隊長時代の高橋氏。
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