
地域によってはまだ汗ばむ日もあるなか、実感がわきませんが
11月21日発売の『航空ファン』は
新年号、2025年1月号となります(一部発売の遅れる地域があります)。
特集は「JA2024に見た最新航空宇宙情報」。
前回開催の2018年からコロナ禍を挟んだ6年(フル規格の開催は2016年以来8年ぶり)の間に
大きく様相が変貌した航空宇宙業界の状況を反映した2024国際航空宇宙展。
会場では国内外のメーカーが無人機技術を中心とした展示に力を注ぎ、
宇宙開発に関する展示も多くの来場者の関心を集める一方、
マーケットが比較的落ち着いている旅客機は限定的な紹介にとどまり、
期待された日英伊での共同開発が決まっている次期戦闘機GCAPに関しても、
目立った新情報は出てきませんでした。
特集ではJAの会場リポートに加え各出展者の特徴を紹介、
関連記事としてGCAPなどの次世代戦闘機へと繋がる
ヨーロッパの戦闘機の最新事情にも触れていきます。
表紙と巻頭には徳永カメラマンによるNATO連合国軍司令部主導の初の統合演習
「Ramstein Flag 24」のリポートを掲載。
そのほかカラーではSTOVL空母の話題として
イタリア空母カブールの2024インド太平洋展開を振り返る空撮などのページや
護衛艦「かが」F-35B運用トライアルのページも用意。
さらに全国で展開された日米共同統合演習「Keen Sword 25」や
AFFJ(航空自衛隊創設70周年記念空軍参謀長等招へい行事)、
防衛省・自衛隊70周年記念自衛隊観閲式、
海上自衛隊岩国航空基地 令和6年度自衛隊記念日行事などの演習・行事も網羅。
航空イベントではエアフェスタ浜松と入間航空祭、
ブルーが飛んだ島原城築城400年のイベント、
アメリカのエアショー、リノ/SFフリートウィーク/ペンサコーラも紹介します。
モノクロでもAIR RACE X 2024シーズン最終戦渋谷デジタルラウンド、
普天間フライトラインフェア、海上自衛隊下総航空基地開設記念行事などに加え、
実物大模型の製作が始まった零式水上観測機などについてもお届けします。
が、苦言を。
58ページからの記事中、GCAPをGACPと繰り返し誤表記されていて、専門誌でこのザマか、と情けなく感じました。
ネット上でシロウトが発表している記事ならともかく、印刷媒体で有料の雑誌です。出版するまで、誰も気が付かないのでしょうか。
誤表記の件、ご指摘いただきありがとうございます。筆者、編集者ともに慣用句となりつつある言葉に対しての不注意から見過ごしていたようですが、おっしゃるとおり、専門誌としてはいちばん気をつけねばならないところです。大変失礼いたしました。
今後、引き締めて編集に当たりたいと思います。